2020年のSAKA-SAMA追っかけ記録

「スリー、ツー、ワン!ハッピーニューイヤー!」
カウントダウンが終わると同時にドンドンと花火が打ち上がり、ここねん、みずほ、カイちゃんは「わあ!」「すごーい」と大喜び。

そんなふうにしてハッピーに幕を開けた2020年でしたが、その後、コロナで世界はメチャクチャに……でも、SAKA-SAMAに関して言えば、しんどいことばかりじゃなかった、つーかトータルではとっても楽しい1年だったんじゃないかなーと思います。かなり大雑把ですが、個人的な感想を交えつつ、SAKA-SAMAにまつわる2020年の出来事を振り返ってみました。

■現体制初アルバム発売&全国ツアー開催

2019年8月からここねんとみずほの2人で活動しているSAKA-SAMA。現体制初のアルバム「DAYDREAM」発売 & カイちゃんとの合同ツアー「たのしい生活ツアー」開催が発表されたのが、2020年の1月16日でした。SAKA-SAMAの2020年嬉しいニュース第1弾。アルバム発売日&ツアー初日は2月21日で、現体制スタートから約半年っすね。

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ここねんが学校の課題をがんばってたため、1月はライブ少なめだったんですけど、2月にはカイちゃん&みずほの生誕ライブがあり、みずほ生誕ではアルバム収録の新曲「Ex/cla/ma/tion/!!」が初披露されました。2019年後半に「ライト・ナウ!!」という狂った曲が投入されて俺は大騒ぎしてたんですが、その系統の狂った曲がまた出てきた喜びで沸きまくり。みずほ生誕にはいまや武道館アーティストの眉村ちあきさんもサプライズで出てましたね。

■ツーピースバンド「◯」結成

その後、京都でツアーが始まり、アルバムの販売もスタートしますが、国内のコロナ感染者が徐々に増加する中で、3月4日開催予定だったツアー東京公演は会場の判断で見送りに。その代わりに同日、阿佐ヶ谷ロフトAで無観客ライブ配信が行われました。SAKA-SAMAの無観客ライブはこれが初かな。

有観客のイベントがどんどん中止・延期になっていきますが、3月15日のここねん生誕ライブは有観客で無事開催。このライブでは、現体制2つ目となる衣装がお披露目となりました。

最初の衣装もアジアっぽい異国情緒ありましたが、2つ目の衣装も民族衣装っつーか、どっかの高原に住む村娘っぽい。髪飾りもあって可愛いんですけど、俺はどっちかっていうと1つ目のシンプルな衣装の方が好きかな。新しい衣装と過去の衣装、両方使っていけばいいのにと思ったり。

また、ここねん生誕には「◯」という謎のアーティストが出演しました。その正体はここねんがギターボーカル、みずほがドラムを担当するツーピースバンド。ここねんが一緒にバンドをやるメンバーを探していたところ、「あたしがやろうか?」ってみずほが名乗りを上げて結成されたとか。

みずほにドラム演奏の経験はないし、告知動画からしても、ゆるい感じだろうと思ったんですが、実際ライブ観たら全然違って。ためらうことなく、ドラムを叩きまくるみずほの頼もしい姿に衝撃受けましたね。

あと、3月はダブルハピネスのトラッシュアップ加入とかもありました。発表当時は「雰囲気違いすぎないか…?」って不安がぶっちゃけあったんですが、今はトラッシュアップの家族的な雰囲気にすっかり馴染んでる感じで、余計な心配だったなーと思います。もえにゃんおもろい。

■現体制初ワンマンライブをYouTubeで配信

3月末のツアー福岡公演は無事開催されましたが、4月7日に緊急事態宣言が発令され、4月のイベントは軒並み中止に。そんな中、4月8日にみずほはアイドル活動8周年を迎えました。例年と違い、直接会ってお祝いすることはできなかったけど、みんなでみずほの好きなところをリプライしたり、記念Tシャツを買ったりしましたね。ライブができなくなる中、みずほは4月からブログ(ぶろぎゅ)を書いているんですが、4月8日のブログを読んでみたら

