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舞台、明るい夜にでかけて 感想

4/2サンケイブリーゼでの「明るい夜にでかけて」を観劇してきました。
佐藤多佳子さんの原作を事前に読んでの、
観劇でした。

舞台をそこまで観るタイプではないので
以下完全素人あまちゃんの感想です。

アルピーのオールナイトニッポンをこよなく愛する大学生。
「過去のトラウマ」から女性に故意に触れられるのが怖い。
今はワケアリで休学中。
コンビニでアルバイトをしている。
これが富山のキャラクターですが、
自分自身を比較して富山かっこいい〜っとなりました。

わたしは
お笑いやアイドルなど色んなもののヲタクです。
これらは全て他人の戦いに
あーだこーだいう外部でしかない。
自力でなんとか結末を変えることなどは
全くしません。

でも富山のヲタク性は参加型であり、
自分自身でハガキを投稿して、生み出しています。
一度辞めたものの、
またトーキングマンというペンネームで
ハガキ職人に復活します。

富山が最後に、
ニッポン放送のディレクター(作中では向こう側と表現していたか。)の景色を観たいと言っていたのも、
何も生み出していない私からすると、
富山がかっこよくてかっこよくて…。

そして富山は富山で
佐古田や、アルピーのラジオに関わるスタッフのことをかっこいいと思ったと思います。

その、内なるエネルギーの放出先が
終盤にやっと見つかった!ってかんじで
その先の結果は知らないけど
すごく希望に満ちてて、とてもよかった!

そんな兆しが見えたのが、
佐古田との出会いだったり
佐古田の学園祭だったり
だいちゃの音楽だったりするのかもしれないけど、
わたし的な一番の
ここじゃね?というポイントは
富谷がコンビニのバイトに疲れて
でもその疲れが心地よいと感じた
あの夏の日の演出です。

あそこの演出はすごくよかった。
照明も、富山の表情も
挿入歌「浜辺の歌」にも
横浜八景のぬるっとした重たい風を感じました。

生きている実感
自分への満足感
って大事だなぁと思いました。

人と繋がることを
すぐには受け入れられてはいなかったけど
エネルギーの放出先を見つけた富山の顔は
嬉しそうだった!
(見つけた!という自覚はなかったかもしれないけど)

わたしも、放出できずにいるのもやなので
文章にしてみた次第です。

富山(トーキングマン)のハガキ
読んでみたいなぁ。


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