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ローテーション環境Tier1と5分以上に戦えるフュンフ採用進化機械ウィッチ

おおきに、(サ°ω°ム)です。
今回は7月度ローテーションランクマッチ後期に使用感が良かった《魔導の申し子・フュンフ》、《招来の大天使》、《黄昏の神槍・オーディン》を採用した【進化機械ウィッチ】を紹介します。

記事全編無料で閲覧できますが投げ銭システムで有料設定にしてます。
自分でこういう設定にしてて言うのもなんやけど田舎の無人野菜販売所ってほんまに治安が良い証よな。
みんなちゃんとお金をカンカンに入れていくもん。

なお、7月からシャドバを始めてAA0帯まででの使用感なのでMaster帯以上で戦っている方にとっては鵜呑みにはできない情報かもしれません。
というより、どんな情報でも鵜呑みにはせず自分で精査して判断する癖は付けておいた方が良いですね。
"嘘は嘘と見抜ける人でないとシャドバ記事を見るのは難しい"
って言ってみたかっただけです。


1.構築

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3×(アイアロンの残骸
3×《アクセルヒーロー・マイザー
3×《フラワリングマジシャン・マリー
3×《ギルド会議
3×《レヴィールの保安官補
3×《心持つ機械
2×《ディテクティブガール
3×《魔導の申し子・フュンフ
3×《清澄の蒼・テトラ
3×《叡智の結実
2×《虚無ノ哭風・グリームニル
3×《堕落の決意
1×《ピースキーパー・ヴィンセント
2×《招来の大天使
3×《黄昏の神槍・オーディン

上記15種40枚が今回紹介する構築です。
上記リストでカード名からリンクを飛ぶとカード効果を見れるようにしておいたので活用して下さい。
使用しているのは下記サイトです。


元々は下記の【進化機械ウィッチ】をランクマッチで使用していました。

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しかし、《劇的な撤退》で《光耀の標・ミストリナ&ベイリオン》を使い回してリーサルを狙う【撤退ロイヤル】の流行から安定した勝率を出すのは困難になりました。
新しい構築を考えていたところ、下記の動画を視聴、大きく影響を受けてフュンフ採用型の試作を繰り返していきました。
細部は異なりますが大筋の動きはこれらの動画で視覚的に確認することが出来るので視聴することを勧めます。


今回の構築は通常の進化機械ウィッチとしての盤面形成して地上戦でダメージを出していく動きにオーディンを採用することで更なる突破力、盤面で戦う力を上げ、【撤退ロイヤル】や【マナリアウィッチ】に対して招来の大天使を採用することで受ける性能を上げ、フュンフの採用によって【機械ネメシス】等のコントロールデッキ対面に楽に勝とうという意図の構築になってます。
グリームニルを2枚採用して従来の進化機械ウィッチのリーサルパターンも残した結果、良く言えば幅広い戦略が取れる、悪く言えば引きによってプランがブレるどっちつかずな構築とも言えるでしょう。

対応できるデッキを広く見ようとした結果、《栄光の華・エレノア》不採用により2コストカードが薄くなっており序盤の事故率は上がってしまっています。
その分高コスト帯が厚くなっておりオーディンは単純にパワーカードの部類ですし、招来の遅延性能やヒュンフの奥義、解放奥義を上手く使えれば試合が長引いても結果勝利出来ることも多いので扱いは難しいなりに非常に柔軟なデッキであり、私は好きな構築となりました。


2.採用カードの解説

ここから各採用カードの採用理由、使用感等を書き綴っていきます。
15枚全てに対して書いていくので長くなりますがお付き合い下さい。
基本的にカード効果に関しては概ね理解してもらっている体で書いていきますが、ここでも各カード名からシャドバポータルに飛んでカード効果を見れるようにしておくので活用して下さい。
カード画像もシャドバポータルから引用しています。


3×《アイアロンの残骸

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ウィッチに限らず機械デッキに引っ張りだこな確定枠。
この構築でのサーチ先は《心持つ機械》《清澄の蒼・テトラ》《叡智の結実》の3種。
次のターン開始時にアイアロンのサーチ+通常ドローで手札が2枚増えることになるので手札が溢れないようにしましょう。

