ZIN-SAY

まだまだ働く気はなかったというのに、条件の良い求人をうっかり2社ほど見つけてしまい、応募してみることにした。

これまでと同職種のため、履歴書や職務経歴、自分のスキルなど自己PRをせっせとまとめていたら、めまい、動悸、息切れ、喉のつかえ感、不眠、食欲不振が一気に戻ってきてしまった。タフに運動したりしてもうすっかり元気になったと思っていたが、甘かった。

応募先がどうこうというよりは、前の会社と同じことがまた繰り返されたらどうしようという不安からくる自律神経の失調状態だと思う。前社のような奇天烈な漆黒企業はそうそうないとわかっているのに、思っていた以上に呪いが濃かったみたい。

それに加えて、まだまだのらりくらりしていたかったところに働かねばならぬというプレッシャーが突如として押し寄せて、気持ちが追いつかなかった。いつかは働かなきゃいけないとわかっているけど、準備運動すらできていなかった。

自分の思わぬ繊細さと、振り出しに戻ったかのような体調にショックを受けている。時期尚早だったかな。

候補の2社のうち1社は、ひとまず応募を見送ることにした。もう1社は、すでにエージェント経由でエントリーしてしまったので後の祭り。ああ。

いざとなればキャンセルすることもできるので、もう少し様子を見てみようと思う。順当に面接などに進んでいけば自分の気持ちが切り替わるか、もしくは選考に落ちて解放されるか。なんとも言えない。あああ。

急がば回れとはよく言ったもので、わたしは全然回り足りていなかった。ああでもないこうでもないと、考えたり迷ったりする時間が必要だった。焦ったつもりはなかったのだけれど。

今は何をどうしたら体調が良くなるのかわからないので、しばらく大人しくしておこう。昨日はめそめそしたけど、今日はだいぶまし。