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【サラリーマン複業】人生100年時代。サラリーマンは、”複業化”の戦略をつくろう!

このnoteでは、【一般的なサラリーマンが”複業”をし始めると、こんな壁、あんな壁にぶつかるから、先に理解しておいた方が良いサラリーマン複業家の考え方、在り方】をまとめています。

ボクは、東京在住の40代、既婚、子供二人、住宅ローン有り、卸売業の会社に勤めているサラリーマンという属性で、人生100年時代を生きるために、2020年の目標として、”サラリーマンで複業化”を推し進めようと思っております。

昨今、ボクのような一般的なサラリーマンにとっては”複業”というキーワードは、とてもよく響きますよね!

サラリーマンのボクも漏れなく”副業”というキーワードに惹かれて、「よっしゃ!オレも複業するぜ!」と意気込んだものの、実際に推し進めようとすると、いろんな壁があることに気が付きます。

「知っている」と「やってみる」の”差”ってやつです。

本やセミナーで聞くと「なんかできそうじゃね?」と勘違いをして、実際にやってみると「あれれ?おいおい、結構大変だし、思っていたのと全然違う、上手くいかないじゃん!」と思うところがたくさんあるわけです。そのひとつひとつの壁を越えるのに、結構な体力や時間を費やすことになり、”複業”自体がシンドいものになります。

その結果”複業化計画”を断念するのももったいないので、ボクと同じような属性で、複業をすすめるにあたって、同じような壁にぶつかり、その壁に立ち向かう人を想定して、自分の経験から「こんな壁があったよ」「あんな壁もあるよ」という”サラリーマンの複業化”の事前の心構えや考え方の情報をまとめてみました。

おそらく「いやいや、そんな壁ないし、そんな壁は壁ですらないよ」という順風満帆に”複業化”ができる人には、何の役にも立たないので、あしからず。

■サラリーマン複業とは?

まずは、「(ボクが考える)サラリーマンの複業とは何か?」というところから。

世間一般的に使われる『副業』とボクが使っている『複業』は、意味合いが違います。『複業』で検索すると出てくる元榮 太一郎氏の複業のすすめに近い考え方です。

個人的に考えている『副業』と『複業』の違いは、こちらの記事で書いています。

記事を読むのも大変かと思うので、カンタンに説明すると、

副業=お小遣い稼ぎ的なもの。
複業=自分の人生をより良くしてくれるもの。

としています。

そして、ボクの中での複業の要件が3つあります。

1 会社だけでなく、新しい社会との接点を生む
2 継続的な収益を生む
3 仕事やビジネス、家庭に相乗効果を生む

もちろん『副業』が良い悪いという話ではなく、個人的にこの3つを満たす個人的に創るスモールビジネスを『複業』と考えていて、そういう『ビジネスを』創ろうと思っています。

そして、この『複業』をしようと思って行動してみたものの、サラリーマンとしては、なかなか壁がが高いことに気が付かされます。

なぜサラリーマンにとって壁が高いのか?それらの壁がどういうものか?そして、その壁をどう超えていけばいいのか?実際に自分で取り組んでみて、感じたこと、考えたことをまとめました。

■サラリーマン的思考バグの書き換え

ボクは、会社に勤めるサラリーマンで、気がつけば20年以上になります。会社での仕事は幸運にもおもしろいし、一緒に働く仲間も良い人ばかりですが、いわゆるサラリーマンの成功という意味での出世の視点では鳴かず飛ばずです。

部署や子会社への出向などいろいろとありましたが、会社というに枠組みの中に20年以上もいると、良いも悪いも、その会社のサラリーマンとして最適化されます。その最適化された状態が、どこの世界でも通用するようなものならば問題ありません。

考えてみましょう。

会社の仕事は、会社で決められたことを決められた範囲で効率化することや生産性を上げることが多いものです。ゆえに、会社の枠組みの中での効率化や最適化は得意になります。

しかし、その環境で最適化された状態は、その環境でしか通用しないスキルや思考に偏っていて、外に出てみたら「あれ?自分の市場価値ってなにもないじゃん。。。」となる可能性があるわけですね。

まず、そこがつまずくポイントです。

自分が会社という環境の中で最適化された状態であることに気が付かないまま「複業でスモールビジネスをつくろう!」と考えても、上手くいきません。もちろん、その会社に最適化された思考回路が、複業のスモールビジネスを創るのに最適ならば良いのですが、そんなに都合よくいくことはありません。

言ってみれば、水泳でメインで使う筋肉と、やり投げで使う筋肉が違うように、サラリーマンとして会社で仕事をする思考回路と、複業のスモールビジネスで使う思考回路は、明らかに違います。

