FAKE MOTION -卓球の王将- の円盤をループしている話

順調にフェクモを拗らせて遂に円盤を買いました。届きました。
改めて1期の1話から見ている。見ながら書いてるから溢れる想いが止まらない。
無限に本編を見ながら悶えているだけの沼ブログ、且つ、ほぼ実況状態なので、紹介します!みんなフェクモ見て!っていう穏やかな感じでは無いです。前回、前々回同様おすすめではなくただの自分語りなので……

↓沼った直後で勢いのある前々回はこちら↓


書いてる人は、舞浜の夢の国と日比谷辺りの劇場を主な生息地としながら何年かおきにゆるっと在宅ハロオタしつつ刀を育てて歴史を守ってた筈なのに、ちょっと前にエレクトリカル神社の大神になって(いたことが判明して)しまったただの腐った2次元オタク。

フェクモ見ていないと訳が分からないのに加え、迷い込んでしまった、とか、解釈違い無理ですって方への配慮はないのでお気をつけいただきたいです。

あととにかく長い。好きな台詞で各項目を短く切ったら目次が多すぎてやばい。
ちなみに全部で3万字あります。嘘でしょって思って3回くらい確認したけどやっぱり3万字ありました。もはや論文。正直前後編に分ければよかった。
書いた人ですら読みたくない長さなのでもし最後まで読んでくれる方が居たら本当に尊敬します。短くまとめられなかった私をゆるしてにゃん。

約1ヶ月かけて書いているので話によってテンションや口調が大分違うと思います。あとたぶん前に書いたのと同じこと言ってるところがあります。だって同じ人が書いてるんだもの。

以上のことを踏まえてそれでも大丈夫だよって方のみお進みください。

FAKE MOTION -卓球の王将- 感想沼ブログ 【完結編】 始まるよ!


□1話

卓球なんて朽ち果てりゃいいんだ

全然意味がわからない。なんで卓球のドラマ見て主人公の一番最初の台詞がこれなんですか?
見ていけば確かにこの台詞から高杉律の物語が始まることが本当にすごいんですけど、改めてちゃんと見ると

卓球のルールは世界のルール!破ればどうなるかっ……!!」
「知らねえよ。卓球なんて朽ち果てりゃいいんだ

から始まるのすごい。全然よくわかんないけど確かに彼等の世界は卓球に支配されている……
この辺は2周目以降“卓球戦国時代”を平然と受け入れている自分がいるのでもう何も違和感がないです。正直それが一番やばいと思う。

リッツ停学明けからラップバトル挑まれてるのも本当に意味がわからない。違法マイクとか出てこない?大丈夫??(って思ってたらフェクステの演出家見て爆笑しました)
しかし松陰さんはリッツと2軍がドンパチやってるのをただただ眺めている。「はい、そこまで」じゃないのよ。もっと早く止めなさいよキャプテン
リッツとコウちゃんが大好きな山田倉本は1話からとてもかわいい。でもなんでいつもきのこ持ってんの?さくらしめじだから??

二度と卓球台の前に立つな

「立つつもりはねえよ」

コウ様違うんだよ〜リッツにもいろいろ思うところがあるんだよ〜しんどい……と1話から既に誰目線って感じなんですけど完全にリツコウの家の近所のおばちゃんです(??)
ちなみに他にはコウ様のクラスメイトでリツコウを見守るNPCの私とか松陰さんが好きすぎる元エビ高部員の私とか八王子ファミリーの私とか副部長に憧れる薩高部員の私とかがいます。何を言っているんだ。

松陰さんに「理由があろうと人を殴る人間はクズですよ」と言っているので普通に“そんな奴”に大好きな卓球をしないでほしいのは勿論なんだろうけど、何周も見ていると卓球(俺)を理由にリッツが“人としてクズ”になるなら、もう二度とやらないでくれってことなのかもしれないなぁとか。

記憶が無い松陰さんが過去には縛られない主義って言うのしんどい。でもそんな松陰さんが記憶にない感情に縛られて卓球を憎んでいるのがなんか悲しい気持ちになります。

リッツ屋上で殴られてる山田と倉本の声聞こえるの本当にすごい。てか足音はまだしも心臓の音も全部丸聞こえなのやばくないですか。そんなに耳が良いのなら世界は酷くうるさそう。

友達だろ

「だからだよ!」

リッツはやっぱり何も分かってねえよ……みんなに傷ついてほしくないって思ってるくせに“みんな”の中に自分がいないからそういうことになる。
山田と倉本は本当に良い奴だよな。山田と倉本がこんなにされてもリッツのことを守りたかったのにリッツはきっと自分はそこまでして守られるような存在じゃないとか思ってるんだろうなぁ。
リッツとコウちゃんが僕らのヒーローで憧れで、だから仲良くいてほしいんだね。可愛い。「僕らを友達にしてくれた」卓球がリッツの言うように「クソじゃない」って言えるのも「本当はコウちゃん、今でも、リッツを待ってると思う」って言えるのも、君たちは本当にいい子だね……お菓子あげたい……

コウ様がラケットでおでこ切るのちょっとだけテニプリ思い出した。あれは自分で吹っ飛ばしたやつだけども。リッツが間に合ってよかった。コウ様そのまま試合しそうじゃん。君はリョーマくんなのか?光太郎くんです。

仮入部ってことで

「うん。大歓迎」

光太郎のために戦う高杉律じゃないですか。
「何勝手なこと言ってんだよ」のコウ様だいぶイラッときてますね。

疾風迅雷の勝ち確BGM感ですよ。最高にアガる。
幼少期の回想、コウ様がずっとすごいなぁって思っていたリッツがそこにいるからこそ、許せないんだろうなぁ。

天下をとって狂った時代を終わらせる

この台詞からエビ高卓球部の高杉律の物語が始まります。
1期2期で“卓球戦国時代”に傷ついてきたけどそんな時代を変えたいと立ち上がる言葉です。みんな幸せになってほしい。大切なものはいつだって傍にあるよ。気付けよ
そんでもって1期で「自由こそが正義だ」の松陰さん率いるエビ高が勝つのと、2期で「天下なんか興味ねえんだよ」のとしきくんが勝つのが一貫していていいよね。だって卓球は優劣を決めるものじゃなくて、本来楽しいものだから。

薩川のラスボスみが最高。白ランで1列に並ぶとか強すぎるでしょ。薩川の制服ずっと違和感だったんだけど学ランにネクタイしてるからですね。
2話の冒頭のBEAT OF ENERGYのおかげでこれ以降BoEが流れると薩川だ……!!薩川が来た……!!ザワザワってなります。あいつら王者立海じゃん(??)
湯けむり温泉見てから2期のBoEで本当に来てくれたって泣きました。

「お前あの時の!」「だれ?きみ」の西郷が最高に西郷してる。西郷しているとは。本当に他人に興味無いんだなって感じでとても良いです。そこからの5話でしょ?そんなん痺れるわ

1話で既に情報量がとにかく多い。もういい加減にしてほしい。

□2話

下克上、承知した

すぐキレるリッツを止めるしかないとはいえみんなで止めてくれるのが良い。ついでに言うと中村も止めてるのがよいです。
島津が最高に悪い顔してるのも好きです。

お前のせいで底辺扱い受けてきたんだ

怒るコウ様。まじで怒っていい。
部員としての協調性は皆無、というか1人で突っ走るリッツ。
コウ様はリッツのそういうところが昔から大嫌いでしょ。リッツのことずっと許せないのも可愛いと思います。でもリッツのそれもう一生そのままだと思うよ。
しかもリッツは俺のせいでって凹むくせにその辺何も考えずに直情径行で行ってしまうので……

ダブルスの特訓のところの1年生2人がちょっと刺々しいのもわかる。完全に厄介事案件だし、リッツも部員もそれ以外もぴりぴりしてるしなぁ。しかもこのリッツと練習するのも胃が痛くなりそう。
というかカットごとの時系列謎(今更)なんだけど半年前ってトビモン入学前ですよね??大阪で留年してるっぽい人いるけどサザエさん方式じゃないよな??

キャプテン練習できないのに誰にも言っていないせいでコウ様がいらいらしてんの、もう、お前らコウ様に優しくしてやれよ。何も言ってくれないリッツと何も言ってくれないキャプテンが両脇に控えているコウ様。がんばってくれ……

言いたいこと大きな声で言わなくても聞こえてるよ。でも一言も返さないリッツはやっぱり「俺のせいで」って思ってるんだろうな。なにそれしんどい。闇が深い。まだ2話だぞ
部員以外から言われるのも仕方ないって思ってるでしょ 。「自由な青春を取り戻」すだの「俺の禊」だの言ってるけど平和な世界に自分がいるビジョンが一番ないのはリッツ自身……
ここを経て、ちょっとだけリッツを見る目が変わる3人も可愛い

引き付けて、打つ!!

