鉄ミュと滝川英治と私

はじめに

色々なことがあって、青春鉄道のミュージカル3を見る前にちゃんと文章化しておきたいなと思ったのでつらつらと書いてたけど、飽きてしまった文章を今回の車両交換を受けてちゃんと書き切りました。
4の前にあげられてよかった。

滝川英治との出会い

とりとめなく突然始まるんですが、私は基本的に筋骨隆々な男の人がいろんな理由から苦手で、普通であればおそらく名前すら知らない人だと思うんです。滝川英治って。(敬称略)
そんな私がなぜエイジ滝川(って普段よんでる)を知ったかというと、私には、将来的に二重の意味で何事もなかったら結婚する予定の大好きな友達がいるんですけど、その子がハマったんですね、ペダステに。
その子もなんで好きになったかはもう覚えてないんですけど、なぜか突然弱ペダの福ちゃんがものすごく好きになってて、ひょんなことからペダステに行けるってなって見に行ったら「福ちゃんがいた……」って言ってて、いや、さすがに福ちゃんはいないでしょって私は思って。あんな人、普通に考えていないでしょ??って思ったんですけど、まあ買ったっていう円盤見せてもらったら、いたんですよ、福ちゃんが。いやー。福ちゃんでしたね。これはたしかに福ちゃん好きならはまるわーとか思いつつ、それ以降、ペダステは円盤が出たらみせてもらったり、もらわなかったりしてて、舞台があればチケット支援だけしてなぜかよく当たってって、それくらいだったんですね。
そのうち友達は福ちゃんのエイジ滝川じゃなくて、エイジ滝川自身を応援し始めて、いろんなところ遠征行ったり、プレゼントのタオルが使われててブログに載ってる!って喜んだりしてて、3年くらい?友達が楽しそうでよかったわーくらいに見てました。この時点では名前は知ってる!というレベル。

鉄ミュとの出会い

お互い、自分の好きなものを語るけど無理に勧めないっていう暗黙の了解があると(私は)思ってるんだけど、友達が見に行った後に唯一「次回公演あったら絶対一緒に行こう。絶対好きだから。とりあえず円盤買ったから出たら見よう」って言ってきた舞台があって、それが青春鉄道のミュージカルだったんですね。
それ言ってきた時にマンガ借りて、そしたら好みドンピシャだったんですよ。私、ラーメンズ好きで、青春鉄道ってラーメンズに通ずるところありません?ノリとかが。(わかった今は当たり前なんですが)
それが理由かは定かじゃないんですけど、とりあえずすごく好きで、そのあと円盤見て、いやー。これは面白いわと。まず歌がいいし、話は面白いし、何よりみんなわかりやすくキャラがたってる。私の大好きな馬鹿で愛が大きすぎるキャラもたくさんだし、名前覚えるのがものすごく苦手な私でも覚えられるくらいキャラもたってる。あと鉄道路線、しかも関東メインなので、名前は既に知ってるので覚えなくていいのも大きい!!!!あと、ダンスもめっちゃ好きだったんですよ。覚えやすくてキャッチ―でどことなく慣れ親しんだ感のある感じで(わかった今は当たり前なんですが/サザンオールスターズファンです)
それと友達から「お前以外にエイジ滝川って呼ぶ人がいたよ」って言われたのもめちゃくちゃ覚えてます。(作者さんが何かでエイジ滝川って書いてたらしい)

だから、2は現地に行きました。
はじめての2.5次元ミュージカル、それで2公演。
それが私の初めて見た生のエイジ滝川でした。
その時はあまりに長野上官がかわいくて、長野上官定点カメラだったので、近くをエイジ滝川通ったんだけど、長野上官も通ってそっちしか覚えてない感じです。北陸になったときはガチで泣いた。長野上官、ほんと大きくなってしまって……
それでエンディング。あー、いい舞台だったな。でもなんでこの人たち途中で突然歌うんだろうなーとか思いながら(ミュージカルだからですよ)つながる青春っていう最高の曲を聞いてたんですよ。
そこで事件は起きた。
山陽さんが何か言ってるのに、何も聞こえない????
それでどうしたかって言うと懸命に身振り手振りとあと兄さんのマイクを使って?言葉を届けてくれたんですね、エイジ滝川は。
私なんかすごいここ好きで。何事にもホント一生懸命な人なんだなと。これは友達も好きになりますわ。と。
エイジ滝川が私のライバルになった瞬間です。(友達は渡さん)
ちなみに2公演目は無事マイクが生きてたのでなんて言ってたかわかりました。山陽さん不憫属性なんだなーってかわいいねってなった。