相手ターンに破壊されれば機械サーチではなく1枚ドローという効果がありますが、この効果が発動することはまず無いので忘れて結構です。

ファンファーレで手札に加わる《リペアモード》はテトラの無料進化、叡智の融合先、リーダーとフォロワーの回復と役割が多いので大事に使用先を考えたいところですが、手札を圧迫してターン開始時のドローを溢れさせる要因にもなりえるので1コストで空撃ちする選択肢も考えて手札管理をしましょう。
忘れがちかと思いますが機械フォロワーを回復する際は1回復ではなく3回復です。


3×《アクセルヒーロー・マイザー

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先1マイザーは執行猶予、先2駿馬マイザーまで繋がれば実刑、マリー、ディテクティブで盤面を重ねれば6ターン目にゲームを終わらせることも可能になるまさしくパワーカード。
3ターン目までにマイザー駿馬マリーと繋がりマリーが生き残れば先攻でも4ターン目には《ラピッドファイア》でマリーが進化してディテクティブの自動進化5/5の盤面を作れるので序盤のテンポを大きく取ることが出来ます。
序盤の盤面形成において非常に有用なカードであり、相手としては盤面に残しておきたくないものとなるので出来るだけ強い使い方をしたいですね。

マイザーのラピッドファイアを加える効果は自身の場から『アミュレット』が離れた時にトリガーするのでアイアロンがターン開始時に破壊された際にもラピッドファイアが手札に加わることは覚えておきましょう。


3×《フラワリングマジシャン・マリー

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《ギルド会議》《魔導の申し子・フュンフ》《清澄の蒼・テトラ》《虚無ノ哭風・グリームニル》《堕落の決意》の5種が進化回数5回から真価を発揮する【進化機械ウィッチ】においてスペルの発動で自動進化してくれるこの子を語らずして【進化機械ウィッチ】は語れないでしょう。何より可愛い。
この可愛さとは裏腹に進化回数を稼ぐのは勿論のこと、早期に進化出来れば追加のディテクティブ自動進化による強固な盤面形成、進化した状態でスペルを撃てば盤面のフォロワーに2点ダメージを与え、生き残れば毎ターンのように2点ダメージを稼いでくれるため、対戦相手としては無視するわけにはいかないカードとなります。
マリーが2枚並んだ日には盤面は取れるし並んだ姿は可愛いし更に可愛いディテクティブが並んだなら可愛いが渋滞してしまいます。

場に残れば残るほど相手に圧力を掛けてくれるカードなので大事に愛でていきましょう。

後攻4ターン目にマリーに進化権を使ってディテクティブ自動進化する動きを取ることもあるのでスペル発動自動進化に固執しない動きは頭に入れておくと良いでしょう。


3×《ギルド会議

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最序盤では何も効果がない1コストスペルですが進化回数に応じて効果が増えていく為、如何にして進化回数を稼いでギルド会議を強く使うかが大切になっていきます。

基本的には進化回数5回から使用していきたいところですが、本構築においては高コスト帯が厚いこと、進化回数5回に達していないと弱いカードが多いことが序盤の事故に直結している為、次のターン以降の動きが見えないのであれば進化回数3回のドロー効果でデッキを回していくプレイは忘れないようにしましょう。
対面ロイヤル等のビートダウン系に対しては5点回復したいところですが、まともに動けずに事故り負けるよりかは断然良いですよね。

また後述しますが進化回数7回での盤面2/2バフと突進付与によってOTKするルートも存在するので、そのプランが見えている際は進化7回でのバフ効果は強いですが使用するかはよく考えましょう。
しかしまぁ1コスト1ドローリーダー5回復盤面2/2バフ突進付与は意味分からへんくらい強いので積極的に進化回数を稼いで盤面ムキムキにして相手の顔をボコボコにしてやりましょう。
エレノア可愛い。


3×《レヴィールの保安官補

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採用カードの中ではあまり強くない部類のカードになりますが、ファンファーレでの1ドローに加えて《従順な駿馬》を設置することで後続にバトンを繋ぐ縁の下の力持ち的なカードです。
マイザーやヴィンセントと噛み合いが良いのでこのカードをエレノアに替えるという思考にはあまり至れないなと思っています。

ロイヤル対面において、駿馬にテトラやディテクティブを乗せて進化することで体力を6にしてミストリオンのファンファーレ5点で倒されないようにするなんていう小技は覚えておいて良いかもしれません。

