【有料】 ｜ ダイエットの敵！船の食事の実態 ｜ 【料理の写真5枚／1,439文字】

■■船内の食事■■

知っている方もいるとは思うが、船内生活では衣食住が保障されており、基本的にお金を使用しなくても生活が出来る。このテキストでは『食』に関して記載していくが、知らない方のために、残りの『衣』と『住』に関しても軽く触れておく。

まず『衣』に関して、会社から必ずツナギまたは作業服を支給される。さすがに下着は支給対象外だが、極論をいってしまえば下着を履かなくても生活できるので、乗船中は0円生活が可能である（笑）

次に『住』では、船員1人1人に個室の部屋が割り当てられている。欧米諸国を中心に船員の福利厚生の底上げが促進されており、大型船によっては各部屋にシャワー・トイレが配備されている場合がある。

さてここからは本題の『食』に入ろうと思う。船内の食事は朝昼夕（たまに夜食あり）の全てで会社から無料で配給されている。これは船員法第80条2項によって定められており、食糧表に従ってカロリーを定めている。実はこの船員法のカロリーがダイエット（または体型を維持したい人）にとって敵である。なぜなら、普段の船内生活で必要とする量よりも明らかに多く設定されているからである。これには様々な歴史的背景があるのだが、ざっくりいうと昔の蒸気船のようにカロリーを大量に必要とする船員に照準を合わせて作られた背景があるのだ。そこで船内でどのような食事が出されているのか、次の章では写真付きで紹介していく。