2017年9月15日

それから、何回かエイジ滝川の別の公演とかタイミングが合うと見に行くようになって、なんとなく知ってる人からこんな感じの役者さんなんだなとわかってきたくらいの時、その日が来ました。
この日、私と友人はディズニーに行っていて、すごく楽しい時間を過ごしていたんです。夜ご飯に予約していたブルーバイユーで席に着いてご飯楽しみだねなんて話して、スマホでなんとなくニュースを見た友達の顔が急に変わりました。
「滝川英治が撮影中に転倒事故起こして脊髄損傷したかもしれない」
私は咄嗟にすぐ、「脊椎?それとも脊髄?」って聞き返してました。
大変な事故だけど、脊椎だったら、それならまだっていう知識があったからだと思います。
すぐに2人で調べたけど、詳細はわからなくて、とりあえず生きてはいるっぽいということしかそこではわかりませんでした。
せっかくのディズニーだからってその後は調べることはせず、過ごしました。
私の中でのエイジ滝川はすごく強い人というイメージがあったので、なんとなく大丈夫だろうというポジティブな思い込みもあったと思います。

鉄ミュ3

正直、ちょっと見に行くの悩みました。なぜなら1番線にエイジ滝川の山陽新幹線以外の路線が来るのが嫌だったから。でも、わかんないけど、たぶんそういうのも含めて、許容して、受け入れるのが青春鉄道なのかな?って思って、山陽新幹線は滝川英治を応援していますって言ってたし、青春鉄道も応援してたし、私も好きな作品なんだから応援しようと思って見に行きました。
1番線に誰か来たら、絶対泣くと思ってたんですけど、案の定泣きました。長野上官の声が低くなってて。
自分でも驚くくらい、見てる途中はエイジ滝川のこと思い出さなくて、サンドバッグで出てきた時に、2の時みたいに出れないから写真出演なのね!って好意的にとらえたくらいでした。そのあと思い出しましたが。
たぶん、彼が居るべき場所に居ないのを初めて見たのが青春鉄道だったのでこんな気持ちで見れたのかなって思います。
エイジ滝川は出演者にはいなかったけど、舞台の中にはいたと思います。それは鉄ライの時にも感じたことで、おそらく、あの「ミュージカル青春鉄道」を作っている空気感とか、愛とか、そんなモノの中に今まで関わってくださった皆さんの存在が込められてるのかなってふんわりとそう思いました。

最後に

この後、私は鉄ミュスピンオフのせい?おかげ?で西武の沼に落ちていき、色んな切符をつかって常磐線で仙台まで行ったりとか、東海道本線で東京から神戸まで一日でいったりとか、そんな一人旅をする事になるくらい、今では鉄道にもハマりつつあるのですが、そのきっかけは確かにエイジ滝川が作ってくれたものです。エイジ滝川が福ちゃんをやってなかったら、友達がエイジ滝川にはまることはたぶんなかったし、私が青春鉄道を見ることは無かった。そうしたら出張先でリュックに着けたつり革を見られて「盗んできちゃったの……?」って言われるような人に私はなってなかったかもしれません。
出張で月給以上の立替が発生するくらい新幹線に乗ってたら心を病んでたかもしれません。
友達が転勤になるって時に「推しの沿線がいい」って言うこともなかったし、気軽に「じゃあ乗りつぶしがてら遊びに行くわ!」って私もしなかったかもしれません。
それくらい、エイジ滝川は私の人生を変えてくれたと思っています。

もうすぐ鉄ミュ4がはじまります。今回初めて車両交換(役者変更)のある路線が発生しました。正直まだ受け止めきれていません。副都心も有楽町先輩も山陽さんも大好きだったから。でもきっと見始めたら、1番線に誰か他の人が来たら泣いちゃうと思っていた3の時のように受け入れられるんじゃないかなと思っています。
だって私にとってミュージカル青春鉄道はそういう存在だから

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