回想が可愛い。思い出したい道理はないが焼き付いている、コウ様が捨てられない大事な思い出。歌割りが神。3人と練習しているリッツを見ながらコウ様は何を思ったんだろうか。入部するのは反対だけどあの頃みたいに楽しくっていうのも完全に諦めきれないんだろうなぁ。リツコウままならんな

「お前がすっげー上手くなってて嬉しいんだよ」とか言うくせに、楽しかった日々や一緒に卓球できる未来を手放したリッツをコウ様が許せるわけが無いんだよ。しかもリッツがそういうことするのはいつだってコウ様が理由なんだよな。

「コウちゃんをバカにされるまでは手をあげなかった」から、リッツは殴りたかったわけじゃなくてコウちゃんのために怒ったんだよってフォロー入れてくれる……。良い幼馴染を持ったな君たちは。でもそれ傷口に塩なんよ

俺を理由に誰かを殴るなよ

痛いところに突き刺さる。俺のせいでも俺のためでもない。「俺を理由に」なんです
コウ様はリッツ自身も大事にしてほしいわけじゃん……中学生の時のだってコウ様からしたら裏切りだったんだろうなって思う。高校でも一緒にって言ったすぐ後っぽいし。“君のため”は“僕のため”にはならない

リッツが「俺を理由に誰かを殴る」なら、そのせいで一緒に卓球ができないなら、初めから隣に立たないでほしいわけで。期待して傷付くなら初めから期待するようなことしないでほしくて。離れ離れになるなら一人ぼっちで居れるコウ様。冷たい風に片思いしてますね

そしてリッツを突き放す一言
「お前はもう友達じゃない」
しんどい……友達だと思っている。親友だと思っていた。でも一緒にいると自分もリッツも幸せになれないから突き放すことしかできない。君との思い出を大切に、君をずっと好きでいるためには、一緒にいられない。大好きだからずっと許さず怒っていた方がいい。コウ様の想いはいつだってリッツに届かないのに全力で殴った時だけリッツが全力で受け止めてしまう……大好きなのに傷つけあうことしかできないリツコウ……何の業を背負っているんだよ

お前あっての卓球なんだよ

「お前にとって卓球はそんな簡単に捨てられるほどちっぽけなものだったのかよ」に対する返しがそれか??
簡単に捨てたわけじゃない。大切な君を大切にできないなら、卓球なんてやっていても意味がない。それだけの話。
リッツにとってはそれだけ(ではないけど)の話だけど、コウ様は確実にリッツのせいで傷付いているし、リッツはコウ様のため(とリッツは思っている)なら自分は傷付いてもいいと思っている感じ……。上手く言語化できないんですけどその関係が罪深くて好き。

あとここコウ様は真っ直ぐリッツを見てるのにリッツは下向いたままで完全に擦れ違ってやがる。
たぶんコウ様は卓球が純粋に好きで一緒に卓球してきたリッツのことも大好きなんだけど、リッツはそうじゃなくて、
コウ様はリッツがいなくても卓球続けるけど、リッツはコウ様がいなかったら卓球しないんだなぁという関係性が明示されてしまったわけであって……オタクは、つらい。

人を支配するための卓球なんて大嫌いだ

「上とか下とかつけるから、勉強も運動も学校生活も嫌いになる奴が出てくる。全部本当は素晴らしいものなのに」

友達との楽しい卓球を知っているリッツからこの台詞が出てくるのがとても好きです。
大好きなものをめぐって嫌な現状が続くなら、君との大切な思い出だけを持って、そんな世界捨ててしまいたかったのかもしれない。朽ち果てればいいと思っているのは君との楽しい思い出ではなく卓球戦国時代の現状。でもきっと“卓球戦国時代”に対してそう思ってるのはリッツだけじゃない。

「お前の安い正義感に振り回されるのはうんざりだ」ってコウ様はリッツのこと正しいタイミングでちゃんと怒ってくれる。本当に偉いと思う。あとタケさんが庇ってくれるのやっぱいい先輩で好き……「いいよ、ペアじゃん」も「ちょっとは俺にも任せて」も好きです。便乗するトビモンも既にリッツをちょっと認めてくれてるのが良い。「シングルスじゃないんすから」「ダブルス。仲間がいる。」お前ら可愛いな

「律くんが学ぼうとしていること」をコウ様にも頑張ってほしかった松陰さんの「任せてくれて、嬉しいよ!」がすごく好きです。ナチュラルに部員を褒められるいい部長だ……!ってなります。好きです。

コウ様は結果的に勝ったけど「また教わっちまった」わけで、完全に試合に勝って勝負に負けた状態。モヤモヤするよね
後半で言ってるけどコウ様にとってリッツはずっと追いかける人なんだろうなぁ。自分よりできると思ってる相手が自分を理由にすごいって思っているものを簡単に捨てようとするわけじゃん。腹立つよな。分かる。でもツンデレさんでめちゃくちゃかわいい

律くんの応援もよろしくね

「リッツに仲間ができた!!」

リッツとコウちゃんが仲違いしてからずっとリッツが心配だったんだろうな。本当に"仲間"ができてよかった。
あとここでリッツに話しかけに来るのがトビーなのがすごく好き。入部には反対って言ってたけど練習に付き合ってリッツの想いを聞いてダブルスも見て「先輩の、呼び方は……?」で仲間にしてくれるの。最高。
2期でも好きだけどぼそぼそ喋っていた頃のトビーがとても好きです。私は君の成長を見守っていたい。3年生になったらわりと暴走してモンキーのこと振り回してそうだよね。2期のゴルフボールはびっくりしました。

“リッツ”で

「昔友達だった奴がつけてくれた、大切なあだ名なんだ。」

リツコウ〜〜仲直りしてくれ

2話ラストの薩川、毎回情報持って来るのがりいちで可愛いなぁ。頑張ってんだな副部長。てか3年2年で副部が2人体制な訳でもないのに2年生で副部長なのすごいよね。
「それでは我々が戦う日が遠のくばかりだ」の島津悪い顔してるなぁって思ってたけど2周目以降で見るともしかしてラスボスムーブしながら松陰さんと早く試合したくてしょうがない感じですか??島津には積極的に夢を見ていきたい所存。

□3話

お前の命は俺が握っている

ちょっと何を言っているのか分からないし言い方が悪すぎるでしょ
あそこだけ切り取ったらリョウ先生めっちゃやべえ人じゃん。でも命握っとかないと勝手に死んじゃいそうなのもとても分かる。握っといて……

リッツが聞いてたことに気付く松陰さんは何を思っているのか。このあとリッツから呼び出された時に黙っといてねって言うのが確定した瞬間です。大人しく止められとけよ……
松陰さんは島津を置いて死んでいる場合ではない

都立八王子南工業高校

八王子の初登場シーン治安悪すぎる。あのぎゅいんぎゅいん回るピンポン玉なに???
大丈夫か!?って体育館に来た時にコウ様のところに行くリッツお前、そういうところだぞ……

あと松陰さんと島津の近況報告はどっちから電話かけたんだろうか??
東東京の名誉にかけ必ず勝てって言う島津。負けたら松陰さんと試合できなくなっちゃうもんね。
「東東京の名誉にかけて」なんて言っちゃうあたり素直じゃないなぁって思うけど、でも楽しかった頃の記憶は島津だけが持っていればいいのでそう言うしかないのでしょう。愛が重い

徹底した支配が必要なんだ

「自由こそが正義だ」

この対比めっちゃしんどくない??
でも2人とも東東京を守るためにって言ってるんだよなぁ。
“力がなければ君を守れない”と思っている島津と“支配関係がある誰かが傷つく”と言う松陰さん。
誰かが傷つく構図の頂点にいるのが島津なので松陰さんの怒りや憎しみが島津に向くのは仕方ないんですけど、でもね、松陰さん、島津は、島津はな…………

リッツが出て行った後フォロー入れてるっぽいくせにお前孤立するぞって言うコウ様はまじでツンデレさんでかわいい。しかもデータ集めに行くの率先してるっぽいし。コウ様は優しいね
理由は聞かないでくれるタケさんそれだけでめちゃくちゃ優しいのに、さらにコウ様も心配してたよって言ってくれる……ナイスアシストがすぎる

松陰さんが脅されてるから試合に出ないんじゃなくて、無理に試合に出ようとしてるからリョウ先生が怒ってるんです()

僕も卓球を憎んでるんだ

リッツに寄り添っているように見えて問い詰められないようにするのが本当にずるい人だなぁと思う。目標があるだの士気が下がるだの部長命令だの……キャプテンのばか。嘘ですキャプテン大好き

「守秘義務がある」「あんた医者だろ」のところ、改めて見ると守秘義務って言われた後になんか考えてるっぽい間があるね。コミカライズ版で「俺の母親が病気の時も〜」ってなってたのそういうことなんだろうな。その言葉に聞き覚えがありすぎた高杉律じゃん……しんど

死ぬかもしれないけどチームとして試合に出る気の松陰さんを止められないリッツの葛藤がつらい。でも焦るよね。
それぞれの心情を考え始めると胃に穴が開きそう。
トゲのある言い方しながらもずっとリッツの心配してるコウ様の胃がやばそう

誰もいないなって確認してから練習始める松陰さん。部員の前でもやらないのは止められるのが嫌なのは勿論、万が一途中でなんかあっても1人ならって思ってるんだろうか。やめてくれ……でも多分あの人まだ死ぬ気ないですけどね

「僕が思い出すまで言わないでください」の松陰さん放っといたら勝手に死んじゃいそうでリョウ先生が仕事熱心になるのもわかる。

島津へ
神妙な顔で写真を見つめないでください。死んでしまいます。
オタクより

どうしてもキャプテン抜きで勝ちたい、って言うんだったら

「一緒に頑張ろ?」

って言えるの本当にタケさんの副部長力が強い。コウ様も心配してるよって言外に言えるのさすがすぎるんだわ……聞かないでくれるみんなは優しいね……
ここがあるから試合の時に俺は卓球部入って仲間ができて嬉しかったってちゃんとキャプテンに言えるんだろうな。脚本の構成がやはり強い

「リッツに僕のこと聞いた?」って、聞いてたらどうするつもりだったんだろう。たぶんただただ松陰さんが寂しさを覚えるだけなんだろうなぁ。
でもみんながちゃんと待ってくれるから、そういう優しさに救われただろうし、「俺らも必ず勝つ」って練習するコウ様を見てすごく嬉しかっただろうなと思います。

八王子戦はリッツが負けて松陰さんが試合に出る流れだから「俺のせいで」になるんだよなぁ……
リッツたぶんみんなが信じてくれて嬉しいって言えるようになってるのは過去から比べたら成長してるんだろうけど、コウ様が求めてるのはそれ以上なのでやはり擦れ違うのである。リッツの過去とか知らんけど。

真っ直ぐキャプテンを見つめて「出ちゃダメだ」って言うのが本当に必死なんだなって思います。
キャプテンのために勝ちたいから、事情を知った上で細かいことは隠したまま試合に出ないでほしい、松陰さんのために勝ちたいって言ってるけど、

そういうリッツの、優しいところが嬉しい

「リッツを信じて、みんなが団結してくれたことも嬉しい。僕が、自分の事情を話すまで待ってくれていることも。そんなチームが、酷い扱いを受けるのは嫌なんだ。僕はこのチームで、八王子も、薩川も倒して、みんなで自由を取り戻す。だから僕は試合に出るよ

ここ好きすぎて全部文字起こししましたが??

