眠くて半分おかしくて、なんか今満面の笑み

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先生

試供品でよかった。このファンデーション、貴方と同じ香りがするから。 コロンが香るよりも至近距離で触れ合っていることすら夢だった 誕生日は私に関係しない日、トパー…

音
1か月前
18

※ラブドールの死骸はスタッフが排水溝に流しました。

ダークモードにしてください。 _______________ しんでください、おねがいだから 2:56 . 2024/05/04 君が見てくれなかった自撮りの行先を考えるので精一…

音
1か月前
35

王子さまのいないシンデレラ姫、

自分が何なのか分からなくなってしまった。 夜中、ひとりで食べるアイスは味がしなかった。 窮屈な日常から乖離するようにベットに仰向けになる。私を侵食する。 傷つくた…

音
1か月前
20

ぜんぶ先生に重ねるのやめたいな、いっそのこと殺してくれないかなー

いくら好きとはいえ、味噌ラーメンだけ食べ続けたらいつかは飽きるよね〜〜っ 一生少女でいるには、ある程度の妥協も必要だった。 例えば、23時に帰宅した夜はメイクシー…

音
2か月前
25

少女Aの終焉

制服を着ることがコスプレ扱いされるようになってからは世界がモノクロに変わり、ピンクでさえ色褪せて見えた。制服ピューロも制服えっちもせずに終わってしまった“女子高…

音
2か月前
25

200
音
3か月前
5

大人になるまであのお城には入れないよ

逃げ出したかった 2時間に1本しかこない電車に揺られながら、未だに存在すると信じている運命の人との出会いを想像していた。 絶望が反射して輝く海の眩しさに目を細める。…

音
3か月前
30

死んじゃった女子高生の亡骸と

部屋の隅に置かれた指定スクバを眺めて思う。あれ、3年間毎日使ってる人なんて片手に収まるくらいだったよね。化学室特有の鼻を突く匂い、旧館4階にあるトイレの個室で食…

音
3か月前
23

貴方の唇とお揃いの、桃色を。

終わりをすんなりと受け入れてしまうことに対する恐怖が拭いきれない。何度も何度も書き直したアイラインの跡が赤くなって、ずきずきと痛む。 マスカラは弱アルカリ性に敗…

音
4か月前
32

ツインテールの天使を殺した

151センチ39キロ、てんびん座でA型の君は黒髪主義者だった。痛むことを知らない艶髪は天使の輪がかかったようで、重たい前髪は眉下で平行に揃えられていた。 確か去年の夏…

音
5か月前
23

乙女でいることの窮屈さ

 眠たい気持ちに嘘は無いはずだったのは3秒前、隣で眠る君の頸椎をなぞってみた午前6時45分。また、心が満たされないまま朝日が昇るのを見届けてしまった。東向きの窓、…

音
5か月前
24

考えることなどを放棄して、おいしいパフェが食べたい話

「 大人になりたくないと自分自身を抱きしめて喚いた今日の午後五時は夕焼けが綺麗で空が高かった。冬の朝、外で吐く息の白さはどの絵の具でも表せないほど特別だった。高校…

音
6か月前
24

18歳になったこと、結構、悲しい。

微熱なのでちょっぴり書きたくなってきた 見る人によっては不快な文を綴るし写真も載せますが、嫌いになったらブラウザバックしてください 私が17歳じゃなくなったら、 私…

音
7か月前
42

今日で17さいおしまーい
病んだ夜に手首を切って湯船に浸けることも、ミルクティーを無駄に買ってしまうことも、先生に縋ることもやめる
あの時、私たち、確かに一緒に息をしていたはずなのに、気がついたら私だけが醜く成長してしまった
☆脱☆未成年
子供じゃないもん17、文字通りになったね

音
7か月前
16

閉じない瞳孔に死んだ細胞、18本のろうそく

朝8時 バスに揺られ微睡みながら、君の指の爪が長いことを思い出して安堵する 君からは何の香りもしない せめて、シワのひとつもなく綺麗に伸びたそのワイシャツだけは柔…

音
7か月前
25

いつの時代も女子高生は一緒

あの子のリスカ跡やばいらしいよーって噂が広まる旧館フロア、髪の毛が毛先で枝分かれしていることのほうが私にとって深刻な問題だった (;o;) なんて可哀想なんて言葉…

