歴史を知ることで深まる味わい。『日本の果物はすごい』no.474
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メロン、いちご、桃、ぶどう、柿、みかん
どれもメジャーな果物だけど、
この中でひとつも好きなものがないって人は、
なかなかいないんじゃないでしょうか。
そして逆に、全部好きって人は
何人も居るんじゃないでしょうか。
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そんな万人に愛される果物たち。
それぞれに色々な品種がありすぎて、
どれがいいのか分からないと感じたり、
以前食べて美味しかった銘柄をリピートしてみたり。
私を含め、そんな感じの人が多いのかもですよね。
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先週発売が開始された新刊、
『日本の果物はすごい』では、
そんな果物の品種たちの誕生物語が、
ものすごいボリュームで展開されている。
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紀元前のクレオパトラの時代から
食されていたブドウがどう日本にやってきて、
悪戦苦闘しながら栽培され、食され、
ワイン造りに用いられてきたか。
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戦国時代に出島にやってきたいちごが
どう広まって、静岡の石垣で作られたり、
栃木や福岡や北海道で作られるようになったのか。
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巨峰、デラウェア、シャインマスカット、
女峰、紅ほっぺ、とちおとめ、あまおう、、
スーパーでも見かける品種が、
生まれてきた経緯を知ると、
実はその昔エポックメイキングな品種として登場して
定番になっているものだったり、
実はまだこの世に生まれて10年くらいしか
経っていないホヤホヤの品種だったりして、
興味を引く話が盛りだくさん。
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ワインや日本酒の銘柄の背景を知ると
味わいが変わるように、
この本を読んで果物の背景を知ることで、
スーパーで買ったり、
ふるさと納税でセレクトしたり、
そして食べたりするときに、
今まで以上に、
美味しく味わうことができますよ。
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