そういうところが嬉しいから試合に出てそんなチームをちゃんと守りたい松陰さん
この卓球で人が傷つく世界が嫌だから、憎いから、こんな世界滅んでしまえばいいが動機だったのに、
松陰さんの中にも、リッツが卓球部に入って知ったような仲間がいる喜びや信頼しあえる嬉しさがちゃんとあって、大好きだから守りたい、みんなで勝ちたい、だから試合に出るよって、

もう卓球への憎しみだけじゃないよね

「僕らが勝ちたい理由は」

とか言われたらもう何も言えないじゃん。
キャプテンこの前に「僕も卓球を憎んでいるんだ」って言ってるからリッツからしたら共感度がえげつないんだろうなって思って泣いてます。もうここ10回くらい見てるけど何度でも泣きます

チームのためだったら命だって懸けられる

松陰さんはフェクモ界の幸村精市です。聴覚も奪うし。
無音の絶対時間でルカと連弾するのがすごく好き。でも松陰さんはルカを覚えていないのです。君は誰?また答えてくれないんだね。そうか、僕はまだ試合中だったね。そうです試合中です早く戻ってきてください

相手の聴覚を奪い潜在能力を極限まで引き出すギフテッド。妹がいた頃の楽しい思い出がそこにあって(君と)全力で卓球ができるようになるなんて松陰さんの願望でしかない。たぶん聴覚を奪うのは白霧島の対になるからで、リッツには効かないのもエモい。「鼻歌以外何も聞こえない」ので、案外“君”に僕の話を聞けって言ってるのかもしれないですね。この辺は積極的に夢を見ていきたい所存
「一体俺に何をした!!」のトシを見下ろす松陰さんが完全にゴミを見る目をしていて好きです。あととしきくん一人称俺なんだねってなります

□4話

どうして命に関わる病気だと言わなかった!!

言えなかったんだよ。コウ様はきっと同じ状況だったら誰かに言ってるんだろうな。というかキャプテンにみんなに話しましょうって説得しちゃいそう。チームにとってはそれが最善かもしれないけど、松陰さん自身は嬉しいけど嫌だろうなぁ、とか。
でも薄々そんな気はしていたからリョウ先生から目を逸らす君たちが好き。コウ様は全中優勝校でエースだった人なのにって言ってたもんね。何か事情があるのは察してたけど聞けなかった。リッツだけを責められるわけではないけど、でも知っていたなら共有してくれって思うのも分かる。
大事なことは言ってくれないのに対して、そんなに俺が信用ないかよって言いたいのに言えない。「お前あっての」って言いながら頼ってくれないリッツが許せないコウ様。もどかしいね
小二から高二まで(もっと前からかもしれないけど)リッツのそういうところが大嫌いなコウ様、いいね

大丈夫だよ!僕がいるからね!

アヤかわいい〜〜〜
感情に色が見えるってしんどそうだなぁって思います。悲しみや悪意の中でそれが見えるようになっただけだし。でもチームのためにそれを使えるってのは彼にとっての救いなのかもしれないなぁとか。なにはともあれとんでもない感受性の持ち主なのは確かでしょう。あと私は神峰翔太が好きなのでそういうの大好きです。吹奏楽やろう(???)

キレるコウ様かわいい。単純か??かわいい……

もしかしてわざと怒らせたのか

松陰さんとリッツが上手くいってる!ってやるのがすごくかわいくて好きです。
仲間でも全て分かち合う必要は無いと思ってた高杉律まじでお前そういうとこな。自分には何も言ってくれないのにキャプテンとなんか作戦立ててるのはキレていいと思います。

八王子行って急に子猫ちゃんとか言われて「??」ってなるリッツ。そういうところが子猫ちゃん。
リッツは孤独な子を放っておけないマザーが放っておけないレベルの孤独な子なんだなぁ……家庭環境大丈夫??

「卓球があたし達を家族にしてくれた」「日本一の座を掴み取って、日本一の家族になるの」
大切なものを守るために強くなること。大切な人達と同じ目標に向かうこと。それぞれの気持ちを分かち合うことの大切さ。1人じゃそこへは辿り着けないと知ること。八王子に乗り込んで聞いた想いの全てが独りでいるリッツには分からないことだったのだろうなぁと改めて。

「言えないことがあってもいい。でも感情だけは分かち合うべきだ」

仲間の悲しみも背負うのがチームだろ

「仲間、か……」

コウ様がリッツの背負っているものを自分も背負いたいんだって伝えられてよかった。1人でいく必要はないんだよって、リッツが本当に分かるまで何度だって伝えてあげてほしい
松陰さんに「勝利の喜びも負けた悔しさもチーム全員で分かち合うもんだろ?」って言われたコウ様がこれを言うのがキャプテンの気持ちがしっかり受け継がれているなぁって感じがしてとても好きです。
しかもリッツにとっては他でもないコウ様がリッツのことを仲間って言ってくれたって事なんですよね

怒鳴りあって絆を深め合ってるのまじでケンカップルみたいになってますけど大丈夫ですか???見ながらニコニコしちゃったけどその後のアヤがしんどかった。

悪意に傷つけられてきたアヤにはなんでリツコウが“友愛のオレンジ”なのか分からないんです。怒鳴りあって傷つけるようなこと言って本音でぶつかって、そしてそれを言える相手が隣にいて、それで深まる絆があることが彼には分からない。リツコウが言い合ってるような雰囲気や言葉に傷つけられてきたわけだし。

でもとしきくんは「色に惑わされなければ勝てますよ」って言ってくれるわけ。なのにその後「色で打球が判別できない」とか言う。そりゃ叩かれるわよ

すぐ隣に仲間がいることに気付けよと。

今あなたが頼るべきなのは才能じゃない

「目の前にいるこの私だ」

真面目に見た1周目でめちゃくちゃ泣いたところ。愛しかない。
あなたが困っている時は、私が力になるからと。自分一人で戦う必要はないのだと。ここにいるよと言っているのに、気付いてほしいのだと。
伝え方が不器用すぎるけど、初めからずっと一緒だったことに気付いていなかったのはアヤで。
「血が繋がらないけど、本当の家族がいてくれた」って、初めからずっと、いつだってそこにいてくれた近すぎて気付けなかった大切なものにやっと気付いたことが尊すぎてぼろぼろ泣きました。

「いったいなぁ。手加減してよね」
「叩いた私も痛かったのです」
リツコウと出会う前のアヤだったらきっと言えなかった台詞だと思うんですよ。その手が自分を傷つけるだけのものじゃないと本当の意味で理解したから、叩かれたのに暖かかったから言えたんだよね。頬押さえながらちょっと笑ってるのが可愛い。愛があれば叩いていいわけじゃないけど、でもよかったなあって思う。

叩かれたアヤも痛かったけど叩いたトシも痛かった。貴方の痛みは私も感じているのです。貴方が大好きだから。大切だから。その痛みを分かち合いたいと思っている。そんな人がすぐ隣にいるのだと知ってほしい。気付いてほしい。実感してほしい。一緒に背負わせてほしい。だって家族なのだから。
もうなんなの……?八王子みんな幸せになってくれよ……
もう5周目にもなるとこの辺りで自然と涙が出てくる。涙腺がバカ

外では後ろ指さされても、

「家の中だけは暖かいわ。帰りましょう」

どんなに辛くても、苦しくても、今日が最低でも、帰ってくれば支えてくれる家族がいるよ。私達だけは何があったってあなたの味方だよって改めてお互いに実感したんだろうな……これが、家族愛……

単身乗り込んできたところから勝利の喜びも負けた悔しさも仲間と分かち合う大切さを知ったリッツに

またやろう。今度は自由な卓球で

なんて言われたら応援するしかなくなっちゃうよね。
マザーだって八王子のみんなだって、支配関係のない楽しい卓球を知っているから。
自分達だけの小さな世界で完結していた八王子がエビ高と試合して「外の世界にも愛はあった」と知ったことがわりかし2期に関わってきてるのでは?という感じ。正直ここがなかったらとしきくんは織田を刺してると思っています。愛がなければ新しい仲間には出会えなかったので。
八王子と試合して仲間を大切に想っているところを見たり、優劣なんかなくただ仲間と楽しく本気で試合できればいいって、ちゃんと楽しむ卓球を求めるようになったリッツを見たりした松陰さんが、

僕らが勝ったら薩川を許そう

と決意するのが本当に「もう卓球への憎しみだけじゃない」んだなと改めて感じる。
あの頃の記憶がなくても連絡を取りあって詳細を報告する仲なんだから松陰さんがランクの頂点でラスボスしてる島津に違和感を覚えないわけが無いんだわ……

□5話

エビ高ってどこだっけ?

