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右から撮るか、左から撮るか
表情認知の心理学
人は、話す時に自分の言葉と表情を使ってコミュニケーションを取りますが、日本人は欧米人に比べると、本音の感情を言葉でストレートに表現することが歴史的、文化的に少ない傾向にあります。よって、表情に関する心理学、これは相手の言葉の本音度、もしくは建前度を推測するのに役立つかもしれません。
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左側の表情に注目することが重要だということも表情認知の心理学では分っています。
何事も深読みは禁物ですが、相手の言葉だけで判断出来ない時、顔を左右に分けて、左側の表情が本音なのかもしれないと考えてみるのも相手を理解するための手段かもしれませんね。
心理学者植木理恵さん
表情と感情の関係を研究したことで有名なアメリカの心理学者ポール・エクマンは、人間の基本感情を「喜び」「恐怖」「嫌悪」「驚き」「悲しみ」「怒り」の6つに分類しています。
エクマンはこの6つの感情の写真を撮る時に「喜び」だけ本当の感情が表れた様子を撮影し、他の5つの感情は演じられた嘘の表情を撮影していたそうなんです。
京都大学の研究成果は、日本人の基本6感情の表情を報告する世界初の実証的知見となります。そして、日本人において(西洋での実証研究と同様に)エクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持されず、理論を実証研究に基づいて修正する必要があることを示唆します。
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肖像画や肖像写真には、左右どちらかを向けたものが多い(真正面を向けたものが少ない)。
肖像画の統計では左側の顔を書いたものが多い。
自撮り写真でも顔の左側を撮ることが多い統計もある。
2012年にウェイク・フォレスト大学での研究結果は、顔の左側のほうが「感情をより強く表現するため、より美的に魅力的だと、見た人は感じる」とまとめている。
スキャンダルを起こしたタレントや不正をはたらいた政治家の顔を左頬を中心に撮っているカメラマンは、人間の表情偏向と心理をよく理解している。
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