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海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落

伊豆諸島の鳥島東の洋上で海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落したとみられる

防衛省によると、2機は海自の哨戒ヘリコプター「SH60K」。
各機には正副の操縦士と、レーダーなどの機器を操作する隊員が2人ずつ乗っていた。

20日午後10時38分に1機の通信が途絶え、同39分に緊急信号が受信されていた。
さらにもう1機の通信がつながらないことを午後11時4分に確認していた。

両機は事故当時、潜水艦を捜索する夜間訓練中だったという。
通信が途絶えたのは鳥島の東の沖合およそ270キロの海域

海上保安庁によりますと、20日午後11時15分ごろ、海上自衛隊の第2護衛隊群第2護衛隊(佐世保基地)ひゅうが型護衛艦DDH-182「いせ」から訓練中の海上自衛隊の航空機2機が墜落したと118番通報があったということです

鳥島の当方海域で訓練しており、その海域で事故がおきた模様
鳥島は東京の都心から南へおよそ600キロ離れた火山島です
1965年には島全体が国の天然記念物に指定されています。

現場海域の水深が5500メートル
海自艦艇11隻、航空機5機、回転4機、固定翼1機、海保船舶2隻及び航空機2機が参加し、現場海域で捜索に当たっている。さらに増える可能性があります

アメリカのエマニュエル駐日大使は、SNSに投稿し「アメリカ政府は、鳥島付近で墜落した海上自衛隊のヘリコプター2機の捜索と救助に協力を申し出ている」と明らかにしました。

木原稔防衛相は21日午前、両機が衝突して墜落した可能性があるとの見方を明らかにした。救助された1人の死亡が確認されました。
7人が行方不明となっています。

海上自衛隊 制服組の最高責任者:海上幕僚長 海将 酒井 良
事故対応のため中国訪問を取りやめると発表した。

救助訓練の映像です

フライトレコーダー2つが回収されたという
今後、フライトレコーダーの解析を行って、墜落した詳しいいきさつを調べることにしています。

墜落したヘリコプターと同型機の訓練飛行を見合わせると説明しました。

2021年7月にも護衛艦に搭載されていたSH60KとSH60Jが鹿児島・奄美大島の東側海域上空を飛行中に接触する事故が起きている。
当時は訓練中で、2機にはそれぞれ4人が搭乗していたが、けが人はなかった。

中期防衛力整備計画(平成31年度~平成35年度)において、哨戒ヘリコプターは「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱」完成時に有人機75機を基本とするとされた。

海上自衛隊は2023年3月末時点でSH-60Kを73機保有している。

館山航空基地:第21航空群第21航空隊-第211飛行隊
大村航空基地:第22航空群第22航空隊-第221飛行隊
舞鶴航空基地:第21航空群第23航空隊-第231飛行隊
小松島航空基地:第22航空群第24航空隊-第241飛行隊
厚木航空基地:第51航空隊-第513飛行隊
鹿屋航空基地:教育航空集団第212教育航空隊

2023年1月、第21航空隊(館山航空基地)所属の「8405号」が除籍。18年間活躍しました。
配備が始まった2005年以降、SH-60Kの除籍はこの機体が初めて。

出典:海上自衛隊ホームページ

現在、三菱重工業と防衛省によって、SH-60Kの発展・改良型として、SH-60Lの開発が進んでいます。試作機であるXSH-60Lは2021年5月12日に初飛行した

●ひゅうが型護衛艦(館長:金子純一 1等海佐)
整備区画とエレベーターを含む格納庫部は第2-4甲板のほぼ6割の長さを占めており、全長は120m、幅は19-20mであり、60m×19mの格納庫のみでSH-60哨戒ヘリコプターであれば1個護衛隊群の定数に相当する8機以上を収容できる広さを持っている。
通常は、哨戒ヘリコプターSH-60Kを3機搭載する。
必要時には、これに加えて掃海・輸送ヘリコプターのMCH-101を1機搭載することができる。

飛行甲板には4機分のヘリスポットが装備されており、3機の同時運用が可能である。

後部エレベーターをはさんで格納庫の後方には最大20m四方の整備区画が設けられ、艦内でメインローターを広げたまま整備を行うことができる。

哨戒ヘリコプターの機上に搭載された戦術情報処理装置AHCDSとひゅうが型護衛艦の戦術情報処理装置を連接するためのヘリコプター・データリンクとしては、デジタル化されたORQ-1Cが搭載されている。

2024年4月、海上自衛隊横須賀基地へ護衛艦「いせ」(佐世保)、護衛艦「きりさめ」(佐世保)、護衛艦「あしがら」(佐世保)、護衛艦「すずつき」(佐世保)、護衛艦「はぐろ」(佐世保)、護衛艦「すずなみ」(大湊)の6隻が寄港しました。

ミサイル護衛艦DDG‐180「はぐろ」

はぐろは、第4護衛隊群第8護衛隊 艦長:富松智洋1等海佐


16号機 第22航空群 X出典

常時搭載機は無いが、ヘリの発着が可能
8416号機 は第22航空隊(大村航空基地)所属ということが分かった。
機長:松田拓也(まつだ・たくや)三等海佐


護衛艦DD-104「きりさめ」

きりさめは、第4護衛隊群第8護衛隊 艦長:齊藤直樹2等海佐

43号機 第22航空群 x出典

小松島航空隊(徳島県小松島市和田島町)所属 43号機 SH-60K (8464) 搭載
機長:板村一輝(いたむら・かずき)三等海佐

第8護衛隊(佐世保)通常編成 訓練時は編成が変わることがある
DDG-176 ちょうかい
DDG-180 はぐろ
DD-104 きりさめ
DD-117 すずつき

第4護衛隊群司令:中大路真 海将補

護衛艦と哨戒へり3機などで夜間対潜訓練飛行していた


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