tr.04 君の彼女になりたい

何を隠そう、あの日私がスキップした楽曲の一つである。
振られた直後に聞く私が悪いってだけのこと。

君の彼女になりたいのさんそちは完全にアイドルだって思ってる。ドルソンですって紹介されたら全然信じる。

恋愛は片思いの時が一番楽しいんだって、昔友達が言ってたのだけど、それはある意味真理だって思うのね。この曲から感じるのってまさにそういう類の楽しさで。

曲の構成も面白いよね。サビが2段構成みたいな感じで。あんまりない気がする、世の中に。

さんそちの小女性っていうか、ある種の幼さっていうの?表現難しいけど、そういう感じがすごく強い。

この曲の次に夜な夜な眠るが控えてるって考えると、さんそちの曲の幅ってこの時から相当広いなぁって思うんだけど。でもどっちも中村さんそだって感じるのはやっぱすごい。

後ろで鳴ってる音もね、3つくらい別のメロディが聞こえるんだけど、破綻なくちゃんと曲になってて、アンサンブルとして素晴らしい。この手のアプローチをしてる最近のアーティストってあんまり見ない。

他には何も欲しくないのところはすごいフックある。一曲通して聞いてたら最後のサビは一緒に歌えるのって、歌ものとしてすごい魅力だと思うんですよね。

あと、この曲の締め方はすごく好き。幕がパンって降ろされるみたいな、すごくすっきりしてるとこ。

ただ歌詞を読みこむと、どんどん苦しくもなるっていうさ。都合良いあたしじゃダメなの、のとことかね。なんだろうね。タイトルの通り、君の彼女になりたいでしかなくって。彼女になれない未来しか思い描けないもん。

好きが過ぎるとしんどくなるのは、男女とも一緒ですものねw
バランスを取るために、sugar taxiを聞くといいですか?どうでしょうか?

ただやっぱりね、もう夢中全体に広がる叶わなかった想いみたいなものに私はやられがちです。あれやこれやを思い出してもう大変です。

えぇんや。それも人生や。。。


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