「迷っちゃって」

って普通に現れる西郷がやはりとても西郷している(2度目)
というか1話冒頭でリッツが代官山の人達殴ったところでコウ様が代官山の人達に襲われるの完全に因果。こういうところにリッツが責任感じちゃうんだろうな

突然ボルケーノスマッシュで壁に穴開けるのやめよ??二周目以降に聞く「卓球、一生できなくなるよ」は結構重たいなぁ。
彼なりにコウ様が卓球を大切に想っているのが分かってるんだろうなって感じます。もっというといつかりいちみたいに楽しく全力で卓球したいのを諦めきれないところがあるのかもしれないですね。

「試合延期で良くない?(略)こんな弱いチーム倒したってつまんないじゃん」↔「情けは不要だ。これは我々の王座がかかった試合」の2年生組が既に最高でこの対比から西郷と大久保の関係性が深堀されるの激アツなんですよ。

状況を鑑み、この試合は延期とする

後ろのりいちがすごい勢いで西郷のこと睨んでるのめちゃくちゃ好き。
島津が試合延期したのはコウ様が怪我したのが松陰さんの件とちょっと重なったのかなぁとか。絶対思うところあったでしょ。しかも他でもない松陰さんにこれはお前のせいでもあるんだぞって言われる。よく正気を保ってられたなこの男。寧ろ挑発までしている。なんなんだそのメンタルの強さは。世界中を敵にして、君すら敵にして尚、君を守っている島津……感情がバカ重い……「不満があるなら勝ってみせろ」って島津お前なぁ……

薩川大学付属渋谷高校

余裕にみせているりいちが全力でバタ足してるのを知っている西郷。副部長!って呼ばれて走っていくりいちをちらっと見てちょっと笑うのがかわいい。そんなところが面白くて羨ましくて大好きなんだろうなぁ

マザーの連絡先知ってるりいちがかわいい。アヤのああ!なるほどね!もめっちゃかわいい。もう誰が何しても可愛いくらいの心境。嘘です。いや、嘘じゃないかもしれない……

利益としては美味しいけどエビ高を応援したい気持ちもあるからちょっと複雑な感じのマザーはやっぱり良い奴なんだけどコミカライズ読んだら八王子すげーガラ悪くてびっくりしました

部内で一番強き者を部長とする

格式と伝統を重んじる薩川の先輩たちが次期部長にりいちを推してるのが彼の愛されているところなんだよなぁと思います。
でも大好きな部長が部の伝統に則ってそういうこと言う。もっと言うと「卓球の神は西郷を愛した」とか言う。そりゃ腹立つ。総当たり戦で勝てば強さもアピールできるからなぁ。やりたいことはとてもわかるんですけどね。

西郷大久保戦で西郷が勝ったあとの「ちょ。」で周りの部員が乗り気じゃないどころかスランプなのにめちゃくちゃ戸惑ってるっぽいのが本当に愛されてるし、降格して卓球場を出ていくりいちにみんなが副部長!待ってください!って声をかけてるのが本当に本当に慕われててすごいなぁって思います。

でもりいちがなりたいのはみんなに愛される部長ではなく孤高で絶対的な島津みたいな部長、というか部長はそうあるべきみたいなところがあって、そして現状、自分よりも西郷の方が部長に近いってなったら、そりゃグレたくもなりますよ。不良になったらそれはそれで面白そうだけど
でも大好きな卓球を捨てることもできないりいち。そんなに感情がぐちゃぐちゃなのにラケットを叩きつけられない程に、こんな時まで卓球が大好きなんだよね

リーチってやっぱ面白いね

大嫌いな(とまでは言ってないけどどこか許せない)相手に「なんで気付けないかな。その才能」なんて言われて、馬鹿にされた、ではなく西郷を蹴落とそう、でもなく「俺を弟子にしてくれ」って言うりいちが最高にかっこいい

コミカライズ版でコウ様のお見舞いに行って、コウ様の追いつきたくて横に並びたくて、ずっと追いかけることしかできないけど、リッツがいるからまた頑張れるって、「律はずっと俺の光で道標だった」って聞いて、「じゃあ俺にとってのその存在は西郷だ」になるのがりいちは本当に純粋に真っ直ぐ直向きに頑張れる人なんだなぁって思いました(???)

「弟子にしてくれ」を受けて無言でボール打つ西郷がめちゃくちゃ可愛い。2個目打とうとして慌てるりいちににやって笑うのがすごく好きです。りいちと一緒に部活できる時間が本当に好きなんだろうなって感じがする
走ってるところにみんなが副部長!!って行ってるのを見てるのもいいよね

リーチは人気者だな

ここまでの演出で西郷からりいちへのクソデカ感情がえげつない事がよく分かります
2回目の総当たり戦で勝ち進むりいちに、先輩たちも部員も西郷も嬉しそうなのが本当に部員に愛されてる(n度目)

ここまで「大久保に欠落したもの」の話をし続けている島津が言葉足らずのくせに有能で困ります。りいちの魅力を完全に理解した上で+αを求めているぞこの男……
というわけで変則マッチでリーチを追い詰めるということですね。分かります。鬼か???

八王子など俺一人で十分だ

「怖いの?」って言われての返しがとてつもなくチョロいりいちがかわいい。ここの怖いの?はリーチならできるでしょ?自信ないの?の意だと思っています
りいちのサーブの瞬間に流れ始めるSay My Nameのおかげでこの先八王子のターンなんだなってなります。BGMが入るタイミングがやはり神
2対3の変則マッチから更に1人でやろうとしてて自分を追い込んでるんだから勝てるわけがないんですよ

「大久保は努力で才能を補って実力を付けてきた」→「努力できるのも才能だ」の流れで島津がりいちのことをちゃんと認めてるのが分かってとても良い。りいちの才能も努力も実力も確かなものであるのに当の本人が自身の本当の魅力に気付いていない。言葉足らずすぎるくせに島津も「なんで気づけないかな。その才能」とか思ってたのかもしれないなぁ、なんて思っています。

リーチをいじめたら、潰す。

この西郷、ブチ切れモードである。
西郷がこの状況にリーチが虐められてると思うのが本当に大好きなんだなぁって感じ

「リーチは面白い選手なんだ。卓球を心から愛して努力して、時々羨ましくなる。リーチみたいに卓球に夢中になれる日が来るのかなって思って、俺も辞めずにいられてる

リーチは俺の光だ

「馬鹿野郎。卓球、一生辞められなくなるだろうが
「大久保に足りないのは、自分の魅力の客観視。卓球の神は、確かに西郷を愛した。だが、人は大久保のような者を愛してしまう。あいつが部員に見せるべきものは、背伸びした実力でなく、ありのままの自分。その事に気付けた時、私は伝統を覆し、大久保を次期部長に指名するつもりだ

ここの流れが好きすぎて切れなかった(2回目)

自分よりも才能も実力もあって、羨ましくて妬ましくて、それでも超えたくて、目標にしてきたような相手から、君がいるから今も卓球を続けられてる。いつか君みたいになりたい。なんて言われたらもう一生卓球辞められなくない???
だってお前は俺の目標で、憧れで、ずっと隣にいたいから。何なんだよお前らのそのクソデカ感情は

あと島津。『格式と伝統を重んじる』薩川の『部長』島津が「伝統を覆し」って言うのがとても好き。
リーチの魅力を本当の意味で理解していてそうあってほしいと思っているんだろうなって感じ。何でそんなに有能なの??
あとこんなに柔軟で有能な人なのに正直あんな秩序を守るのに非効率的すぎる卓球ランクの頂点に立ち続けているかっていうのが7話で深堀される流れの見せ方が上手だなぁって思います

5話は大体西郷大久保にもっていかれるんだけど同時に島津の人間性もわりと深堀されていくから何度も見ちゃう。結婚するなら真田弦一郎か島津がいいです。というか島津のことうるさくない真田だと思っている節がある。何を言っているんだ

BGMが入るタイミングも相変わらず神。お陰様でタイトル曲落ちサビを聞くとリーチは俺の光……ってなるどころか脳内に飼っている薩川部員の私が「副部長!!!!!」ってやり始めます。パブロフ

次はお前に敗北を味わわせてやる

「俺と張り合うのは無意味じゃなかったの?」
「お前のおかげで気が変わった」
「楽しみにしてるよ」

負けたことないからつまらなくて寂しくてやる気が出ない西郷にあそこまで言われて「次はお前に敗北を味わわせてやる」って言うりいちが最高に好き
本人は無意識かもしれないけど西郷にとってはりいちが同じところまで来てくれるんだって楽しみになっただろうし、りいちは絶対に諦めずに西郷を追ってくれるから西郷は寂しくないんだなぁ……良い関係だ
でも西郷のクソデカ感情をりいちは知らなくていいし、ただ1歩先を行くライバルだと思っていてほしいです

5話ラスト辺りからの松陰さんとコウ様がいないリッツが「“俺が”勝つんだ」になってるのしんどいよな。エビ高これまで「“みんなで”頑張ろう」って感じだったのに追い詰められすぎなのよ……

