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食べものへの執着

2022年5月24日
今日も暑かった。午後はなんとなくペースダウン。夕食後、テレビをなんとなく見て過ごす。中居くんの出ているザ世界仰天ニュースでは、人にもらった八角を入れた鳥の煮込みを食べて痙攣失神(実は八角じゃなかった)とか、古いコーヒーを飲んで激しい腹痛とか、一度溶けたアイスを再凍結させたものを食べて食中毒とかのネタ。古いコーヒーとかウチにも絶対あるよな、などと思いながら、ヨーグルトを食べていると、連れ合いから「古いヨーグルトあるから食べないでね」と注意された。はて、今食べているものは?と確認すると、賞味期限を6日ほど過ぎている..
 なんとも間抜けな話だが、これで腹をこわすこともないのが昭和生まれか。
 食べ物の事となると、いつも親戚のおばさんの若い頃の逸話を思い出す。我が家に来る度にその話になるので、ご当人は苦笑いをされていたが、私の親世代(昭和10〜20年代生まれ)の食べ物への執着、食べ物を大切にする心根がよくわかる話。その方が若い頃、我が家に同居されていたのだが、一人お昼を食べようと台所を探り、戸棚に一杯の冷ご飯が残っているのを発見。食べられるかと思い、匂いを嗅ぐと既に酸っぱい匂いが。でも他にすぐに食べられる物もなかったので、洗えば大丈夫だろう、とお湯で洗い、お茶漬けにして食べてしまった。案の定、しばらくして激しい腹痛で病院に。当時まだうら若い乙女であったので、腐ったご飯を食べた、とお医者さんに言えず、しばらくして同居人が気がついて原因が判明、というお話。その後、我が家の定番の笑い話となったのだが、今時の若い方には信じてもらえないかも知れない。とにかく昔の人は、食べ物を大事にしたし、私の母もよく日が経って怪しい食品は、鼻を近づけてくんくんしていたもの。家の冷蔵庫は随分と小さく、冷凍食品も家庭に常備されておらず、家の近所にコンビニもない時代の話だ。
#日記
#昭和の記憶

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