・ATOMIC MINISTRYの音源を出す
・SAKA-SAMAでワンマンライブをする


の2つを活動の目標として挙げていました(大きな目標は内緒らしい)。この目標のうち、ワンマンライブ開催は、無観客ながらも5月18日に早速実現。会場はツアーの東京公演が予定されていたWWWで、「みんなで!イッツ ア SAKA-SAMAワールド」というタイトルが付けられたライブの様子は、YouTubeで世界に向けて配信されました。大変な1年の中でも自粛で特に暗い時期だったので、周りのオタクはライブ観て泣いたとか言ってたなー。

このライブで初披露されたのが「たんぽぽ」。自粛期間中、俺はアニメ「アドベンチャー・タイム」にハマったんすけど(「ミッドナイト・ゴスペル」経由)、「たんぽぽ」はこのアニメのエンディングテーマ「Island Song (Come Along With Me) 」をイメージした曲だと最近知ってテンション上がりました。確かに似てるかも。

■「サカサTV」スタート、みずほがYouTuberに

5月から7月にかけては無観客ライブ(白羽、めろん畑a go go、O'CHAWANZの主催イベント、「夏のトラッシュアップ・オンラインミーティング!」)がちょこちょこありつつ、ここねんとみずほによる配信番組「サカサTV」が6月17日にスタートしました。特定のテーマでファンから募集したメールを読みつつ、ここねんとみずほがゆるく語り合うラジオ的なコンテンツで、この配信がきっかけでファンになったハガキ職人の方もいるようです。すごい。アーカイブも観れますが、2人の人柄がよく伝わるなと思います。

また、みずほが親友のじゅりと2人組YouTuber「チームみじんこ」として、初の動画を公開したのが6月22日。じゅりと一緒にいるときのみずほは、普段SAKA-SAMAで慣れ親しんでいるみずほとは若干イメージが違うというか、やや大人びた感じで、若干戸惑いもありましたが、しっかり動画編集をこなしていてビックリ。じゅりと一緒にあいみょんの「マリーゴールド」を練習することで、ギターのテクも向上したのでは。

■ここねんソロアルバム「FEVER」発売

そうした新しい取り組みがありつつ、7月25日にWWWで久々の有観客ライブ「エクストロメ!!プレゼンツ『たのしい生活 <夏>』」が開催されました。やっぱライブハウスは音がいいな〜と思いましたが、着席で声も出せないという環境が初めてで、個人的には不完全燃焼感も。

そして7月末に発表されたビッグニュースが、ここねんの1stソロアルバム「FEVER」発売。収録曲6曲の中で俺は佐々木喫茶提供の「スイート・セレブレーション!」が大好きなんですけど全曲秀逸な仕上がりで、トラッシュアップすげーなと改めて思いました。特に「空耳かもしれない」や「デジタルリレーション」も手がけたbjonsの今泉さんが作詞作曲したタイトル曲「FEVER」は、最近発表されている年間ベストランキングにも数多くランクインしています。屑山さんの解説も読むと、より味わい深いですね。

■ここねんみずほの1周年ワンマン開催

8月19日のここねんソロアルバムリリース後、SAKA-SAMAが現体制1周年を迎えた8月26日にワンマンライブが開催されました。スタンディングだし、人もかなり入ってたし(50名限定)、コロナ前のライブとほぼ同じ感じで楽しかったっす。何よりMCが本当に素晴らしかった。ここねんとみずほが「本当に一年間楽しかった、ここまで辞めずにやってきてよかった」と伝え合うような内容で。俺もみずほを約8年間追っかける中でしんどいこともあったけど、ここねんと一緒にみずほが笑ってる今があるなら、全部良かったって思えるような気がしました。大事なのは今。

このワンマンライブでは来場者にSAKA-SAMAソングブックというシングルシリーズの第1弾が無料配布されました。太っ腹。このシングルに収録されてる「真夜中のスケッチ」がこれまた最高で感動しちゃったな。

■カイちゃんアイドル引退

そんなハッピーなライブの2日後、8月28日に飛び込んできたのが、SAKA-SAMAのレーベルメイトであり、ここねんみずほと一緒にお祭りトリオとしても活動するカイちゃんが、9月末のワンマンライブをもってアイドル活動を終えるというニュースでした。4月以降はファンに顔を見せる機会が極端に少なくなっていて、たまに現れるとカイちゃん推しが大喜びするような感じでしたが、まさか辞めてしまうとは想像しておらず。