男はあまり語ることないですね。


3×《心持つ機械

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2コストフォロワーとして使うか、エンハンス6で無料進化2回稼ぐ実質7/7スタッツフォロワーとして使うか、手札で叡智の融合先として使うか、手札状況や先攻であるかどうかによって意識する使い方が変わってくる本当に難しいカードだと考えています。

最序盤においては出来るだけ盤面のテンポを取りたいので2コストフォロワーとしてプレイして構わないのですが、先攻である場合には進化権が1回少なく進化回数を稼ぎづらいことが多いです。
保安官補も共に持っているのであればそちらを優先プレイして心持つ機械はエンハンス6での使用を意識した方が良いです。

また心持つ機械はラストワードでリペアモード2枚を手札に加えます。
これは叡智の融合コスト確保に大きく貢献しテトラの無料進化にも使えるのですが、心持つ機械を盤面に残した状態で手札が7枚以上になっているとラストワードが発動した際にターン開始時のドローが手札超過によって消滅してしまう為、叡智等で手札枚数の調整が出来るのであればしておきましょう。


2×《ディテクティブガール

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可愛いし大きいし可愛い。
失礼、犬も可愛いですね、見惚れていました。

人によっては不採用の場合もあるこのカードですが本構築では2枚採用しています。
自動進化するには盤面に進化済みフォロワーがいることが条件なので場合によっては事故要因になり得るということなのでしょうが、マリーやテトラと噛み合った時に盤面を押し付けながら進化回数を稼げる点を私は評価しています。

特に後攻4ターン目テトラ進化からディテクティブ自動進化により5/5スタッツ2面を押し付ける動きが非常に強力で、機械ネメシスの大型機械兵進化には比較的簡単に処理されてしまいますが、片方でも生き残ればそのまま高スタッツを押し付けて殴り抜けるビートダウンプランが取れるので積極的に押し付けていきましょう。

自動進化持ちカード全般に言えることですが、自動進化に固執した考えは捨てましょう。3/3スタッツで盤面のテンポを崩さない動きをすることもありますし、2枚重ねて引いた場合は片方を進化させてもう片方を自動進化で運用する等その時々での有効な使い方を模索しましょう。

最後にディテクティブ(Detective)は刑事や探偵という意味の英単語だそうです。
なるほどけしからん探偵さんですね。


3×《魔導の申し子・フュンフ

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このカードを採用するが故に既存の【進化機械ウィッチ】と大きく構築を変えることになっているコンセプトカードです。

本筋は序盤から手札に抱えながら進化回数を稼いで解放奥義条件を達成し、超強力な盤面から対戦相手を圧倒もしくはOTKすることです。
しかしながらマリガンでキープする札にはしづらく対面や引きによっては手札に抱えず切り方を考えなければならない為、解放奥義で使うと決め打ちしていない場合は非常に扱いが難しいカードとなります。


まず始めに通常ファンファーレですが盤面のフォロワー1体に「ラストワード これと同名のフォロワー1体を出す」を付与します。
序盤から盤面を形成出来ておりビートダウンプランを通そうとする場合に使用することがあります。消極的ですが他に使用出来るカードがない時に最低限の盤面を維持する時に切らざるを得ない場合があります。
序盤であればマイザー、テトラに優先してラストワードを付与したいところ。

オーディンにラストワードを付与した場合オーディンが破壊されると離れた時効果で《スレイプニル》が場に出た後にフュンフのラストワードによってオーディンが場に出るのでオーディンがスレイプニルの操縦時効果をトリガーさせることで相手の盤面を1枚消滅させるというビックリドッキリメカも驚きな動きを見せます。


奥義10の効果対象は《招来の大天使》と《黄昏の神槍・オーディン》の2枚に絞っているので招来、オーディンが破壊されていれば確定でこの2枚を場に出すことになります。
奥義で使用する頻度は多くないですが1枚で最大3面用意することが出来ますし、その面を進化回数7回のギルド会議でバフして盤面を取り返せれば強力です。
2種の対象が片方しか破壊されていなくてもビートダウン対面に招来の守護を用意したいから使用する、オーディンの疾走で盤面の圧力を高めたい等、頭の中で選択肢は残しておきましょう。


