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奪われた!の裏に隠された気持ち

第一子の私は、下の兄弟が生まれた時、お母さんを奪われた!!と激しく動揺した。

産後の豹変した母の姿もショックだった。

だから、母を私から奪った兄弟が許せず

兄弟をこの世に産んだ母のことも恨んだ。

不貞腐れる、話しを聞かない。

食事の好き嫌い、兄弟へのいじわる

泣いて暴れる。

数えたらキリがないくらい復讐した。

幼くて、小さな世界でしか理解することが出来なかったから。

奪われたと思って、恨みを募らせて

本当の気持ちがあったことを忘れてしまった。

本当は、、

1人で自由にやりたくて、1人で親の愛を一身に受け止める事が嫌になって

親の保護から抜け出したかったのだ。

でも、親が赤ちゃんである兄弟に

夢中になられるのもしゃくに触る。

私が暇になったら私の世話をしろ。

そんな性悪な私が、兄弟にお母さんを奪われた!

の裏に隠れていた。

それが本当の気持ち。本当の私。

本当に未熟だった。それだけのこと。




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