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宮川親子と宇宙戦艦ヤマト

宮川泰(みやがわ ひろし)は、日本の作曲家、編曲家、ピアニスト、タレントである。

和製ポップスの開拓者の一人であり、1960年代のスター、ザ・ピーナッツの育ての親として数々のヒット曲を生み出し、他の歌手にも楽曲を提供するなど、日本ポップス界に大きな足跡を残した。

『宇宙戦艦ヤマト』が代表曲。
宇宙戦艦ヤマトシリーズ(日本SF大会のファン投票で星雲賞を受賞する。)
宇宙戦艦ヤマト(よみうりテレビ) 1974年10月 - 1975年3月
 オープニングテーマ 「宇宙戦艦ヤマト」4つのバリエーションが有る
 エンディングテーマ「真っ赤なスカーフ」
SPACE CRUISER YAMATO シングル盤レコード
 A面:SPACE CRUISER YAMATO(2分12秒)
 B面:THE RED SCARF(3分00秒)
宇宙戦艦ヤマト2(よみうりテレビ) 1978年10月 - 1979年4月
宇宙戦艦ヤマトIII(よみうりテレビ) 1980年10月 - 1981年4月
宇宙戦艦ヤマト2199 (MBS) 2013年4月 - 9月 ※ 宮川彬良と連名
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(テレビ東京ほか) 2018年10月 - ※ 宮川彬良と連名

劇場版
宇宙戦艦ヤマト(東映)
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(東映)
ヤマトよ永遠に(東映)
宇宙戦艦ヤマト 完結編(東映)※羽田健太郎と連名
宇宙戦艦ヤマト 復活篇(東宝)
宇宙戦艦ヤマト2199シリーズ(松竹)※宮川彬良と連名
宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(松竹)※宮川彬良と連名、第1章はノンクレジット
宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち(松竹)※宮川彬良と連名

交響組曲 宇宙戦艦ヤマト(1977年)
古代(おれ)とヤマト(ささきいさお)
宇宙戦艦ヤマト'83(ささきいさお)
ヤマトより愛をこめて(沢田研二)

鉄道唱歌
恋のフーガ(ザ・ピーナッツ)
スーダラ伝説(植木等)
心を込めて花束を(サザンオールスターズ)

2006年3月21日、虚血性心不全のため東京都世田谷区の自宅にて急逝した。75歳没。

通夜では「ウナ・セラ・ディ東京」が、告別式では『宇宙戦艦ヤマト』の曲が演奏された。

2013年から開始された『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクシリーズでは長男の宮川彬良が音楽を担当しているが、泰の楽曲も再演奏され使用されておりスタッフとしてもクレジットされている。

宮川彬良(みやがわ あきら)も作曲家、編曲家、ピアニストでも有る。
ジャパンアクションクラブ (JAC)、宝塚歌劇団、劇団四季など、多くのミュージカル音楽や、東京ディズニーランドのショー音楽なども手掛けている。

オーケストラの指揮も執る

https://www.youtube.com/watch?v=jTqXWYWvqlw

海上自衛隊の演奏も見事ですが、宇宙戦艦ヤマト祭りのオーケストラには
パイプオルガンを使用しているので原曲通りの迫力ですね


宮川晶
『宇宙戦艦ヤマト 完結編』に曲を提供した1980年代までは本名である宮川晶の名でクレジットされていた。

『宇宙戦艦ヤマト 完結編』では「大ディンギル帝国星」を作曲し、自信作となった。
「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」には父と共に高校生当時から関わっている。

『宇宙戦艦ヤマト2199』はヤマトシリーズ第1作のリメイク作品であり、楽譜が現存しなかったため、耳コピで楽譜を書いたという。

宇宙戦艦ヤマトIII(1980 - 1981年、読売テレビ)「第18機甲師団」「バーナード星の戦闘」
宇宙戦艦ヤマト2199(2013年、MBS・TBS系)
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(2018 - 2019年、テレビ東京ほか)

新宇宙戦艦ヤマト イメージアルバム『ETERNAL EDITION File No.0 交響組曲 新 宇宙戦艦ヤマト』- 宮川親子の共同編曲

アニメ版
原案 西崎義展
監督 松本零士
設定・デザイン 松本零士
漫画版
原案 松本零士
漫画とテレビアニメの関係がどちらが主体とは言い難い。

『宇宙戦艦ヤマト』は、アニメ視聴の年齢層を広げた作品である
その後の『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』に至るアニメブームの先駆けとなった。

日本漫画家協会著作権部責任者やコンピュータソフトウェア著作権協会理事などの役職を持つ立場にあることもあって、松本氏が著作権に強硬と言われる。
著作権にシビアになる理由として『コックピット』『宇宙戦艦ヤマト』や戦争ものなどの漫画作品を描く際には戦没者や民族感情に細心の注意を払って配慮しているのに、自分のあずかり知らぬところで、第三者によって自分の創作が意図に反した使われ方をされるのが我慢できないことが一因だという。
松本氏は『スター・ウォーズ』の企画書のレイア姫の初期設定は『宇宙海賊キャプテンハーロック』の有紀蛍と類似しており、同作品の初期企画に自作が影響を与えたと発言している。

1999年になって『宇宙戦艦ヤマト』を作ったのは誰かという著作者を巡って西崎側と裁判が行われた。
松本側が原作と主張した『電光オズマ』『光速エスパー』、『ヤマト』の「創作ノート」、そして『冒険王』連載の漫画『宇宙戦艦ヤマト』のいずれも原作ではないと否定され、なおかつ松本はアニメの製作過程においても部分的にしか関わっていないとして、東京地方裁判所は西崎義展を著作者と認定し、松本側の全面敗訴となった。

控訴審中の2003年に法廷外和解して、松本と西崎の両者ともが著作者という合意を交わした。

昭和生まれのリアルタイムに宇宙戦艦ヤマトを知る世代は、松本零士作品という認識を持つ人が多いのではないでしょうか。
西崎氏のアニメ版は雑な作品で、松本氏の漫画版は緻密な作品だったという評価もあります。
上下を判断するのであれば、松本氏の漫画版宇宙戦艦ヤマトが上でしょう。
アニメ版は宮川氏の音楽に助けられている部分が大きい。

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