音
8か月前
31

先生

試供品でよかった。このファンデーション、貴方と同じ香りがするから。 コロンが香るよりも至近距離で触れ合っていることすら夢だった

誕生日は私に関係しない日、トパーズの瞳、病的に白いその首元には、貴方に見合った不健康な色のネクタイ

女子高生って、人類史上最も扱い方が不明な生き物
くるしい〜って気持ちになっても、あまい言葉ひとつで魔法にかかってしまう!
未練がなくなったら、潮時なのかもしれない。夏を

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※ラブドールの死骸はスタッフが排水溝に流しました。

※ラブドールの死骸はスタッフが排水溝に流しました。

ダークモードにしてください。

_______________

しんでください、おねがいだから
2:56 . 2024/05/04

君が見てくれなかった自撮りの行先を考えるので精一杯だし
3:00 . 2024/05/04

私を支配したいの?それとも殺したいの?
3:02 . 2024/05/04

どうせ終わっちゃうなら最後に叩いて、殴ってほしい、私がかわいそうになれるから。大切にされなく

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王子さまのいないシンデレラ姫、

王子さまのいないシンデレラ姫、

自分が何なのか分からなくなってしまった。
夜中、ひとりで食べるアイスは味がしなかった。
窮屈な日常から乖離するようにベットに仰向けになる。私を侵食する。

傷つくために生まれてきたわけなくて、幸せになりたくて生きているわけでもない。誰のために何をしたいかなんて考えたことがなかった。

ほんのり甘い卵焼き、あたたかかったな、私にかける言葉には愛情のあの字すらなかったのに

私って少女であることに縋っ

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ぜんぶ先生に重ねるのやめたいな、いっそのこと殺してくれないかなー

ぜんぶ先生に重ねるのやめたいな、いっそのこと殺してくれないかなー

いくら好きとはいえ、味噌ラーメンだけ食べ続けたらいつかは飽きるよね〜〜っ

一生少女でいるには、ある程度の妥協も必要だった。
例えば、23時に帰宅した夜はメイクシートだけで済ませる罪悪感すらも愛してあげなきゃいけないんだってこととか。

解いたリボンにしわだらけのワイシャツ、
かわいそうな私でいたいから体に穴を開けるなんて、一年前の私には考えつかないようなことだった。

小さな承認欲求を拾い集めて

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少女Aの終焉

少女Aの終焉

制服を着ることがコスプレ扱いされるようになってからは世界がモノクロに変わり、ピンクでさえ色褪せて見えた。制服ピューロも制服えっちもせずに終わってしまった“女子高生期間”への未練や執着は人並みではないことなんてわかっていた。

女子高生として息をするだけで嫌な大人たちから性的搾取され続けた。私は絶対に忘れない、電車で横に座ったスーツ姿のおじさんが、手の甲を私の太腿に何度も何度も何度も何度も何度も何度

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大人になるまであのお城には入れないよ

大人になるまであのお城には入れないよ

逃げ出したかった
2時間に1本しかこない電車に揺られながら、未だに存在すると信じている運命の人との出会いを想像していた。
絶望が反射して輝く海の眩しさに目を細める。貴方は運命の人ではなかった。もし、この一方通行な愛が蒸発すれば、涙の雨でも降らせることが出来たのに!ただただ悲しい気持ちだけが積み重なる。優しくない。

無人駅のベンチに寝転がり、ぷかぷか浮かぶ雲を眺めること数時間、日が沈みかけていた。

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死んじゃった女子高生の亡骸と

部屋の隅に置かれた指定スクバを眺めて思う。あれ、3年間毎日使ってる人なんて片手に収まるくらいだったよね。化学室特有の鼻を突く匂い、旧館4階にあるトイレの個室で食べたお弁当の味はもう覚えていなくて、でも涙のしょっぱさだけは鮮明に覚えているの、息苦しくて嗚咽が止まらない。逆光に追い詰められて黒く染まった自分自身の影を踏めなくなった。

