オリーブ石油王のMMDが出来るまで【④.編集していく 】
こんにちは、今回もまた間があいてしまい大変申し訳ございません。
元気にインプットをしていたらいつのまにか1か月半以上が過ぎていたところです…。
さて、前回は編集前の下準備(歌詞仮置きや色調など)について書かせていただきました。
今回は下準備でおいた歌詞を編集する際に気を付けていることを数点とご質問にお答えさせていただきます。
前回の記事はこちらからどうぞ
・細かく刻む
前回はツールを利用して歌詞の仮置きを行いました。
仮置きしたテキストオブジェクトをカメラのタイミングに合わせて調整を行います。
これは先日投稿した、p.h.の編集を行った際に録画していたものです。
上記のように、カメラが切り替わるタイミングに合わせて数フレームのずれを調整します。
1Fのずれくらい…と思うんですが、自分がそわそわするので必ず調整します。後がとても楽になります。
その際に、分割できそうな部分は細切れにしていきます。
(例)心臓に傷を負った 癒えない言えない黒い傷
→心臓に / 傷を負った / 言えない / 癒えない / 黒い傷
そして分割したものをゴリゴリ編集していきます。
下記はPFの一部です。
いやなにやってるか全然わからんわ!!ってなりますよね。すみません。
なんだかゴチャっとしていますが分解してみると下記のように単純です。
編集の手間が増えて大変ですが、テキストを細切れにすると
テキストオブジェクトに動きが少なくても、手軽に情報量を増やすことができます。
その際に、図形オブジェクトを添えてあげたり、今回は購入した素材を使ってみたりしましたが、何かアクセントを置くと一気に画面内の情報量を増やすことができます。
タイムラインと一緒に追ってみるとこんな感じです。
・コピペする
コピペというのは楽しようという意味もありますし、規則的にテキストを表示させてたいときに便利です。
例えばサビの「注射器にキスをした」という部分について、実際聞いてみると「ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、注射器に~キ、キ、キ、キ、キスをした~」いう感じで耳に心地よいリズムになっていると思います。
ここの「ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ」の部分は上記にあるように「注」のテキストオブジェクトを作成します。上から降ってる感じにしたいので座標を調整します。
あとは3つコピペして、表示タイミングと位置を調整します。
これだけです。最後のグループ制御で、拡大表示をして勢いをつけました。
他の部分(キスをした、冥界は)など、同じ文字が連続して表示される部分はコピペを駆使して作成しています。
上記の画像だと、カーニングがへたくそなのがバレバレですが、一瞬なのでいい感じに左右の幅を調整しましょう。
・文字ではなく他のものを動かす
私がよくやる手法です。皆さんも頻繁に利用される手法だと思います。
話は少しずれますが、MMD動画に歌詞を入れたり背景をちょっと編集で凝ってみたり…とする際に、なんでもかんでも置きすぎると逆にゴチャゴチャして何が伝えたいのか分からなくなってしまいます。
(わたしも頻繁に画面が迷子になりますが……)
ですので、初めて編集にチャレンジするぞ!という方は、
「テキストと図形(画像素材)」を動かす場面
「テキストのみで魅せる場面」
「図形(画像素材)のみで魅せる場面」
と意識するといいかもしれません。
話を戻して、言いたいこととしては、テキストはバーンと表示させて円や四角形などを利用して動きをつけます。
ここであれば、テキストはおくだけ。テキストの背面にインクTMを沢山置くだけ という感じです。
インクTMオブジェクト自体に動きは全くつけておりませんが、
大小 形が違うものを置くこと、数フレームごとに表示させることを意識すると画面に動きが生まれました。
これも手軽な手法です。
この部分も、四角形をクリッピングで登場させ、テキストはクリッピングで連動させているだけです。
細切れの部分は、ただ色を赤色に変えているだけ。
動画では一瞬なので点滅したように見えます。ただの力業です。
という感じで力業でも結構できることが多いです。
後はテキストが無い部分や、わざと表示させない部分は、図形を置くことで演出ができます。
上記は拡大率を調整した円のオブジェクトをコピペして置いています
・結局なにやってるの?(3行で終わる)
脳筋で作成しているので、毎回記憶喪失になりながら作成しているのですが、やっていることをまとめると…
・テキストの座標を調整する(左右や上下から登場させてみる)
・テキストを細切れにする(わざと刻んで動きを付ける)
・図形オブジェクトを利用して動きを付ける(にぎやかにする)
という感じです。
これが死ぬほど難しいし時間がかかるんですが凄く楽しいんです……。
これから編集にチャレンジする!という方はまず、テキストを細かく刻んでみたり、表示タイミングをカメラに合うように意識するだけで全然違うと思います。
もし知らなかった!ということが一点でもあれば幸いです。
・その他気を付けている事
先にお詫び申し上げますと、以前書いたラストリゾート編集後記と内容が重複する箇所もありますがご容赦を。
◆自己解釈を入れる
これは二次創作限定の話になるのであまりお役に立たないと思いますが、例えば今回の動画であれば、「拙い」の部分に 拙いの意味を入れてみたり、間奏部分にゲーム内のアグネスタキオンのスキルを表示させたりしています。
ちょっとだけ画面が良い感じになったりしますし、二次創作は自分の幻覚や思いを詰め込んでなんぼと思っているので、他にもキャラクターが喋った好きなセリフ、歌詞とリンクさせたいセリフなどを入れてみましょう。
凄く楽しいです。
◆オブジェクトの位置に気を付ける
これは背景を抜いた時のみに限られてきますが(普通に歌詞を入れても使ったりしますが)例えば円一つにしても、足元にふわっと広がるように調整します。
作り方としては、まず拡大率で広がって消える円を作ります。その後に回転(主にX軸)を調整します。
ただ背景に表示させるよりも、足元がより強調されます。
私は足元カメラが大好きで、この円もすごく多用しています。
皆さんも是非やってみてください。
また、これはB.B.F.の編集ですが、
テキストオブジェクトをでかでかと表示させる際に、モデルさんがちゃんと見えるように文字を端に表示させています。
その際にわざと端が見切れているように置くことで、テキストの大きさの強調ができ、かつモデルさんの邪魔にならない位置に表示させることができます。
毎回見切れるとそれは単調に見えてしまいますが、時々どこかのタイミングで拡大させて端を見切れさせてみると手軽に画面に迫力を出せます。
・さいごに
今回の記事で書きたかったことは以上になります。
いただいた質問の回答がとてつもなく遅くなり、また答えになっているかもあやしく…(私の語彙が無いだけです)大変に申し訳ありませんでした。
他、小ネタとしてあと一回くらい更新が出来たらいいなと思っています
(転載禁止文を入れるタイミングとか本当に書きたいだけの小ネタです)
もしせっかくアンケート入れたり質問したのに回答になってないよ!って方がいらっしゃればツイッターで気軽にお尋ねいただけると幸いです。
お付き合いいただきありがとうございました!