まずは、ここを理解しておかないと、複業をしようとしても「あれ?オレってスモールビジネスを創れないダメな奴なのかも。。。」となってしまうかもしれません。

しかし、そんなことはなく、使っている思考回路が違うだけで、会社に最適化された思考回路を使いつつ、複業のスモールビジネスを創る思考回路も筋肉痛になりながらも複業をするための考え方を鍛えていけばいいんです。

では、どんな考え方で、どう考えれば良いのかを、経験に基づいてお伝えします。

■複業家としての考え方

では、早速、ボクが複業に取り組んでみて「ああ、これがサラリーマン的思考回路で、複業でのスモールビジネスを創るための考え方をするには、こうしたら良いんだ!」と気が付いたことをまとめています。

複業のスモールビジネスを創る際に邪魔になるサラリーマン生活で会社に最適化された思考回路を【サラリーマン的思考バグ】と呼んでいますが、その【サラリーマン的思考バグ】を知りつつ、サラリーマン的思考バグを取り除いて、複業化を進めるための考え方を取り入れていただければと思います。

1. サラリーマンは塗り絵が得意、複業家はフリーハンドで絵を描くのが得意。

例えるならば、会社の仕事は塗り絵のようなもので、一般的なサラリーマンは、塗り絵が得意です。

画用紙に描かれた塗り絵用の絵があり、絵の具やクレヨンが用意されていて、その塗り絵をいかにキレイに効率良く塗り終えられるか。

みんなが同じ塗り絵を塗るわけで、色の使い方やスピードは違えど、結果的には塗る絵のカタチになるわけです。意識しているしていないはわかりませんが、サラリーマンはそういうものであり、そうした思考で仕事をしているものです。

では、塗り絵が無かったらどうなるでしょう?
「いやいや、塗り絵が無かったら、塗れないから仕事にならないよ。」と思うかもしれません。

そう、ここがサラリーマン的思考バグです。

複業のスモールビジネスでは、誰かが塗り絵を用意してくれるわけではありません。戸惑いますよね、塗る絵が無ければ、キレイさや効率もあったものではありませんから。「誰か、塗り絵をくれ!」と文句を言い出すかもしれません。

しかし、複業のスモールビジネスを創るのは、自分です。

自分で白いキャンバスを探してきて、絵の具やクレヨンを調達して、自分で好きな絵を描こうと考える思考回路が必要です。白いキャンバスでなくても、壁でも床でもどこでも良いんです。

そうしたキャンバスを探すのも、絵の具やクレヨンを調達するのも、工夫次第でカンタンにできる時代。自分で好きな絵を描いてみて、うまくいかなかったら書き直せることを理解したいものです。

2. サラリーマンは正解を探し、複業家は正解をつくる。

サラリーマンが新しいことや難しいことに挑戦するとき、”正解”を知りたがります。

会社では、新しい案件の計画に対して、「この方法で、うまくいきますか?」といった類の質問を受けることがあります。

こう聞かれて、あなたならどう答えますか?

もちろんある程度の予測はつくかもしれませんが、実際はうまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。そんなの、やってみなけりゃわかりませんよね。

いろんな状況やタイミングがあるわけですから。

なので、予測している良い結果になることを「正解」と呼ぶならば、「正解」かどうかは、実際にやってみないとわかりません。

しかし、サラリーマン的思考バグがあると、一生懸命に「正解」を探そうとします。

どこかの成功事例を持ってきたり、コンサルに相談してみたり、なんとか「正解」を探そうとするんです。ボクも、一生懸命に複業の「正解」を探そうとして、本を読んだり、セミナーに参加したりと時間を費やしました。

しかし、何をするにしても、上手くいく可能性の高いものに当たりはつけますが、何が「正解」かなんてものはわかりません。

複業をするならば、”正解をつくる”のが正解です。”正解を探す”のではなく、”正解をつくる”。もっというならば、”正解をつくり続ける”ことが必要です。

ひとつの正解をつくったら、それに満足しないで、他の正解も探してみましょう。正解が1つ見つかって10の成果を得られたことはいいかもしれませんが、それがいつまでもうまくいくとは限りませんから。

10の成果を得られるひとつの正解に固執するよりも、3の成果を得られる正解を5つつくれば、成果はプラス15になります。

何もしないうちから正解を探すより、ジャストミートする正解、ちょっとかする正解をどんどんつくりましょう。

そのためには、バッターボックスに立つ回数を増やす、つまりは行動を増やすことが大切です。

3. サラリーマンは計画好き、複業家は行動好き。

一般的な会社勤めのサラリーマンが、社内で新しい事業を始めようとすると『計画』が必要になります。計画とは、モノゴトを行うためにあらかじめ方法や手順を企てること。会社で新しいことをやるには、新しいことを行うための方法や手順、収益やリターンを考えなければいけません。