□6話

屈指のギャグ回です。嘘です
でもキャストみんなが頑張って笑いこらえてるのはガチです。あとリッツが「天下をとって狂った時代を終わらせる」って何回言うのかわからないので暇なときにでも数えてみようかなと思います。6話追い詰められてるリッツがしんどすぎてループできないけど
本当はもうちょっと書きたかった気がするんだけどちょっとループするのしんどくて断念した

俺達が勝ったら

「もう上とか下とか下らねえ考えは捨てろ」

切実な願いなんだけど本来の目的(狂った時代を終わらせる≒みんなで楽しく卓球できるようにする)よりも手段(天下をとる≒俺が勝つんだ)が先に来てるから現状に焦るんだよなぁ。リッツはもうちょっと周りを頼ったほうがいいと思う

まるで不良同士の抗争だな

せやな!!!!!!(大声)
ゆーてこの世界卓球でハイローしてるみたいなもんじゃん??ハイロー全然知らないですけど。デュエルが卓球になった遊戯王だと思ってるところはあります

確実に出られる選手が成長を遂げられるチャンスっていうのはその通りなんだよね。戦力として見込まれてないというよりもさっさと治して戻ってこいって話。落ち込んでる暇はないよ

「何弱気になってんすか」
「コウ様、うちのエース」
「戦力だからこそ入院してんでしょ?」
トリプルナイスフォローがしんどい。お前ら本当にいいやつだな……

コウ様も焦ってるからリツコウだいぶギスギスしている。
いつだってコウ様はリッツを追う側……

ああ、辞めてやるよ

コウ様辞めないで
辞めちまえよ→辞めてやるよ→勝手にしろ、の流れなあ。
売り言葉に買い言葉というかコウ様の存在がリッツを卓球に戻したし、コウ様が居なかったらリッツが卓球続ける理由はないというのに。
コウ様はたぶんずっと卓球辞めないんだけどお互いに全力で殴った時だけ全力で受け止め合っちゃうの何なの???

君以外の三人は弱いもん

西郷のチョップ好きです。なんか思うところがあったのかな??強い奴には興味ある西郷も好きです。というか西郷が(も)好きです

黙って下を向く三人がとてもしんどい。チームとして一緒に戦いたいのに自分達の無力感を感じていて、実際そうなのかもしれないなって思っていたところにとどめ刺された感じ。少しでもリッツが頼ってくれたらちょっと安心できたかもしれないのにリッツは絶対頼ってくれないから

大体リッツのせいです

僕は足手まといなんだね

お前トビーになんてこと言わせてんの???(モンペ)
松陰さんもコウ様もいないから追い詰められてるのは分かるけど言い方が悪い
「俺ならシングルスで一勝できます」って言ってるけどシングルスで一勝して、その後はどうするつもりなんだろう
団体戦だから一勝だけしても意味ないじゃないですか

何にも成長できてないな、に全力フォローいれる山田倉本はやっぱり良い奴。みんなもリッツの不器用さ分かってくれてると思うけど、でも痛いもんは痛い
みんなが分かってくれてるだけじゃだめで、結果が全てなのもなんか分かるからフォロー入れてくれるのはありがたいけど、そこじゃねえ感
なんで君たちはお互いを大事に思っているのに傷つけあうことしかできないの??剣を握ったままではおまえを抱きしめられないからですかね。知らんけど

律はずっと俺の光で道標だった

「律の背中を追いかけるために、俺はまた歩き出せる」

リッツなんでここまで思われているのにひとつも響いてないの??もうちょっと人の話ちゃんと聞いた方がいいと思う

水を差すようで悪いけど差し出される退部届×3
そろそろコウ様の胃に穴が開きそう……応援してます……

「リッツスランプ気味なんだよ」って言うタケさんと「そうリッツに伝えてあげればいいよ」って言う松陰さんの部長副部コンビがリツコウにナイスアシストすぎるんだよなぁ。最高に良い先輩だと思います。好き

そういうお節介がつらいんだよ

余計な一言がすぎる高杉律です。言い返すだけのトビーめっちゃ偉くないですか??
お前より強い俺がなんとかしなきゃいけないのにごめんなって言われるの考えるだけで殴りたくなる。私だったら殴ってる。リッツは1回くらいみんなに殴られた方がいいと思うよ

卓球生命をかけるので、

「俺らを強くしてください。」
「僕がリッツを守りたい。」
「動画投稿は控えるので、何卒。」

負けたら退部するつもり。だって自分たちの存在が君を追い詰めるから。大好きだから離れた方がいいかもしれない、なんて本当に君たちはどこまでいい奴らなんだ

ここで負けるということは、この先君と一緒に歩いていける強さがないということだから、大好きなものを続けていく資格がないということだから、辞めるという覚悟

全部お前のための覚悟なんだよ

リッツが守るべき"みんな"の中にリッツ自身も含まれているんだよって、このタイプがちゃんと理解するのは難しいのかもしれないなあ。あとこれずっと言い続けないとリッツが本当の意味で“みんな”の中に自分もいると理解できないからコウ様はあと10年言い続けてやってくれ……。大丈夫。コウ様ならできる
でもこれで「みんなでがんばろう」って言えるようになってて偉いよ……まじで誰目線
「自分が余裕ない時は他人のことなんて気遣わなくていい」って言ってくれるの本当にコウ様は神様か何かなの??この言葉、リッツを気遣うと同時にコウ様がチームのみんなは何があっても支えてくれるってちゃんと信頼しているのが分かるので脚本の人は本当に天才だと思います

というか薩川、島津大久保西郷で見てるの可愛い

大丈夫。僕が頑張るから

「おう。頼りにしてる」

ここ、松陰さんの「任せてくれて嬉しいよ」を思い出します。誰か一人だけの力で勝つのではなくて、隣の仲間に頼りながら、頑張れないときは助けてもらいながら、頑張れる時は支えながら、そうやってお互いがお互いの力になりながらみんなと一緒に進んでいくことの大切さをリッツがやっと実感した瞬間で、且つ「僕がリッツを守りたい」の解答なのでもう私はしんどさで泣くことしかできない

みんながいなきゃ勝てなかった

6話の流れでリッツからこの台詞が出るの本当にすごいなあって思います。脚本が強い
みんながいなきゃ勝てなかった。みんながいたから勝てた。戦っているのは自分一人じゃない。隣に仲間が必ずいる。リッツは気付くのがちょっと遅いけどここで気付いてよかったし、エビ高、八王子、薩川でそれぞれ"仲間"の形が違うことがここで漸く出揃って、そこから最終決戦なの最高にアツくて好き

「薩川戦は僕も出ます」であんなに“仕事熱心”なリョウ先生が好きにしろって言うってことはやっぱりもう時間が無いってことなんだろうなあ、とか思っていたら次回予告の終焉近し―――。本気で涙出てくる。しんどい。

▫7話

コウ様謎の修行パートは何回見てもじわじわきます

深堀するのが島津大久保西郷なので当たり前なんですけど薩川の“3人の猛者”にりいちが数えられてるのが良かったねって気持ちです
オープニングナレで島津の過去と能力を深堀しますよって予告するのまじでやめてほしい。心の準備はたぶん生涯整わない。オタクすぐ死ぬ

松陰さんのために『薩川を牽引する絶対的存在』(=東東京のランクの頂点)になった島津に何回泣いたらいいですか?何回だって後悔したって泣いてしまったっていい……別に私は笑わないと決めた訳では無いし後悔も特にないですけど
きっと松陰さんがいなくなった後も島津は泣かずに松陰さんが遺した彼のいない明日を生きていくんだろうなって思います

島津がちゃんと強くて、真っ当に前を向いて生きていけそうな人すぎて言語化できない感情でぼろぼろに泣くことしかできない。島津が泣かないので私が勝手に泣きます

残り僅かな命をここで散らすつもりか

「命をかけて支配の時代を終わらせる。自由こそが正義だ
これ、この後1カット入るけど並ぶ時に松陰さんの横がリッツなのがとても良くて、島津と松陰さんが小さい声でこれを言っているのがリッツに丸聞こえなんですよね。試合前にリッツがこれを聞いていて、島津を見つめる松陰さんに島津との関係を聞き出すのが本当によく出来ているなぁと思ってます

シングルス1でモンキーが結構凹まされていそうなんだけど、ここでしっかり負けた(自分の弱点が分かった)わけだし小松もなんか色々喋ってくれたし、課題がちゃんと見えたことが彼の今後のためによかったかなという感じ

後輩の役目は大きな声で先輩を応援することだろ

ここでリッツからフォローする台詞が出るとは思わなかった。他人を許すということは自分のそういうところも許すということなので
このチームならちゃんと“みんなで”勝てるっていうのが本当に分かったんだろうなって思いました。こんなに大切なものができたからこの約9ヶ月後にまたとてつもなく追い詰められてるんだけどね。祭の朗読劇の話です

世界中に嫌われたっていい

タケさんが優しい。コウ様のためなら何を言われようが自分がなすべきことをするという意思。会場のブーイング浴びながら2時間以上試合して勝てるのがすごい。やばい。なんというメンタル
タケさんだって本当は「チームのためだったら命だってかけられる」タイプの人間なんですよ。そうじゃなきゃこんなことできないし、そもそも既にリッツのために卓球生命をかけてるので……
いつだって仲間が求めている言葉をくれるし本当に人間できすぎていると思います。キャプテンももっと時間があったら人間関係形成力の高い愉快なお兄ちゃんだと思ってるよ