コロナ禍で活動が減る中、カイちゃんは何を考え、引退を決めたのか。なんらかの理由があったのは確かだと思いますが、カイちゃんの口からそれが明かされることはありませんでした。でもまあ、それもある意味カイちゃんらしくてカッコよかったっすね。トークイベントで南波さんが言ってましたけど、何も語らないのは優しさからのような気もするし。デビューから引退まで口数の少ない謎めいたキャラクターを貫いたカイちゃんですが、滲み出る優しさが素敵だったなと思います。

これ書くにあたってソロ曲のMVとか貼ろうと思ったら非公開になっててビックリ。infoアカウントや引退ライブ後の写真ツイートとかも消えてますね……残念ですが、本人の意向ならやむなし。カイちゃんがソロアイドルとして発表した名曲たちはちゃんと残っているし。

ラストライブにビデオ出演した鈴木慶一さんが「ファンの皆さんがカイちゃんをアイドルと思ってる間は、ずっとアイドルだから」と言ってましたが、トラッシュアップ経由で引退した今でも手紙とかプレゼントとかカイちゃんに送ってもらえるらしいです(コロナ感染防止の観点でアウトなものもあるかもですが)。手紙書こうかなー。

■ATOMIC MINISTRYの初音源「BIG LOVE」発売

10月は割と平和な感じでライブがありつつ、ソングブックの第2弾が出たり、「アイドルと芸術」が開催されたり。続く11月は◯の初ワンマンなどがありましたが、一番大きなニュースはみずほのソロユニット・ATOMIC MINISTRYの初シングル「BIG LOVE」が発売されたことっすね。

みずほはSAKA-SAMAに加入する1カ月前からアトミニとして活動しているんですが、バンバン新曲が出るSAKA-SAMAとは違い、音源はまったくリリースされず、楽曲が増えることもありませんでした。プロデュースする田中さんがいろんなグループ抱えてて忙しいので、そりゃまあそうなるよなという話なんですけど、みずほはアトミニの活動をすごく大切にしていたので悲しかったんじゃないかと思います。CD発売は7月30日の1周年記念日に発表されたんですけど、実際リリースされるまでにも結構時間かかりました。

その分、CDがリリースされたときは本当に大喜びで。その現れみたいな感じでシングルのジャケットも笑顔の写真なのがいいっすよね。みずほってアーティスト写真やジャケット写真でだいたい真顔なんすけど、今回は本人のチェックが入らなかったこともあって笑顔の写真が選ばれたらしいです。真顔も面白いからアリなんですが、もっと笑顔に自信もってほしい。

■2枚組アルバム「君が一番かっこいいじゃん」発売

ここまで来ると、つい最近の出来事ですが、SAKA-SAMAのニューアルバム発売&ワンマンライブ開催が発表されたのが11月7日。アルバムはなんと2枚組28曲入りで、現体制SAKA-SAMAが披露してきた楽曲をほぼ完全収録。しかもタイトル曲は俺が大好きなバンド・どついたるねんのうーちゃんが提供。みずほのいるグループとどついたるねんが繋がった嬉しさと、「君が一番かっこいいじゃん」というタイトルの最高さに感動して震えましたね。

アルバム発売を記念して12月8日にWWWで開催されたワンマンライブでSAKA-SAMAは、可愛い新衣装をお披露目しつつ、アルバムの収録曲のうち26曲とハルカリのカバーを披露。改めて楽曲に恵まれたグループだなーと思いましたが、特に新曲「抱えきれないわ」はハンパなく食らいました。リリースタイミングの関係で年間ベストなどには入らなかった感じだと思うけど、ブッチギリで2020年最高のアイドル曲だと思います。

アルバム発売&ワンマン開催は「今できる素敵なことをしたい」という屑山さんの思いで決まったそうですが、2020年の終わりにマジ最高なプレゼントをありがとうって気持ちです。屑山が一番かっこいいじゃん。

そして12月26日に行われた4周年記念ライブで2020年は締め括られ、2021年へ。新曲とか新しい展開にも期待しちゃうけど、この集大成的なアルバムがもっといろんな人に届くといいなーって思うし、自分でも可能な範囲で広めていきたいと思ってます。今年もSAKA-SAMAを追っかけるぜ。

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