このカードの真骨頂は解放奥義15のリーダー5回復の盤面+5/+5バフです。
この効果に至るにはなるべく早く手札に抱えて進化を稼ぐ必要がありますがその苦労に見合う破格の効果と言えるでしょう。
また、9ppで《極致の創造主・ベルフォメット》を繰り出してきた機械ネメシスに対して返しのターンにフュンフ解放奥義+ギルド会議でのOTKプランが存在します。

相手が9ppを迎える前のターンにオーディンを出してそのターンに破壊、または相手のベルフォメットから出てくる《再生の殺戮・ティポシネー》によって破壊されてスレイプニルを盤面に潜伏させておきます。
返しのターンにフュンフでスレイプニルを操縦させて将来とオーディンを蘇生させて盤面に+5/+5バフをかけると8/8のスレイプニルとオーディンが作れます。
そこに進化7回のギルド会議を打つことで10/10スタッツでリーダーを攻撃出来るフォロワーを2体用意することができ、招来で《再誕の不鎮・アレークト》の守護を突破することで20点OTKが完成します。
機械ネメシス対面以外でギルド会議が無くとも16点をブチ込むことが出来るので試合が伸びた際は狙っていって良いでしょう。

長く書きすぎて疲れた割に文章で伝わっているかが非常に不安です。
因みに奥義発動時は「スーパーミラクルエクストラハイパーアターック!」、解放奥義発動時は「アルティメットダイナミックウルトラファイナルアターック!」って言ってます。
ゴテンクスみたいなネーミングセンス、素敵やん。


3×《清澄の蒼・テトラ

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彼女の存在が進化機械ウィッチを進化機械ウィッチたらしめるのであり、彼女の存在無くして進化機械ウィッチは進化機械ウィッチなり得ないほどこのデッキのキーカードである。

簡単な無料進化条件が強力で手札に余ったリペアモードを使うだけで無料進化出来ます。この横にマリーが並べば無料進化に加えて自動進化で2回も進化回数を稼ぐことが出来ます。

進化時にPP2を回復するので実質1コスト5/5というスタッツなのも強力です。
後攻4PP時にテトラ進化から3コストディテクティブガールに繋がるので2枚消費だけど2回進化回数を稼げる《ゴブリンクイーン》となり、先攻5PP時にはソニックフォーまで打てるので5/5を2面展開しながら2点を飛ばせる強い動きとなります。

進化5回を達成してからは1枚で無料進化の条件を満たしながら1枚で合計6点のバーンダメージを弾き出すリーサル手段となり得ます。
特にヴィンセントの進化時リーダー付与効果下ではテトラ1枚で同名スペルを3回発動することができ、4コスト合計9ダメージとグリームニルに引けを取らないダメージ量です。
相手の盤面に依存しない分場合によってはグリームニルより確実なダメージソースと言えるでしょう。
積極的に進化回数5回を達成してプレイ出来るよう意識していきましょう。


3×《叡智の結実

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リペアモードのゴミ箱もとい機械潤滑マシン。
機械カードを2枚融合するという条件はあるものの3コスト3/3突進2ドロー1進化と効果盛り盛りスーパースペック。
マリーの横に添えても良し、ディテクティブが見えてるなら進化フォロワーとして置いておくも良し、手札悪いなーって時には融合せず単純なドローとして使う選択も良いでしょう。

このカードの特に強い点は進化可能ターン前に進化フォロワーを置くことが出来るところで、基本的には心持つ機械から加わるリペアモードで融合コストを賄うのですが、2ターン目心持つ機械から3ターン目叡智の結実と繋がれば序盤の盤面を制圧しながらドローを進めてディテクティブの受けが出来ます
4ターン目にディテクティブの自動進化にまで広がれば盤面は強力、早い段階で相手リーダーを強い盤面で攻撃出来ればそれだけで勝利に近づきます。

常に強い動きを積極的に探して戦いましょう。


2×《虚無ノ哭風・グリームニル

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従来の進化機械ウィッチでは3枚採用されているメインリーサルウェポンであり、反対にコントロールに寄せてフォリアを搭載している構築では採用が控えられることが多いカードです。

