見出し画像

大相撲は好きだけどね

 3月12日.大相撲の3月場所が初日を迎えましたね。初日から推しの力士が負けちゃってちょっとガッカリ。でも、実は取り組みの勝ち負け以外にもちょっとガッカリする事があります。
コロナ禍の中、ここ数年で引退された力士の皆さんは、引退相撲・断髪式の予定が立てられなかったのですが、ここ最近になってようやく解禁となり、このところ引退相撲が立て続けのようです。三月場所初日の前日に放送されたBSの相撲番組では、元幕内の松鳳山の引退相撲の様子も紹介されていました。その中で、女性司会者の方が断髪式でハサミを入れる様子も紹介されたのです。大相撲ファンなら、ここでちょっと気がつく事がありますよね。そうです。断髪式で女性が髷にハサミを入れる、という事がなかなかない事ですよね。これが何故なかなか無い事なのか。大相撲界では女性が土俵に上がる事を禁じているからですね。
さて、この番組内で紹介された場面で果たしてこの女性は土俵に上がったのか。SNSなどを探してみたらわかったことがあります。断髪式で女性がハサミを入れる場合は、力士が土俵上で椅子に座る位置を土俵の端までずらし、女性のほうは、土俵の脇に据え付けられた踏み台の上から髷にハサミを入れているんですね。なんとか女性にも参加させてあげたい、という事なのでしょうが、なぜこんなやり方、と思わんでもない。これを大相撲の変化と呼んでよいのか?

女性の足元に注目


5年ほど前の事ですが、大相撲の巡業先で、挨拶に立った市長さんが急に倒れ、会場にたまたま居合わせた看護師さん達が土俵の上で救命措置を行っていたところ、大相撲協会の行司が「女性は土俵から降りてください。男性の方、上がってください」とアナウンスして世間の顰蹙を買った事がありました。その後も相変わらずなのでしょうね。難しいかと思いますが早く旧弊な体質を変えていただきたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?