リッツとコウ様みたいな関係かな

松陰さんへ
静かに島津を見つめないでください。
私より

「薩川の部長と知り合いだったんですか?」に「リッツとコウ様みたいな関係かな」って返す松陰さん。この辺でもうほぼほぼ全部思い出してません??
島津よかったねってなるけどこの時点の島津的にはあんまりよくないのかもしれない

ダブルス初っ端から一流のチームで鍛えられた君と戦うのを楽しみにしてたって言われたのに嫌味で返す島津が最高に悪役しててもうこのばか!って気持ちなんですけどでもそうするしかないのも分かるからつらいです

八王子戦のくだりのせいでリッツはキャプテンが無音の絶対時間使うのトラウマじゃないの??大丈夫???って感じで私はしんどい

松陰、これ以上苦しむな

ダブルス最初から飛ばして無音の絶対時間を使う松陰さんに対する返しが「お前は辛いことから目を背けていれば良い」なのがしんどい。こんな只管に相手を思い続けていられるなんて強すぎる
松陰さんのために楽しい思い出を封印した島津と楽しい思い出は何も覚えていないけど憎しみだけが残っているキャプテンが本当にもう……もう…………

リョウ先生に島津のクソデカ感情と松陰さんの過去を聞いて、松陰さんの卓球への憎しみの真相を知ったコウ様がこの後駆けつけるのが激アツ。島津にとっての松陰さんはきっとコウ様にとってのリッツなんだよ……

これじゃ試合にならない

もうキャプテン倒れそうじゃないですか。きっとリッツに松陰さんの限界が近いのは聞こえてるんですよ

6話で『チームで勝つ』を学んだリッツが「まだ“エビ高が”勝つチャンスはあります」って言うのが好き。
でもリッツ視点だと八王子戦はキャプテン抜きで勝ちたかったのに自分のせいでキャプテンが試合に出なきゃいけなかったわけだから“今度こそ”だったのかなとか。みんながいれば勝てるから、出ないでくださいって優しいけど、そんな大切なみんなと一緒に戦えなかったら松陰さんの気持ちはどこにいけばいいんだろうとか、ここで棄権してたら松陰さんと島津はさいごにしっかり向き合うこともできなかったんだよな、とか思う。それぞれの感情の深淵に落ちて自分を見失うタイプの共感をする人間です

松陰が死んでもいいのか

「いいわけねえだろ。でも俺は、松陰さんの命を長引かせてやれない。だから、生きている瞬間を最高のものにしたい」
「卓球への憎しみを晴らすことが、最高の瞬間だと?」
「憎しみなんかじゃないんだよ。松陰さんは、最期にあんたと卓球したいんだ

ラスボスしてるくせに「死んでもいいのか」なんて、本当は試合なんて出てほしくないって言ってるようなもんじゃないですか
でもここで、松陰さんと一緒に色々な想いと出会って成長してきたリッツが島津に、この想いは、必死にしがみついているのは、憎しみなんかじゃないと断言できることがもう1期のまとめです。嘘です

憎しみよりも悲しみよりも怒りよりも、嬉しさや喜びを感じられる守るべき大切なものがあるというところまで辿り着けたのは他でもないチームのみんなと出会えたからで
島津を全力で殴る言葉が、彼が頂点に立ち向かってくる相手に向けていたものをそのまま返す言葉ではなくて、君だって本当は卓球が楽しいって知ってるはずだって感じなのが純粋に真っ直ぐな想いを感じて好きです。でもそういう優しさは時に純粋な暴力よりも傷付くんですよね

島津は、松陰さんはずっと卓球を憎んでいて、ランクの頂点にいる自分のことも憎んでいて、憎しみが原動力でここまできていると思っているのでそんなものが最高の瞬間なわけないって思うよなぁって。でも島津の知らないところでたくさん戦ってきた松陰さんは既に“もう憎しみだけじゃない”わけで。
そして支配関係をなくし自由を取り戻すために戦っている松陰さんが最期に試合をしたかった相手を知っての「松陰、お前まさか……」

松陰さんが求めていた楽しく自由な卓球は、島津があの日松陰さんのためを思って二度と望まないと決めたあの日々じゃないですか。それを知っている島津がリッツに、松陰さんが最期にその“楽しく自由な卓球”の相手にあんたを選んだんだって言われて本当によく正気を保てていたなと思う。メンタルが強すぎる

やっと思い出したよ

「必死な君を見て」「卓球で大切な人を失ったことも、君が悲しみから守ろうとしてくれたことにも気付けた。どうせ死ぬなら、君と続けてきた卓球を、楽しみながら死にたい
「お前が何を望もうと、私の役目はただ1つ。勝つこと。それのみ」

ここでタイトル曲が流れ始めるのが大好きです。何度だって言うけど曲の入るタイミングが神。7話でも特にこの辺が好きでVHSだったら擦り切れてるくらい見てます。別に隠してもない年齢がバレる。もはや最初に見た時の、無言で崩れ落ちる、みたいな気持ちはないですけど、何度だって噛み締めている

島津が本当に、ここまで言われて“薩川の部長”が揺るがないのがすごいなぁって思っています。本当に好きです。島津が背負っているのは“王者薩川”なので、チームが勝とうが負けようが島津が負ける訳にはいかないんだと数十周して冷静になった頭でようやく理解できました。そしてこの後決着が着くこの試合、続行不可能で島津大久保ペアの勝利なんですよね。語られていない部分は知らないけど、島津は本当に1度も負けてないんです。説得力がすごい

島津がサーブ打つのに戻る時、松陰さんがちょっとなんとも言えない顔してるんだけどどういう心境なんだろう

あと、みんなの応援する声で何度も泣いた
この前の「後輩の役目は〜」を受けてか大きい声でがんばれって言えるようになったトビーで泣いちゃう。好き。大事なこと大きな声で言えたね。試合に出てなくったってチームのためにできることがみんなにはあるんだよ、その一言で仲間が強くいられる瞬間があるんだよっていう、そういうの、あるじゃん。語彙力の霊圧が消えた

新しく守るべきものも見つけたのだな

「本気でぶつかり、お前の最期の舞台に花を添えよう」
「ありがとう、島津」

ここのやりとりがたぶん1期の中で1番好きな気がします

松陰さんがあの日の笑顔を取り戻したのは間違いなくエビ高にいたからで、そのチームを作ったのは他の誰でもない松陰さんっていうのを目の当たりにした島津がやっと、エビ高は松陰さんが命をかけてまで守りたいものなのだということを理解したのだろうなぁと思っています
これまでもきっと島津は本気で松陰さんにぶつかってきていた(というか松陰さんのために本気だった)のだろうけど、それとは違って、松陰さんのそういう想い全部受け止めてちゃんと全力で向き合うっていう決意すぎて最高なのです

島津がちゃんと自分の想いもエビ高の今の姿もしっかり受け止めてくれるって分かったから「ありがとう、島津」なんだよね。そしてそれを受けて島津がちょっとだけ笑うのがいい

楽しかったあの頃と同じように台を挟んで松陰さんと向き合っている島津が、あの頃とちょっとだけ違うけど、それでもあの頃みたいに笑うんです。あの日島津が止めてしまった、この時代の狂気に止められてしまった2人の大切でかけがえのない時間が動き出して、やっと彼らを隔てるものがコートだけになったというのに、本当にキャプテン死んじゃうんですか???

顔を上げろ!

「リッツが頑張ってくれてたのに」
「俺の方こそ、先輩の負担を減らせなくて」
って2人でネガティブ入ってるところに乱入してくるコウ様が良い。ちなみにネガティブ入ってるそこの2人は自分のことを大切に想ってくれている誰かを置いていく2人です。そんなところに来る、いつだって置いていかれる側のコウ様。激アツ展開じゃないですか

あとは任せたよ、コウ様

「あんな熱い試合を見て負ける訳にはいかないっすよ」
何度だって言います。色相が濁るこんなにドンピシャな後は頼んだよコウちゃん展開ありますか??しかも“コウちゃん”だし。縢くんなんで死んじゃったの??見ちゃいけないものを見たからです

チームのみんながいたから「あんな熱い試合」ができた松陰さんと、チームが自分を想っていてくれたから間に合ったコウ様
リッツとダブルスに出た松陰さんが自分がいなくなった後を任せるのが、さっきまで隣に立っていたリッツではなく、ずっとリッツの隣に立ちたかったコウ様なのがいいなぁって思います

この松陰さんの一言はチームから離れて強くなって帰ってきたコウ様のことを、再びエビ高のエースとして迎え入れるには十分すぎる優しさと信頼を湛えていて、それに報いるために、これからリッツの隣で頑張るコウ様が本当に好きです

涙は勝った時のために取っておくんだ

コウ様が涙を拭った理由を恥ずかしがってだと思うリッツがかわいい。勝った時のために取っておくコウ様も可愛い。
泣くのは今じゃなくて勝った時だし松陰さんに託されたしで、コウ様がシングルス3は絶対に負けられない試合だと改めて決意したのかなぁと思います。
松陰さんと一緒に戦ったリッツと託されたコウ様がやっと並んで隣に立つことができた。
しかも6話の「こういうのは薩川に勝ってからだろ」の解答にもなっているという……

天下をとって、狂った時代を終わらせる

エモい
この展開をエモいと言わずして何をエモいと言えばよいのでしょうか
エビ高卓球部の高杉律が、1人で、この台詞から始めた物語。ずっとリッツの隣にいたかった、彼の力になりたかったコウ様がそんな始まりの台詞をリッツと一緒に言うんです
リッツはもう1人じゃなくなったし、コウ様は漸くリッツと同じ目線で世界を見ることができるようになったんだなぁって。感慨深い。ここまで長かった……

▫8話

ここまでで色々な立場で話を掘り下げてきて、この時点でいろんな人がこの時代のせいで失ったものを取り戻しました。それによってそれぞれのマイナスが粗方ゼロに戻ったのだと思っています
というわけで最終話はゼロからプラスになる話です。友人にボーナスステージと言われてすごくしっくりきた
だってエビ高が自由を取り戻す以外は大体リツコウと西郷の話じゃないですか。みんながこの時代に翻弄されてたくさんのものを失ってきた中、西郷だけこの時代だからこそ得られなかったものがあったんじゃないかなと思っているので

あと正直8話は脚本が完璧すぎて何を言っても野暮な気がします。というかもはや何を語れと?っていうレベルなんですけどここまできたらちゃんとやりますよ!

