オリーブ石油王のMMDが出来るまで【③.AviUtlでの編集準備】

こんにちは、オリーブ石油王です。
前回から間があいてしまって申し訳ありません。

前回はカメラの作成についてお話しさせていただきました。
今回は編集や雰囲気づくりのお話をさせていただきます。
前回の記事はこちらからどうぞ。


・色調補正


まず、エフェクトが死ぬほどへたくそなのと編集中に気まぐれで色を変えたがるので素敵な色調補正系のエフェクトをうまく使えません。今勉強中です。恥ずかしい。何年MMDやってんねん。

手順としましては、MMD上でカメラを作成し、モーションを修正してある程度のエフェクトを盛った後出力をします。
エフェクトは順光、トゥーン調、光はあまりピカピカしすぎないのが好きです。

好みのエフェクトを盛ったらアクセサリーやステージを置いて出力。
その後AviUtlにてまず色調補正をしていきます。

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ちなみにAviUtlの配置はこんな感じ。
カラパレがめちゃくちゃです。よく使う色ばかりおいています。
色んなショートカットプラグインをお借りしておりますが、非表示にしています。
レイヤー幅は中にしています。大だと広すぎますが小だと誤操作が多かった。

例として、ラギーの邪魔の編集前です。

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彩度は高めです。ここから調整していきます。
ちなみにこの動画、ラギーとソファ以外は何も置いていません。
私にまとめる力が足りていないのでここにステージやパーティクルエフェクトを置くとごちゃっとして収集がつかなくなります。

沢山置いたほうが情報量が増えて大変いいのですが、見せたいものがなにか分からなくなっては本末転倒ですので……。

さて、ここに色調補正をしていきます。
エフェクトはトゥーンエフェクト、オーバレイ(ブラー)、キーイングエフェクト、エクセレントシャドウとかその辺。いつも4~5つくらいしか入っていません。

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まず背景は単色、ちょっと不穏な曲なのでグランジ素材を置きました。
次にトライトーンをオーバレイで重ねてぱきっとさせます。

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この時トライトーンは上のオブジェクトでクリッピングしてメインのモデルにしかかからないようにしています。
色味は赤っぽかったり青っぽかったりお好みで。

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次に色抜きや簡易減色で彩度を落とします。ブリーチバイパスでもいいです。
彩度は高すぎないのが好きなので、彩度が高いほうが良い方はそのままにしましょう。

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後は爆速グラデを使って色調を整えます。上との違いがよくわからん。
今回は使っていませんがライトリークを入れたりすると画面が明るくなって良いです。動きも出せるのでとても良いです。

後は、爆速グラデをいくつも重ねてみたり、色調補正で輝度や彩度を調整したり、とにかく自分の好きな感じにします。流行はよくわからないので己の感性を信じていきます。

例えばこれも色調の差です。ガンガン好みに近づけましょう。

・歌詞を仮置きする

気に入る色味になったら次はテキストを仮置きします。
手打ちで入れていってもいいのですが、大変です。めんどくさいです。

【AviUtl】歌詞入支援ツール作ってみた【+AE】
こちらの支援ツールをお借りします。すごいです。神ツールです。


使い方は動画内に丁寧に説明してくださってますので、テキストファイルを準備して、後はポチポチ音ゲームをして歌詞ファイルを作成します。
レイヤーは2もしくは3が扱いやすい。

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このようなファイルができたら、まずwavファイルをレイヤー1に入れて、ずれ等はこの時点で直しましょう。

調整したらエクスポートして先ほど色調補正をしたaupファイルの方にくっつけます。

クソ雑

歌詞を入れたらいったん出力します。(デフォルトの軽いやつでOK)
色味の確認と、再生ウインドウが重い場合(RAMプレビューすらめんどくさいときもある)タイミング合わせに使います。
歌詞ファイルのタイミングはカメラを基準に合わせましょう。
また音ハメしたい場合は、気持ち早めに表示させると再生した時に、なんか音が遅れてない……?みたいな現象を防げます。

さあここから編集に集中していくのですが……。
めちゃくちゃ長くなるので次の記事に。

編集にいくまえに私が普段やっていることをご紹介。

・動画ファイルはsceneに置く

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まず出力した動画ファイルはsceneに置きます。
色んな衣装のモデルさんを配布してくださってたりすると、色々お借りしたくなるので、上記のようにぶつ切になります。
よくファイルがあっちこっち迷子になるのですが、この方法で防いでいます。

・単色化する時や、出力をやり直したとき、今回作ったファイルをほかのモデルさんで遊びたいときなんかに重宝します。
sceneの動画を差し替えるだけ。

・フォントは最初に決める

フォントで動画の雰囲気が変わるので、最初に決めちゃいます。
例えば源雲明朝を使うと決めたら最後までほとんど同じフォントです。
強調したい部分など一部だけ、ほかの明朝体に変えたり太字にします。
ゴシック体も同じで最初にフォントを決めておきます。
私はデザイナーでも何でもないですしちゃんと勉強しているわけではないので、色んなフォントを沢山使おうとすると散らかって、どうにもこうにもならなくなります。フォントは先に決めちゃいましょう。

・動画編集の際に色を使い過ぎない

ポップな雰囲気だったりカラフルで明るい動画は別です。
私の場合は使う色は動画によってまちまちではありますが、3~5色+そのキャラクターに関連する色くらいでおさめます。おさまっていないことも多々あります。その時は仕方ない。己を信じましょう。
使う色合いもパステルカラーならパステルばかり、ダスティならダスティであっちこっちしないように意識しています。
色も沢山ありすぎると場合によってはまとめきれなくなりますので、悩んだら3色くらいに絞ってみるといい感じにまとまるかもしれません。

好きって言って」で主に使った色↓

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ほか、決めた色以外に雰囲気を出したくてよく使うのが赤色です。
強調したい場面、不穏な場面はとくに映えると思っています。

色と少し違うかもしれませんが、合成モードも意識してみましょう。
ステージを入れている動画で夜っぽい雰囲気だとオーバレイや加算で重ねると綺麗に見えます。
白に近いフォントも綺麗に見えると思います。

合成モードの差分はここぞという時に使うと文字の強調ができて良いです。
冒頭は通常と差分、フォントも違います。

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良い感じになったりするのでここぞという時にガンガンつかいましょう(ここぞとは)

今回は準備段階くらいしかお伝え出来ずに申し訳ない。
それでも無駄に長くなってしましました……。

いよいよここから編集作業になるんですが、いつもウワッー!!ってしながらやっていて作業風景が全くためにならないので、いろんなコツとか先人の知恵をご紹介できたらと思います。

歌詞をどうやって刻んでいるのか、何を考えて図形を置いたりしているのかみたいなことを書きます。

頑張って近いうちに書きます。

お付き合い頂きありがとうございました。