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「ものさし」をへし折る

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「ウチの子、夜22時まで遊びっぱなしで結構しんどいんですよねー」

みたいな他愛もない会話は、「小さい子どもがいるパパあるある」だと思う。とくにリモートワークになり、子どもを見る時間が増え、なおさらだ。

で、ふと「何を期待して、そんな話をしていたのか」と思う出来事があった。

同じくらいの小さい子どもがいる同僚と話をしていて、「お子さん、何時に寝ます?」と、いつもの会話に。

ぼくはいつものように「22時までは寝ないですねー(謎の「遅いでしょ?」アピール)」と言った。すると、同僚は「はぁ…いいですね。ウチは遅いと24時ですよ」と返ってきたのだった。

愕然とした。
…ウチよりぜんぜん大変じゃん。

たぶん僕が期待していたのは「それは大変ですねー」みたいな同情だったのかもしれない。がんばってますよアピールがしたかっただけ。すっかり僕は恥ずかしくなってしまった。「全然寝てないわー」とイタいアピールする人みたいな。

子育てが最たるものだと思うけど、ホントに家族によっていろいろある。子どもの性格、生活リズムだって当然違う。教育に対する考え方、夫婦の関係性、それぞれだ。

いろんな形があって、たぶん正解はない。にも関わらず、「自分たちの正解」で判断したりしてしまう。もちろん情報は大切だけど、比べてどうこうじゃない。

話は少し変わるけど、「自分のものさし」で見てしまう、というのは、子育てに限らない話だと思う。

「私よりもあなたのほうがラク」「まわりと比べたら大したことない」とかも、そんな「ものさし」による弊害だ。

本当の意味では、その人が抱える大変さ、つらさ、しんどさはわからない。自分を基準にするしかないと思うだろうか。でも、比べなくたって「この人が大変と言っている。それは大変なのだから、何か力になろう」でいいはずだ。

そこに自分の基準はいらない。相手の基準でいい。

もし、相手が勇気を出して「つらさ」を伝えてくれたら、伝えてくれてありがとう、と手を差し伸べ、全力で力を貸せる人になりたい。

「ものさし」をへし折ろう。


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