今回の構築では従来構築のように序盤から盤面を圧倒しグリームニルで勝ち切るプランを捨てたくなかったのと、そうは言うもののオーディンが疾走でダメージソースとなってくれる為、1枚落として2枚の採用としました。

進化5回を達成しないと真価を発揮しないスロースターターですが、条件さえ達成すればリーサル手段としての運用はもちろん、多面展開に対しての除去札としての使い方も強いです。
最近増えてきた【連携ロイヤル】は横にズラッと並びがちですよね。
本構築ではグリームニルを除去に使っても他に打点を出せるカードがあるので打点の心配をして手札で燻らせておくくらいなら手軽に使っていきましょう。


3×《堕落の決意

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こちらも進化5回を達成してから真価を発揮するカードです。
貴重なドローソースとなるので一刻も早く進化5回を達成したいのはこのカードの存在が大きいです。
実質1コストフォロワーorアミュレット破壊2ドローが弱いと感じるカードゲーマーはいないでしょう。
進化3回でも実質1コスト1破壊なのでお手軽な《炎の握撃》として使えるのも良い点ですね。
序盤に手札で被ると弱いのですがこれが2ドローで使えないと後半リソース不足になることが多いので3枚の採用を推奨します。


1×《ピースキーパー・ヴィンセント

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従来構築では2枚採用されていることも多かったこのカードですが本構築では1枚のみにしておりなんなら選択枠です。

進化時のリーダー付与効果は強力ですが打点だけの面で見るなら少々過剰であり、《マジカルシューター》を採用していないので運用面でも安定してプランに組み込めません。
そんな中1枚採用としたのは【ラストワードネクロ】への対抗策と先攻時の進化権不足緩和、打点形成の道筋を増やす為です。

まずラスワネクロへの対抗策としてですが、ヴィンセントの効果で手札に加わる《ジャッジメントワード》の効果でフォロワーの効果を消すことが出来るということでラストワードを消して相手の邪魔をすることが出来ます。
相手の邪魔をすればあとは盤面を取って殴る抜けるだけです。
これはラスワネクロに限定する話ではないですが守護でリーダーを守れていると勘違いしている相手の守護を消して盤面リーサルなんて気持ちいいですよ。

第2に先攻時の進化権不足ですが、先攻時は後攻時より進化権が2回しか使えません。
結実やマリーが有効に使えれば問題ないのですが引けない場面も存在するわけで、そうなると進化権が無いのにディテクティブが手札で腐り進化回数が稼げない、堕落の決意も弱い使い方しか出来ないなんて状況もあります。
そんな場面でヴィンセントの無料進化が出来ると助かる場面が存在するというわけです。
実際、進化権は招来やテトラに切りたいので無料進化出来るのなら積極的に狙いましょう。

第3に打点形成の道筋を増やすということ。
元々テトラ進化からソニックフォー連打、グリームニルの10点バーン、オーディンの疾走打点、フュンフの解放奥義と打点には困りにくいのですが、それぞれ手札との噛み合いや相手の盤面に左右される打点も多いので無理なく増やせるなら増やしたら良いやんと考えました。
同名スペルの3回目の発動した時っていうのも手札との噛み合いが大事ではあるんですけど、構築段階で色々な打点の出し方を選択出来るという状況が大事かなと思います。


2×《招来の大天使

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従来の進化機械ウィッチで見ることはなかったカードですが、勝つことが難しかった【撤退ロイヤル】や【マナリアウィッチ】へのカウンターカードです。
進化時効果が強力で対面によっては必ず1回は進化をさせたくフュンフ奥義の蘇生先として1枚は破壊されておきたいのですが、2枚目以降は5コストと重い上に進化機械ウィッチの動きとしては本筋からズレる為2枚の採用にしています。
ヴィンセントを採用する前はここが3枚でした。

最近では《恒久の天使》がビートダウン対面へのメタカードとして採用されるドラゴンやネメシスの構築が散見されるようになりました。
直接召喚の場合そのターン進化回数を稼ぐことが出来ないことはマイナス評価点ですが、フュンフの蘇生先として1枚入れておけば直接召喚出来るので現在の構築から1枚枠を開けることができ、招来引かない事故が無くなると考えれば招来を恒久に入れ替えるのは良いかもしれませんね。
空いた1枠には何を入れましょうか、エレノアなんか入れて2コスト帯のテコ入れをしても良いかもしれませんね。

