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生成AI時代に生き残るスキルについて私的考察

最近相変わらず生成AIに夢中で、本を読んだり、いろいろな使い方を試したりしています。
⇒ ブログで少しずつ共有しています。
3流SEの仕事術&ライフハックブログ (ameblo.jp)

ちなみに、今一番無料ですごいなと思うのはGoogleのGemini(旧Bard)で、先日の社内勉強会でもGeminiがすごいとの意見が多かったです。(有料版のサービスがすべて日本語に対応したら課金しようかと考えています。)

そんなこれから多くのことが生成AIに置き換えられそうな時代に、どんなスキルが生き残るのかということを考えます。

例えば私がいるIT業界では、生成AI時代に身に付けるべきスキルとして例えば以下のような声が聞かれます。
生成AIが出力したプログラムを判断できるスキル
②生成AIには作れない複雑なもの品質が高いプログラムを作るスキル
③対人折衝や提案力

確かに今のレベルの生成AIであれば、このスキルは必要と思いますが、これからどんどん生成AIの性能が上がっていくことを考えると、極端に優れた人でなければ、上記スキルで生き残るのは難しいだろうと感じています。

例えば、①②は既に今の時点でコード生成ツールや自動コンバートツールは多数存在し、そのすべてを人間がレビューしているわけではありません。うまくいかない部分を修正したり手で作ることはありますが、生成AIを使えば、その修正作業も生成AIに指示すれば可能です。また、プログラムの品質確保も生成AIが作ったテストケースを使い、生成AIが作ったテストコードで実施できます。
③についても社内外の既存の提案資料を学習した生成AIであれば、かなりの部分を自動化できると思います。

つまり生成AIという新たなパートナー、いかに適切に指示をして成果物を作るか、また出来上がった成果物の品質チェックを生成AIを使ってできるかというスキルが重要なのではないかと考えています。

昨年12月にでたみずほ銀行のレポートでは「生成AIは、人間と機械の役割分担を変え、人間は作業の「実行主体」から「監督者・編集者」に変化」としています。
みずほ産業調査 Vol.74 | みずほ銀行 (mizuhobank.co.jp)

もちろんこれは、生成AIの品質が安定していることが前提です。(今の生成AIではまだこれが十分ではありません。)
もしかすると将来的にも品質が安定した生成AIは高い有料プランを出さないと使えないかもしれませんが、技術革新でいずれコモディティ化するような気もします。

イメージするのは、パソコンで手作業が置き換えられたとき、電話やFAXがメールに置き換えられたときです。
この時も、今まで手作業や旧い仕組みが、新たなツールを使った作業に置き換わっていったと思います。生成AIも同じような変化が起こるのではと思います。

ガートナーは「生成AIが、蒸気機関、電気、インターネットと同様の影響力を持つ汎用テクノロジになる」としています。あらゆるこれから産業において、生成AIが浸透していくと考えています。
生成AIとは?生成AIの利点、応用例、リスクなど、企業が抱く疑問点にガートナーのエキスパートが回答 (gartner.co.jp)

産業革命や電気の普及で何が起こったかを想像すればイメージしやすく、手作業による職人技は一部の限られた分野でのみ生き残り、多くが機械化による大量生産(検品も多くが自動化)や、機械を活用した職人技になっていったと思います。

話は変わりますが、語学も生成AI時代に生き残るスキルとの意見がありましたが、これもいつ、何に使用するかで、生き残る範囲が変わると思います。
少なくとも、今まで以上に生成AIによるリアルタイムの同時通訳の性能は向上し、語学をマスターしなくてもコミュニケーションで困ることは減ると思います。

これからは、生成AIをどれだけ使いこなせるか、生成AIを使って平均的なスキルを上げつつ、自分の独自性のスキルを高められるか重要ではないかと考えています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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