そのために調査や戦略作りに時間がかかり、稟議を通すのに時間がかかり、ようやく始めるも社内のいろいろな制約がかかり、”最大公約数的”な生ぬるいビジネスになることもあります。

ただ「段取り八割」という言葉があるように、しっかりと計画を立てることや会社だと関わる人が多いのでコンセンサスが重要という思考があるわけです。

そう、ここがサラリーマン的思考バグです。

複業スモールビジネスでは、ここが大きな違いです。

サラリーマン的思考だと、「完璧な計画」を作ることに時間をかけてしまいがち。PEST、SWOT、STP、5FORCE、4P、SCMなどいろんなフレームワークを駆使して計画を作ろうとします。

しかし、複業のスモールビジネスでは、そうではありません。

まずは、やってみることが大事です。

例えば、サッカーを初めてやってみようと思ったとき。段取り8割だからといって、すべての戦略や戦術を身に付けてから、ボールを蹴りますか?って話です。

とりあえず、最低限運動ができる格好や靴を用意して、ケガをしないように準備運動を軽くしてみたら、とりあえずボールを蹴ってみて、ゲームをやってみて、ルールを覚えて、戦略を理解していく方が良いですよね。

世間では、PDCAを言い換えて、DCAPという言い方もしますよね。Planからスタートするのではなく、Doからスタートするという考え方です。

複業のスモールビジネスでも同じで、まずは二歩、三歩進むための計画で十分です。(*そうしたスタンスで取組み、失敗が許容できるビジネスを創ることを目標としています。)

このサラリーマン的思考バグは、サラリーマンを長くやっていればいるほど、フジツボのようにこびりついている思考だと思います。

4. サラリーマンはモチベーションに頼り、複業家は期限に頼る。

「何かをするには、行動が大切!」誰でも知っていることですよね。複業に関しても、計画もほどほどに行動することが大切だということは申し上げました。

けれど、行動するためのモチベーションが湧かないことがありますよね。

ボクは、ものすごくあります。複業に関して言えば、目標をつくった時点ではモチベーションも高いのですが、1日に経ち、3日経ち、1週間も経つと、そのモチベーションはどこへやら。

モチベーションが下がると行動できなくなり、「モチベーションを上げるためにこれをしてみよう、あれをしてみよう」と考えてしまうんです。

しかし、これは大きなバグです。

「モチベーションが上がらないから行動できない。それなら、モチベーションを上げる方法を探そう!」という思考回路では、瞬間風速的にモチベーションは上がることはあっても、それを維持するのはムズカシイでしょう。

そして、瞬間的にモチベーションが上がった時だけしか行動しないから、何かが変わることはないでしょう。

なぜそう言い切れるか?

そう、サラリーマンのボクの現状が証明してくれています。

とすると、「じゃあ、モチベーションも上がらないのに、どうやって行動したらいいですか?やる気出ないっす。」と言う人(ボク)がいます。

ここで重要なのは、『行動』と『モチベーション』は切り離して考えるということ。そして、行動するために必要なのは『モチベーション』ではなく、『締切』を使うことが大切です。

『締切』があるから、何とかしないとという意識が働き、行動せざるを得ない状況になります。

その実例をお伝えします。

ボクは40代ですが、友人と「人生に一度くらい、フルマラソンを走りたいよね~」という話をしていました。しかし、フルマラソンを完走するには、それなりのトレーニングが必要なので、その話題も気がつけば5年前からしていますが未だに申込すらしていませんでした。このままでは「走る走る詐欺」になってしまうので、友人と一緒にノリと勢いで3カ月後にフルマラソンに出る約束をして、申し込みをしまいました。

ぶっちゃけ、フルマラソンなんてやりたくありません。

朝早くから会場へ行って、わざわざ苦しい想いをして5時間近く走って、ヘロヘロになって帰ってくる。何が楽しいのかわかりませんよね(マラソンが好きな方、申し訳ありません。。。)

ただ、ゴールをしたときの達成感は格別だそうで。

完走するために走り込まないといけないけど、マラソンシーズンというのは冬なので、トレーニングをするにも寒いし、仕事もあるので忙しいし、ヨメの機嫌取りで疲れているしと、言い訳が次から次へと頭に浮かんで、モチベーションなんて上がらないわけです。

しかし、3月に走らざるを得ないという『締切』があるので、仕方なく行動するんです。

つまり、実は、行動するために必要なことは、モチベーションでなくても、こういう手段もあるということです。

こういう手段とは、『締切』と『仲間との約束』と『場』です。

今回のフルマラソンで言えば、締切を決めて、友人と約束しているので逃げられず、一緒に走る場(機会)を持つことで、フルマラソン完走に向けて行動できています。

寒いし、忙しいし、疲れているしで、モチベーションで言えばダダ下がりですが、結果的に行動しています。そして、不思議なことに「マジやりたくない・・・。」と思っていても、行動すると結果的にモチベーションが上がることが多いんです。

不思議ですね。

モチベーションが高いから、行動するのではありません。

行動するから、モチベーションが上がるんです。

そして、行動するには、『締切』と『仲間との約束』と『場』が大切。

さて、フルマラソン、2か月後(2020年1月現在)にせまった完走できるのでしょうか?