進化時効果に注目されがちで忘れている方がいるかもしれませんが、招来にはファンファーレ能力があります
本当に地味ですけどウィッチ、ロイヤル対面には有効に働く場面は多いので覚えておきましょう。


3×《黄昏の神槍・オーディン

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グリームニルに頼らない手札からの打点、盤面を処理しながら盤面で押していく能力、場を離れても《スレイプニル》を場に残す継戦能力、どこを取ってもコスト以上の働きをしてくれる優秀な1枚です。
6コスト3/3という控えめなスタッツながら相手フォロワーを「消滅」させるというのがラスワネクロが多い現環境下ではひたすらに強いです。
クソデカミストリオン等大型フォロワーが1枚立っても堕落とオーディンの6枚体制で退けることができ、それでいて打点を出せるこのカードはひたすらに強い。
語彙力がなくなる程度には強いです。

コストは重いですが3枚採用しておきたいカードです。



3.マリガン

各カードへの解説をご覧いただいたところでゲーム開始時に1番重要なマリガンに関して解説します。
本構築では高コスト帯が多い為ハードなマリガンは行わず緩めなマリガンから安定した序盤の動きを見ていきましょう。

先後共通

《アイアロンの残骸》
《フラワリングマジシャン・マリー》
《心持つ機械》

動きの少ない1PP時に機械サーチで安定感を上げるアイアロンはマストキープ。
マリーは単体での動きはないですが、これが展開に絡むかどうかで進化回数を稼げるかどうかが大きく変わるので1枚はキープしましょう。
先後問わず標準的な2コスト2/2でプレイでき、結実への繋がりも期待出来る心持つ機械もマストでキープしましょう。

先攻

《レヴィールの保安官補》

先攻時は上記のキープ札に加えて保安官補も候補になります。
後攻時は1/2スタッツが先2の2/2フォロワーに上から処理されてしまうので対面にもよりますがキープしたくないですね。

セットキープ

《心持つ機械》+《叡智の結実》

心持つ機械と共に初手にある場合は叡智の結実までセットでキープします。
先後問わず早いターンで叡智の結実が打てるということは手札の回りが良くなり序盤の動きが非常に安定します。
心持つ機械と結実が初手で見えたら必ずキープしましょう。
逆に結実単体ではキープしません。

対ロイヤル

《招来の大天使》

対面するロイヤルは未だにほぼほぼ【撤退ロイヤル】です。
序盤はベンチを温めるだけですが確実に5ターン目に進化を切ってミストリオンの猛攻を凌ぎましょう。

対ネメシス

《魔導の申し子・フュンフ》

機械ネメシスへの勝ち筋はほぼほぼフュンフの解放奥義からギルド会議を打ってのOTKなので9ターン目までに手札に抱えながら進化回数を稼ぎたいフュンフは是非キープしたいところです。

対ネクロマンサー

《ピースキーパー・ヴィンセント》

対面するのは多くが【ラスワネクロ】ですが【機械ネクロ】対面でも強力なラストワードを持つカードは多い為、ヴィンセントのリーダー付与効果から加わる《ジャッジメント・ワード》を上手く運用したいところ。
多面展開してくることも多いので同名スペル3回発動による3点AoEも刺さる場面は多いです。


4.プランニング

簡単にですが基本的な動き、各対面で意識することを書いていきます。
各カード解説の内容と重複するところも出てきますがお付き合い下さい。

序盤

3ターン目まではPP通りに埋めて動きましょう。
と言ってもテトラ、ディテクティブ、フュンフを3PPで置くことは滅多にないです。先1マイザーで動いた場合にフュンフのラストワードを載せる場合があるかどうかというところです。
4ターン目以降から意識する動きは下記の通り。

テトラ進化+ディテクティブ自動進化
マリー+結実
マリー進化+ディテクティブ自動進化
マイザー駿馬マリー、マイザー進化からラピファ連打

最低限1ターン1回の進化、出来る限り2回以上進化を稼げるプレイを心がけましょう。
上記の動きは漏れなく盤面処理に強い動きなのでしっかり盤面を制圧してダメージを稼ぎ、リーサルのハードルを下げていきましょう。


