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私も帰省がしたい

友人がことごとく帰省をしている。
インスタのストーリーで、彼らの故郷を知る。
海、山、まさに自然とそれらは私に言わせる。

しかし、なんだか置いてけぼりにされている気がする。
こちとら東京にずっといる。
郊外に行く時は旅行か、親の帰省に付いて行くくらいだ。
私の帰る場所が東京にしかない。
別にいいのだけれど、実家暮らしなんて、助かることこの上ないし。

ただ、田舎に帰るという体験が私にはできない。これは人生におけるノスタルジックを一つ逃しているのではないだろうかと思ってしまうのだ。
深夜バスの窓に頭をくっつけ、故郷を思い返す。新幹線が田園風景を抜け、ビル群へと入り、
新生活を肌で感じる。
くるりの東京に感情移入をする。
そんなことができない。

人々が思う「東京」その物語に私はいない。
別にいいのだけれど。
ないものねだりのひとつです。
ただの、永久に変わることのない、ここからは増えない故郷の話です。

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