と、それはさておき、要は行動をするためには、モチベーションを上げる努力をするよりも、『締切』と『仲間との約束』と『場』をつくれば良いんです。

必要ならば、私にメッセージをいただければ、複業の締切や約束、そして一緒に考えて行動する場をつくることにご協力します。

5. サラリーマンは眉間にシワを寄せ、複業家は笑顔を振りまく。

先日、娘にこんなことを言われました。「パパって、なにか怒っているの?」と。

それを言われて、ハッとしたわけで。

仕事もあるし、複業もしたいし、ヨメの機嫌もとらなきゃならんし、マラソンも申し込んじゃったからトレーニングしないといけないし、なかなか思うように時間管理ができておらず、知らぬ間にイライラしえ、しかめっ面をしていた自分。

それを見た娘が「パパ、なんか怒っているの?」と言ったわけです。

知らないうちに、眉間にシワが寄っていたようで。

では、ここで質問です。

みなさん、一日にどれくらい笑っていますか?

出処不明でどこで聞いたか忘れてしまいましたが、一日に笑う回数はこんな感じです。

子供 300回
大人  15回

どうでしょう?

当たらずとも近いイメージじゃないですか?

ちなみに、顔の筋肉で使う箇所は、こんな感じ。

怒るとき 200箇所
笑うとき   7箇所

うーん、そりゃあ怒ってばかりいたら、シワが増えるも当然です。意識的に笑わないといけませんね。。

では、どうしたらたくさん笑えるのでしょう?

日々、そんなにおもしろいことばかりではありませんから、そんなに笑顔になれることは少ないかもしれません。なので「そんなに笑えないよ!」という気持ちもわかります。

ボクもそう思いますし、実際いろいろやろうとし過ぎて、逆にしかめっ面になってしまっていたわけですし。

しかし、つまらないけど無理矢理にでも笑っていたら、なんかおもしろくなってきたことってありませんか?よくわからないけど、無理やりにでも笑ってみると、無理やり笑おうとしている自分におもしろくなって、笑ってしまう。

以前、ラフターヨガというものに参加したことがあります。

インストラクターさんが、掛け声をかけてくれたら、その場にいるみんなが即笑うというシンプルなルールのヨガです。ただ、その掛け声が謎なんですが。。。例えば、「はい、請求書ラフター」と言ったら、みんなが笑い出す。「はい、膝ラフター」と言ったら、みんな笑い出す。「次、コンクリートラフター」と言ったら、みんな笑い出す。とにかく30秒くらい笑い続けなければいけません。

「は??請求書ラフター??」最初は意味がわかりませんでしたが、周りのベテラン(?)の人たちはその言葉を聞くだけで、大きな声で手を叩いて大笑いしています。

「???」と思いますが、周りが笑っているので、恥ずかしいながらも仕方なく自分も笑おうとします。その必死に笑っている無理やりな自分がおかしくなってきて、不思議と笑ってしまうんです。

そう、楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるんですね。つまり、おもしろいから笑うのではなく、笑うからおもしろくなるんです。

笑顔になる方法は、とにかく笑えば良いんです。

カンタンですよね。イライラしても、とにかく笑う。疲れていても、とにかく笑う。

複業の要件で「相乗効果を生む」があるので、笑顔はマストです。


以上 1カ月複業化を進めようとして、壁にぶつかったときに気が付いた複業マインドとも呼ぶべきことを書いてみました。

まとめると、

複業の要件は、3つ。
1 会社だけでなく、新しい社会との接点を生む
2 継続的な収益を生む
3 仕事やビジネス、家庭に相乗効果を生む

複業を推し進めるには壁(サラリーマン的思考バグ)があり、それを乗り越えるには複業家の考え方に書き換えることが必要。その考え方で大切なのは5つ。
・複業は、塗り絵ではなく、フリーハンドで絵を描くもの。
・複業の正解は探すものではなく、つくるもの。
・複業の計画を綿密に立てるより、まずは行動する。
・行動をするには、モチベーションより、期限、仲間、場を活用する。
・複業で負荷がかかってしかめっ面にならぬように、笑顔を忘れない。

ということになります。

このnoteでは、サラリーマン複業のつくり方をまとめています。

ボク自身も現在進行形でサラリーマン複業を組み立てているので、いろいろとシェアしていこうと思います。



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