律は俺にとっての道標で、光

リッツがそこにいる限り、何があろうと戦えると思えるようになったコウ様。7話かけて、どころか幼少期から積み上げてきたリッツとの関係性や今までコウ様がもやもやしてきたものが解決するのがここだと思っています
リッツの隣に立ちたくて、ずっとリッツの背中を追いかけてきたけど、リッツが離れて行っちゃって、自分も色々大変だった。そしてまた一緒に卓球ができるようになったから、リッツの力になりたくて、ちゃんと強くなって戻ってきたコウ様。新しく手に入れたものは、活路への“道標”が“光”で見えるギフテッドスターゲイザー
ずっとリッツとすれ違ってきたコウ様が自分の中のリッツの存在をちゃんと見つけられてよかったです

俺ら薩川の勝利は揺るがない

自分は負けたけど西郷が残ってるので勝利は揺るがないと言いきれるりいち。彼自身が西郷は強いとコウ様にちゃんと言いきれることで、りいちの中の西郷への妬みみたいなものはちゃんと解決したのだろうなぁと改めて思いました。5話ラストのハイタッチで十分分かるけどね

あと最終回は才能型のリッツ対西郷と、その2人をそれぞれ追いかけてきたコウ様対りいちで戦うから、試合している人達が似た属性なんですよね
コウ様とりいちが隣で試合している2人をとても信頼していることが分かってすごく好きだし向かい合ってる同士お互いの気持ちが理解できることがこの後の救いに繋がるんだなぁって思ってます

あとワンゲームで終わりだけど

「逆転してやるよ」

西郷がめちゃくちゃつまらなそう。あからさまに期待はずれ感が出ている
リッツのこと強いかもしれないって思って興味を持ったのに、所詮他の人と一緒で自分を負けさせてくれるわけではないのかという落胆が透けて見えるところが好き
負けたことないからリッツの「逆転してやるよ」にもしかしたらと思うことすらないってことなんでしょうね。寂しいなぁ

お前あっての卓球なんだよ

(2回目)

「棄権はしない」に「個人的な恨みで卓球をするつもりか」って返すコウ様
リッツと西郷の因縁を分かっているからこそ、そしてリッツの性格を誰よりも分かっているからこそ、リッツがこの試合に固執するのを「個人的な恨み」だと解釈するコウ様が7話の島津と同じで、大好きで守りたいからこそ分からなかったところだったのかなと思います
でも松陰さん同様、エビ高にいたからこそ戦いたい、守りたい理由ができたリッツは、ちゃんとみんなの想いに報いたいと思っているんですよね
今まで多くを語らなかったリッツがコウ様やチームのみんな、ひいては棄権したくない(=この試合で勝ちたい)理由、コウ様と一緒にいたい理由をやっとコウ様に伝えられた……

リッツのことが大切だから、ずっと一緒に卓球したいから棄権してくれって言うコウ様と、コウ様とまた卓球ができたことやみんなと一緒にいることが嬉しいから試合に出るって言うリッツ
“お互いを大切に想う”のベクトルが違うしやっぱりお互い譲らないところがリツコウなんだなぁ

俺だってそうだよ

「頼む。棄権してくれ」
「でも、俺が勝たないとエビ高は自由を取り戻せない」

リッツの「お前あっての卓球」にコウ様が「俺だってそうだよ」って返す日が来るなんて2話時点では想像がつかなかった
でもあの時とは違ってちゃんとリッツの想いを聞いたコウ様が、リッツにとって卓球は「簡単に捨てられるほどちっぽけなもの」ではないとちゃんと分かったからこそこう返せたんだと思います
やはりリツコウに必要だったのはお互いを理解するために自分の気持ちを伝えるのことだったのかもしれません。相手を想って黙っていることが全てお互いにとって良い事だとは限らないし、コウ様はずっと伝えてほしかったわけだしね

この期に及んで勝つこと=自由を取り戻すことに固執するリッツ。エビ高が自由を取り戻す=卓球部に入って薩川に勝つことこそが“禊”だと思っているので仕方ないのかもしれないなぁって思います。しかもそうすることでしか、みんなに“許されない”と思っている
未だにリッツの根底にはみんなに対する申し訳なさが残っているんです

俺はリッツに戦ってほしいと思ってるけどね

「だけど、エビ高が自由を取り戻す為じゃなくて単純に卓球を楽しんでほしい」
「リッツが自由に、楽しんでやってくれれば、負けたって悔いはないよ」

タケさんが!!!優しい!!!!!(n度目)

これ、リッツの中のそういったみんなに対するネガティブな感情をそうじゃないよ、もう大丈夫だよって許してくれる言葉ですよね

リッツが試合したいなら出てほしいけどそういうネガティブな感情やみんなのためって追い込まれた気持ちじゃなくて、リッツ自身が自分のためにちゃんと楽しんできてほしいって背中を押してくれるんです。本当にM機能が高い
トビーもリッツが楽しかったならそれでいいんだよって、試合に出てない=展開を自分でなんとかすることができないトビーがここでそう言ってくれることで、タケさんの言葉がよりチームの言葉としてより重たく響くんですよね

それでも「エビ高生はそれを望んでない」って言うのはまだ許されちゃいけないって思いがあるんだろうなぁ

部員じゃない山田も1話で絡んできた槇原も今までのリッツの頑張りを認めてくれて、負けてもエビ高は大丈夫って言ってくれるダメ押しがあってやっと笑うリッツがとても良いと思います
みんなに負ける負ける言われて「負ける前提の話はやめろ!」ってなるのがとっても可愛いし、「ぜってえ勝つ!」の笑顔が最高。この辺りでリッツが考える“チームのみんな”にリッツ自身がやっと入ったのかもしれない

西郷ほど寂しい選手はいないのかもな

「まさか。あいつは負け知らずの選手だ」

どうせ俺に負けるくせにって言う西郷が本当は楽しみたいのが透けて見える場面。そして彼の孤独をチームの仲間ですら分かっていなかったことが判明する場面でもあります。そして島津がやはり有能です(n度目)

“負けて悔しいから勝って嬉しい”という根本的なところがないにもかかわらず、ずっと卓球を続けてきた西郷はきっと、本当はすごく卓球が好きなんだろうなって思います。好きなものを嫌いにもなれず、諦める事もできず、ただそこに在り続けた西郷
でも西郷の求める“勝負が楽しい卓球”は彼の手の届かないところにある。初めはきっといつか楽しい時が来るのを期待して、わくわくしながら待っていたのだろうけど、いつしか誰も期待に応えてくれないことに慣れてしまったのだろうなって思って切なくなる

5話を見ると薩川がわりと楽しそうな雰囲気で練習しているなぁと思うんだけど、それは“常勝無敗の王者”薩川だからこそで、勝てるからこそ誰かの支配下にはなく、楽しく卓球ができることの裏付けになっているのかなって思いました
そんな薩川の部員であり、負け知らずのエース西郷が「どうせ俺に勝てないのに」って言う。楽しめることにちょっとした嫉妬心があるのは勿論なんだけど、彼の中で自分が勝つ=エビ高が負けるのは疑いようもなく当然のことなんですよね

追いかけてくれるりいちはいるけど、ずっとずっと孤独な西郷を「頂点に1人で立ち、1人で泣いているようだ」と表現する島津。西郷の心情は想像できるけど、島津にも西郷は救えないんです。松陰さんがいた島津は“同じ目線で世界を見てくれる誰か”がいない世界を知らないから

律が求めてる言葉を俺だけが言えなかった

「幼馴染だからこそ、コウ様の応援が1番嬉しいんじゃない?」
「リッツ耳いいから、応援も届くはずです」

リッツが求めていた一言を言えなかったと落ち込むコウ様。でもそれはリッツのことを大切に思っているからこそで、悔やむべきことではないんですよ
それを下手に慰めるのではなくて、ちゃんと応援してあげればいいって、リッツだけじゃなくコウ様の背中まで押してくれるタケさんが本当に好き
例え小さな声だってちゃんと伝わるよって、今まで上手に想いを伝えられなくて擦れ違ってきたリッツとコウ様を見てきたモンキーがそう言うのもすごく好き

リッツがんばれ

「コウちゃん……」

あの日からお互いが呼べなくなったあだ名で呼び合う2人。リッツにとってそのあだ名は「昔友達だった奴が付けてくれた大切な」もので、きっとそれはコウ様にとっても同じ
リッツとコウ様が親友だったかけがえのない日々が、あの時果たせなかった「高校でも一緒に天下を目指す」という約束が、やっと戻ってきました