あれは去年の夏のこと、
外気温は37.5° くたびれる。
午後に微

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貴方の唇とお揃いの、桃色を。

貴方の唇とお揃いの、桃色を。

終わりをすんなりと受け入れてしまうことに対する恐怖が拭いきれない。何度も何度も書き直したアイラインの跡が赤くなって、ずきずきと痛む。
マスカラは弱アルカリ性に敗北したし、キスをして貴方のもとへ移ったグロスになりたかったよ、居心地の良さそうな貴方の薄い唇は桃色で、色素の薄い肌にとても映えていた。愛を知るにはまだ幼く、未熟だったから、名前を呼ばれるだけで胸が苦しくなる原因はわからなかった。

女子高生

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ツインテールの天使を殺した

ツインテールの天使を殺した

151センチ39キロ、てんびん座でA型の君は黒髪主義者だった。痛むことを知らない艶髪は天使の輪がかかったようで、重たい前髪は眉下で平行に揃えられていた。
確か去年の夏。やけに暑くてどうかしそうな日に僕はどうかしてしまった。君を家に呼び出すのははじめてのことだった。君が僕に対する警戒心など微塵もないことはとっくの前から知っていた。僕ばかりが君のことを知っている。でも君は僕の本名もこの社会のことも知ら

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乙女でいることの窮屈さ

乙女でいることの窮屈さ

 眠たい気持ちに嘘は無いはずだったのは3秒前、隣で眠る君の頸椎をなぞってみた午前6時45分。また、心が満たされないまま朝日が昇るのを見届けてしまった。東向きの窓、おやすみモードの携帯電話、2人の体温が染み付いたシーツは汚れていたし、こんな話は前もした?カーテンの隙間から漏れる光が君のくせ毛を照らしている。光を受けた金色は余計に眩しくて、愛おしくて、苦しかったはず。冬の空気は痛くて寒い、寒い寒い寒す

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考えることなどを放棄して、おいしいパフェが食べたい話

考えることなどを放棄して、おいしいパフェが食べたい話


大人になりたくないと自分自身を抱きしめて喚いた今日の午後五時は夕焼けが綺麗で空が高かった。冬の朝、外で吐く息の白さはどの絵の具でも表せないほど特別だった。高校生活最後の授業日なのに前髪も曲がっちゃってかわいくないし昨日の夜のせいで浮腫んだ目は殴られたように腫れていた。朝の4:00から2分置きにアラームをセットしたのに5:00に起きた日なんて大体遅刻、でもツインテールの毛先は内巻きにワンカールさ

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18歳になったこと、結構、悲しい。

18歳になったこと、結構、悲しい。

微熱なのでちょっぴり書きたくなってきた
見る人によっては不快な文を綴るし写真も載せますが、嫌いになったらブラウザバックしてください

私が17歳じゃなくなったら、
私が女子高生じゃなくなったら、
心の空洞は、放課後スタバやマフラープリなんかじゃ埋められないってことに気がつけなかった
女子高生であるからこそ許されること、あるし。
(この事について大人はあまり触れない)
精神的に未発達な私たちは、今が

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今日で17さいおしまーい
病んだ夜に手首を切って湯船に浸けることも、ミルクティーを無駄に買ってしまうことも、先生に縋ることもやめる
あの時、私たち、確かに一緒に息をしていたはずなのに、気がついたら私だけが醜く成長してしまった
☆脱☆未成年
子供じゃないもん17、文字通りになったね

閉じない瞳孔に死んだ細胞、18本のろうそく

閉じない瞳孔に死んだ細胞、18本のろうそく

朝8時

バスに揺られ微睡みながら、君の指の爪が長いことを思い出して安堵する
君からは何の香りもしない
せめて、シワのひとつもなく綺麗に伸びたそのワイシャツだけは柔軟剤の香りがしてほしかった、忘れてしまうことが怖いから

自殺未遂者を見るその目は、道端に落ちている、生き物だったものの亡骸を見つめるようだった。熱を放つからだが、どんどん、くずれていくこと

気がつけなかった

小学生の頃使っていた携

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いつの時代も女子高生は一緒

いつの時代も女子高生は一緒

あの子のリスカ跡やばいらしいよーって噂が広まる旧館フロア、髪の毛が毛先で枝分かれしていることのほうが私にとって深刻な問題だった

(;o;)

なんて可哀想なんて言葉を使う私が可哀想

ツインテールのあの子が今から飛び降りても
リボンをつけたあの子が援交していても
そんなのなんでもいいどうでもいいから、この狭い社会から出してほしい

制汗剤の香りが広がる体育終わりの教室とか
白く細長い指についたチ

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