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あの時我が子を手放すと決断したお母さんへ

こんにちは。
チャイルドセラピスト 中村さやかです。

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独身時代の仕事で

妊娠中から子どもを育てる事を
拒否したお母さんに
出会ったことがあります。

育てたくないのに、
何故生むんだろう?って
当時は思っていました。 

無事に生まれるように、
いい養子縁組ができるようにって

妊娠中の健康に
ものすごく気を使われていて
そのおかげで赤ちゃんも順調に成長し、
安産だったそうです。

あれだけ子育てを拒否していたのに、
生んだ我が子を抱いたら、

急に気持ちが揺れたそうで

それで尚更、
そのお母さんの気持ちが
解せませんでした。
 
時間をかけた結果
養子縁組にすると決断され
とても素敵なご夫婦と
ご縁があり退所していきました。

あの時の生みのお母さんは
どんな気持ちでいたんだろうか?と
自分が親になってから時々思い出します。

子どもを育てられない。と
頑なに言っていたのは

どんな事情があったんだろう?
(残念ながら詳細は分かりませんでした)

自分には母性がないとか
母親になれるか不安と
思っていたんだろうか‥

仕事の経験と
自分が親になって
実感しているのは

母性は
「勝手に目覚めるものではないんだ。」
ということでした。

子どもとの日々の生活の中で
嬉しかったり
悩んだり
困ったり‥

本当に日常の小さな心の触れ合いの中で
育っていくんですよね。

あの時のお母さんが、
もし自分には母性がない。
母親になる資格がない。

そう思ってお子さんを
手放したのであれば
それは違うと言えたら良かったのにな。
(言ったところで結果は何も変わらないとは思いますが)

あれからお子さんは、
素敵なご夫婦が
子育てのバトンを
引き受けてくださったこと

無事に健康な赤ちゃんを生むと
努力してくださったから

本当に健康で活発なお子さんだったこと。

それが生みのお母さんの
これ以上にはない程の愛でしたね。

子どもを手放したという罪悪感から
解放されて

幸せに生きていてほしいと願っています。
そう伝えたいです。

子育てが思い通りに行かなくて
他の人が育ててくれた方が
我が子にとって幸せなんじゃないか。

そんな風に感じる時って
あると思います。

そんな時に
忘れないでいただきたいのは
どんなお母さんにも
「愛はある」ということです。

うまくいっていないと
どうしても自分の中にある
「親としての愛」を
疑ってしまうかもしれませんが

自分の感情に邪魔されているだけ。

お母さんとお母さん自身の中にある
「親としての愛」を繋いでいく
そんなお手伝いをしたいと思っています😊


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