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絵本『老犬じいさんが教えてくれた大切なこと』イラスト制作裏話 その1

現在、Amazon電子書籍とハードカバー版で販売中の絵本『老犬じいさんが教えてくれた大切なこと』…この絵本のイラストを担当させていただきました。

この絵本が完成するまでの裏話をお話ししようと思います。プロの絵本作家さんには笑われてしまうかもしれませんが、これから絵本を作ろうとしている方に少しでも参考になればと思い書いていこうと思います。

それまで、本の挿絵等を描かせてもらったことはありましたが、本格的に絵本のイラスト担当したことはありませんでした。

ある日、私のインスタグラムを見ていただいた、ライターの田中幸子さんから絵本のイラストを描いてもらえないか?と依頼が来ます。

では、まずその物語を読んでからとお伝えし、いただいた物語の原稿を読ませていただきました。

物語は、夢を見失った青年が一匹の言葉を話す老犬と出会い、夢を取り戻すまでのストーリーで、作者の熱い想いが込められているものです。

物語には共感できるところがたくさんあったので、私はイラストを担当することを決めたのでした。

さて、完全に文章だけの原稿から、それをビジュアル化していく必要があります。

自分ではない人の作ったストーリーなので、作者の思い描くイメージにできる限り近づけなくてはなりません。

登場するメインのキャラクターは一人と一匹。だいすけという名前の青年と老犬です。

そこで、まずこのキャラクターのビジュアル作りからはじめました。

老犬は、当初老犬としか原稿には書かれていなかったので、作者の田中さんと犬の種類、毛の色などを相談。

実は田中さん自身、チワワの老犬を飼っていて、絵本の老犬のモデルもご自身の愛犬なのだなと思いましたが、絵本の老犬はよりポピュラーな柴犬にしようとなりました。

なるべく年老いた犬に見えるようビジュアルに工夫。そして主人公のだいすけを導くような役割りなので、しっかりとした、それでいて優しい感じをだそうとイメージを作っていきます。

そうして出来たイメージが、このラフ画です。

さて、今度は主人公のだいすけです。
だいすけの方は物語が続くにつれて、肉体的な年齢も、精神的にも成長していくという変化があります。

どう描いていくか?という問題がありました…

…次回に続きます。


絵本『老犬じいさんが教えてくれた大切なこと』は現在Amazonで電子書籍とハードカバー版で販売しています。




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