7/28(水)Magical Journey(SAKA-SAMA×mekakusheツーマンライブ)


去年リリースされたSAKA-SAMAのアルバム「君が一番かっこいいじゃん」は28曲入りという大ボリュームで、新曲も多数収録されていたんだけど、その中で俺がダントツに感動したのが「抱えきれないわ」だった。ワンマンライブで初披露されたあと、みんなに「ヤバくなかった?」と確認して回ってしまったくらい食らった。リリース後も一番聴いたし、Twitterでも騒ぎ続け、それが功を奏したのかわからないけどMVも作ってもらえて大喜びした。

この奇跡的な名曲を提供してくれたのがシンガーソングライターのmekakusheさん。過去にはヒロネちゃん名義でベルハーの主催ライブ(田中さん生誕。KOTOちゃんも出ていた)にも出演していて、俺は一度ライブを観ているんだけど、改めてサブスクで曲を聴いてみたところ、こんな独自の世界観を確立していたのかと衝撃を受けた。そんなmekakusheさんとSAKA-SAMAのツーマンライブが今回実現。mekakusheさんも4月に1stアルバムをリリースし、ライブ活動もしているので、せっかくだから対バンしてくれたらいいのにとずっと思ってたので発表の瞬間ブチ上がった。

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会場は吉祥寺NEPO。もう少し大きいところでもよかったとも思うが、屑柱によればNEPOのスタッフがmekakusheさん楽曲提供のきっかけを作ってくれたそうで、そうなるとツーマンの会場はここ以外になかったと思う。NEPOは駅から遠いけど、アットホームな雰囲気で好き。バックで映像が流れるステージも他の会場とは違って楽しい。

当日mekakusheさんのアルバムを聴きながらバスに乗り、18時ちょい前に到着すると、すでに5、6人の客が1階のカフェで開場を待っていた。SAKA-SAMAのライブでは見かけない方々、おそらくmekakusheさんのガチファンも多く、改めて意義のあるイベントだと思った。俺が発売日にアラームをセットしてゲットしたチケットの整理番号は2番。ガチファンが多い中で恐縮だが、せっかくなので最前の席に座り、mekakusheさんのライブを間近で観る。とても繊細なライブで、物音を立てないように集中して観ていると、グッと歌声が刺さってくるような瞬間が何回もあった。

MCでは自分の曲を「暗い曲ばかり」と紹介しつつ、「いや、とてもいい曲ばかり」と言い直して笑いも起こしていたmekakusheさん。後半には「抱えきれないわ」についても話してくれた。屑柱から曲調についての明確な指示がなく、「こんな感じで」と言われたmekakusheさんの曲が普通に暗い曲で困ったそうだが、とても仲が良さそうなここねんとみずほのツイートをたくさん見て「2人でいることの強さ」を書こうと思ったらしい。またアイドルソングということを意識して、エレクトロの要素を入れるためにKabanaguさんを編曲に迎えたとのこと。こういう話をずっと聞きたかった。

mekakusheさんに続いてはSAKA-SAMAのライブ。最前列で好きなアイドルのライブを観るのは苦手なので、後ろに移動して観る。セットリストはmekakusheさんに合わせて静かな曲で固めるのか、真逆のアゲ曲を連発するのか、その中間か、どれだろうと思ったが、やはり静かで綺麗な曲中心だった。穏やかな「空耳かもしれない」で始まり、落ち着いた曲が続いていく。MCではmekakusheさんや「抱えきれないわ」のことをたっぷり話すのかなと思ったら、「今日は水曜日ですね」と切り出したみずほが「皆さんは何曜日が好きですか?」と聞いて観客に手を挙げさせていた。

その後「抱えきれないわ」が披露され、シリアスな曲が続いたが、最後にバキバキのアゲ曲「ダンスを止めるな」が披露されてビックリ。ちゃんと意図があると思うので、どういうことなのか屑柱に話を聞こうと思ったら、ステージにmekakusheさんの電子ピアノが再びセットされる。「おい、何かやる気か?」とざわつく中、mekakusheさん&SAKA-SAMAがぎこちない感じで登場。mekakusheさんの伴奏に乗せて、SAKA-SAMAが「抱えきれないわ」を生で歌うという、この日限りのコラボパフォーマンスが披露された。SAKA-SAMAはいつも生歌だけど、「抱えきれないわ」は普段被せが大きめ。生歌のみで聴くことは珍しく、観ている方もかなりの緊張感があったが、プレッシャーを乗り越えた2人のハモりにめちゃめちゃ感動させられた。心が洗われるような清らかさだったね。

ライブ後、mekakusheさんの物販へ。せっかくなので数人で訪れたところ、圧を与えてしまい、怖がられてしまったが、ちゃんと感謝を伝えられてよかった。また対バンしてほしいですね。

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SAKA-SAMAの物販では、締めの挨拶をする2人が「ちょっと待った〜!」と言って退場。かわいい花束とお菓子を持って戻ってきた2人は、7月30日が誕生日の屑柱をお祝いし、最後は「さか〜さま〜✨」ではなく「くず〜やま〜✨」と挨拶していた。屑柱、これからも何卒よろしくお願いします。


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