中盤

5、6ターン目には進化回数5回を達成して下記のカードパワーを押し付けるのが理想の動き。

《ギルド会議》
《清澄の蒼・テトラ》
《虚無ノ哭風・グリームニル》
《堕落の決意》

マリー、ディテクティブやエンハンス6心持つ機械を上手く使えた場合は進化7回達成も十分可能なので、ギルド会議で盤面を強化してどうだこの盤面強いだろうとドヤ顔で押し付けていきましょう。

盤面で優位に戦えていれば7ターン目にはグリームニル、テトラのソニックフォーやオーディンでのリーサルを視野に捉えられているでしょう。
従来の進化機械ウィッチにオーディンを加えた多彩な詰め方で勝利は目前です。


終盤

8、9ターン目までもつれ込めばフュンフ解放奥義でのリーサルが1番簡単です。リーサルまで行かずとも1度フュンフ盤面を作ってしまえば返すのは難しいので従来の進化機械ウィッチと違いゆっくり戦う選択肢があることも忘れないようにしましょう。


対ロイヤル

本構築で最も意識しているのが対【撤退ロイヤル】です。
と言っても《招来の大天使》が入っているだけではあるのですが、この守護をフュンフの奥義で使い回しながら粘って耐久していくことをメインの勝ち筋にしています。
撤退ロイヤルは各ターン毎の動きが分かりやすく、3ターン目に《老練なる教鞭》でサーチした《アームドバトラー》の3点AoEで盤面を処理してくる、後攻4ターン目には《ラミエル》で進化してPPブーストしてくる、6PPに到達すれば《光耀の標・ミストリナ&ベイリオン》で盤面に5点飛ばしながら疾走で殴ってくる、ということが分かっていればそれに対応した自分の動きが出来るでしょう。

それでもミストリオンに《劇的な撤退》を使われて0コストミストリオンを連打されれば貫通されることは当然あるので時には諦めも肝心です。


対ネメシス

今期対面するのは細かな差はあれども【機械ネメシス】です。
ベルフォメットの融合時に出てくる《遮断の触手》で守護を張り回復したり、《戦慄の侵略》で盤面を処理しながら9PPでベルフォメットを着地して次のターンにリーサルを狙ってくるのがこのデッキの主な勝ち筋です。

ベルフォメットが安着すれば盤面を返し切れるデッキは少なく、対策に《ワールドブレイク》を入れている構築もたまに見ます。
本構築ではこの強力なベルフォメット着地までに進化回数を稼ぎフュンフの解放奥義条件を達成し、ベルフォメットの返しのターンに解放奥義フュンフ+ギルド会議での20点OTKを決めることを本筋の勝ち筋としています。

序盤の動きが噛み合えば盤面から打点を出してグリームニルでのリーサル勝利もありますが、プロリーグの影響か《《運命の輪》・スロース》で更に盤面対策をしている構築もランクマッチで出会うため、上手くいけばというくらいの認識で良いです。


対ネクロマンサー

特別意識する勝ち筋はないですが、ネクロマンサーは盤面が強い為《魔導の申し子・フュンフ》の解放奥義でリーサルを取りに行くことが多いです。
【ラスワネクロ】対面の場合は相手の「ラストワードを持つフォロワーが破壊された回数」を意識して見るようにしましょう。
人外魔境・クリストフ》の盤面を作られたからといって詰むことはありませんが強力なことには間違いない為、《ジャッジメント・ワード》や《黄昏の神槍・オーディン》で相手のラストワードを消しながら戦っていきましょう。



5.最後に

最後まで閲覧いただきありがとうございました。
久しぶりにデッキ解説記事を書いたので拙い部分は多く自身でも改善出来るところは多いと感じていますが今回のフュンフ採用進化機械ウィッチを面白いと感じて使っていただければ、ワンコイン100円なので記事を購入していただければ幸いです。
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また8月からミクチャという配信プラットフォームにて公認ライバーとなりました。
大体毎日21時からシャドウバースの配信をしているので是非いらして下さい。

配信はTwitterで告知するのでそちらのリンクから飛ぶことが出来ます。
是非フォローして配信をチェックして下さい。
@3sam6Y


次回の記事はRSCアンリミテッド杯の感想を書こうかと思ってます。

ではまたお会いしましょう。

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