応援なんて勝負の役には立たない

「馬鹿にすんな。俺の卓球はあいつあっての、みんなあってのもんなんだ」

西郷には仲間がいることでどれだけ強くいられるか、その言葉だけでどれほど勇気が貰えるかが分からない。そんなものがなくても1人で勝ててしまうから
役に立たないものなのに、応援しているコウ様やみんなが一生懸命なのも、応援されたリッツが嬉しそうなのも、嫌味でもなんでもなく、本当に心の底から理解できないんだろうなって思います

みんなが応援してくれるからリッツががんばれるのが、リッツはみんなのためならいくらでも強く在れる人なんだと改めて感じられてとても好きです
リョウ先生が驚いているのに、「たぶんこれもギフテッドです。応援を力に変える、誰もができるはずなのに、活かしきれてない才能ですよ」ってしれっと言えちゃう松陰さんも、チームのみんながいたから頑張れた1人なんだよね

ピンチの場面でわくわくしてる

「そうか、俺は、ライバルを待っていたんだ

西郷自身がなんで卓球が楽しくなかったのか、本当は何が欲しかったのかをやっと自覚したんだなぁとしみじみ
りいちがいたから卓球を辞めずにいられていた西郷のところにリッツが来てくれて、やっと卓球を楽しめるようになりました。よかったね……

さっきも書いたけど、西郷だけがこの時代だからこそ“得られなかったもの”がある人なんだと思っています
きっとこんな卓球で狂った時代じゃなかったら、もっと早くライバルと出会えていたのかもしれないなって思うんです。リッツは卓球辞めてないだろうし。あと斯波辺りとも出会ってほしかったなぁとか

負けるかもしれないのに全力で試合できるのが楽しくて、それまでのつまらなそうな顔からつい笑顔になってる西郷
リッツに言われるまで自分が笑っていることにも気付いてないのがいい
強い薩川にいるから、みんなが楽しそう=強い(勝てる)から楽しい(自分はそうでもない)だった今までが、負けそうなのにわくわくするっていう純粋な楽しさに変わっていくのが本当に西郷がリッツと出会えてよかった……

強いね、君

「お前もな!」

卓球がつまらなかった西郷と、卓球なんて朽ち果てればいいと言っていたリッツが2人とも笑って試合をしているのが最高の救いだなぁと思います

疾風迅雷の「勝敗は警鐘が鳴り響いて知った 後悔しようない最終回だ」が本当に好きです
コールを聞くまで勝敗が着いたことにも気付かないほどに熱中して試合をしているリッツと西郷のことじゃないですか
それほどまでに楽しい試合ができるなんて、きっとリッツも西郷も全く予想もしていなかったと思うんですよ

それでいい。楽しむんだ西郷

島津のこの言葉を機に、薩川の部員も一斉に西郷を応援し始めるのがとても良い
勝ち負けよりも今この瞬間、この試合を楽しめと島津が言えるのはきっと松陰さんの想いをしっかり受け止めたから
楽しい卓球を知っていたけどそれを求めないと決めた島津が、楽しい卓球を知らなかった西郷にそれを言えるのが、島津もやっと救われたのだなぁと思うわけです

その後呟く「伝統とは、覆るものだ」は薩川の伝統というよりも、いつからか続いてきた、ランクに支配され自由に卓球を楽しむことを忘れてしまった世界に対してだったらいいなぁと夢を見ています

卓球戦国時代

「その言葉が人々の意識を戦いに向けた。だが本来は、切磋琢磨する選手に敬意を表すために生まれた言葉。この試合を機に、高校生たちは思い出す。戦国時代と称する程、卓球を愛し、楽しんでいるということを

これほどまでに完璧なまとめのナレーションありますか???
2期を見た私は「卓球戦国時代」が始まったきっかけの彼がこんな時代を作りたかったわけではないことを知っているんです
卓球が流行っているのは勿論、各地に強い選手がいて、お互いに切磋琢磨できる良い時代だと言うのを一言で表したかっただけということを、仲間達と卓球を楽しみたかっただけなのだということを知っている
2期を全部見てから1期を見直して1番泣いたのがこのナレーションでした

彼らが求めた明日はちゃんと来たんだよ(って言いたいけどこの後布武が攻めて来るんだよなぁ)

楽しかった

「またやろう」

支配関係がなくなったことが最早おまけなくらい、この2人がまたやりたいって思えるほどに楽しく試合をしたことが何よりの結末だと思っています

あと最後に各校のところで八王子が、支配関係があるから仕方なしにそこにいたのではなく、貴方が好きだからここにいるっていうのもとても良くて、
エビ高と薩川が卓球の楽しさに対する解答を出したのと同時に、八王子はみんな(家族=チーム)が大切だから一緒にいるという解答が出るんです
その結論の出し方がすごく自然できれいにまとまっていて、何度見てもここで良い作品に出会えたなぁと噛み締めています

□君に立ちはたがる強敵はボクだけでいい

書いている人は島津のことだと思っています。卓球を憎み続ければ松陰さんはあの悲しみを思い出すことがないと信じて、自分(≒卓球ランク≒狂った時代≒卓球)以外の“君の敵”は全部排除し唯一絶対の敵であろうとしたなんて、そんな感情を抱えて絶対的強者として存在し続けているのは、孤高の天才西郷とはまた別の孤独なのかもしれないなぁと思い至ってからずっと島津が好きです
相手が最高に幸せにはなれないかもしれないけど、最低な悲しみは忘れたまま生きてほしいとずっと敵であることを選んだ島津を一言で表すならこのフレーズを使わざるを得ない
でも本編におけるあらゆる関係性をワンフレーズで表すならこれ以外にない最強の一文ですよね

□まとめ

この“FAKE MOTION PROJECT”ではなく根本的にそもそもフェイクモーションって何?って話からまとめようかなと思いま(したが上手くまとまる自信が無いで)す

読んで字の如くざっくり言うと打球を読ませないための動きっていう所謂フェイント的なやつのことで、お察しの通り卓球用語です
サーブの回転が相手に分からないように実際の回転をかける時の腕の動きと違う動きをする的なやつらしいです。詳しく知らないから調べたけど違ったら教えてください
そんな技術(?)があるなんて知らなかったので普通にすげーって思いました。スポーツやる人って違う世界を生きていると思う。すごい

正直ずっとサビラストで「放て」からこれに繋がるのがちょっとしっくりこなかったんだけど、自分のクソデカ感情を言語化していくにつれてなんとなく、ああ……ってなりました。本当のところ何を意図してこのタイトルや歌詞になったのかは知らないので好き勝手語ります

要するに真意を隠すための動作やそのための駆け引きってことですよね。しかもサーブ。ということはつまり、君との試合を始めるための始まりの動作がそれってことになるわけです

君のためと自分のことは二の次に何も言わなかったあの時だって、その気は無いのに言ってしまったあの言葉だって、君の幸せを願っているのに君に最高の瞬間を与えないようにしていたのだって、全部全部自分の本心を隠して相手を真っ直ぐ思い続けてきた結果なんですよ。全編通してそんな想いが至る所に溢れているわけです

誰もが誰かに「信頼より敬愛より深く色づいた想い」を抱えているが故にすれ違い、傷つき合う。でも相手の想いを徐々に知って、じゃあ今の自分ができることは、やるべきことは、求めていることはなんだろうっていうのを見つけていくのが色んなキャラクターの共通項なのかなと思います。大筋は勿論主人公が仲間の大切さを学び成長しながら自由を求めて戦うジャンプ漫画(コミカライズ版はチャンピオン)です
そんな純度100%エモドラマにこのタイトルを付けたことが本当に天才だなぁと思っています

沢山傷付いてきたけれど、それでも君が大切で、君との日々はかけがえのないものだ(だった)とみんなが伝え合えてよかったし、
そんな“楽しかった過去”と、いろいろあったけど“それでいい”、“これがいい”と思えた今を踏まえて、それぞれが自由な明日に踏み出していくのが、この作品をちゃんと最後まで見ていてよかったと思える瞬間でした

そして何より「卓球なんて朽ち果てりゃいいんだ」から始まった物語が、自由で楽しい卓球を「またやろう」で終わるのが本当に美しすぎる。この物語を終わるのにこれ以上にない最高の台詞ですよね

□終わりに

こんな沼ブログを書いておきながら、実は、見る順番や時期が違ったらこんなにハマらなかったなぁと思っているのです。人生がめちゃくちゃ辛い時期をやっと通り過ぎたくらいで織田佐之助と出会ったのでタイミングが本当に完璧でした

1期についてこれだけ書いたからあとはメイキングをちゃんと見ます。アイドルは出会うべき時に向こうからやってくる

と、ここまで長々と語ってきたこれ、初めに書いたけど約3万字。原稿用紙に換算すると改行無しでギッチギチに書いても75枚くらい。正気か???

ここまで読んでくれてる人いるの??いたら本当にお友達になりましょう。好きです。ご存知の通りすぐ好きって言います

ちなみに書き始めた日は3月30日くらいでした。約1ヶ月リツコウと松陰島津とたまに西郷大久保の事だけを考え生きていました。やばいよね

どちらかというと熱伝導率低めで冷静に沼っている期間がえげつなく長いオタクなので、書く時間と元気があったら2期やフェクステの話もしたい気持ちはあるけど、これだけ書いたので当分はいいです

というわけで今回も結論
フェクモはいいぞ!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?