初めての恋を手放した私へ・恋愛コラムに振り回されていた愚かな私に告ぐ

とかく遅めの初めての恋愛は恋愛コラムに頼り切りだった。

男は追わせる方法、遊びと本命の見分け方、遊びから本命になるには?などなど。

ひっきりなしに恋愛コラムを検索しては夜遅くまで読み耽って、世間ってこんなもんなのかと学んだ気になっていた。

今となってはクソクソくっっだらねぇ。
本命のサイン?駆け引き?知らんがな。
有名人や自称恋愛コラムニストが「それが世間のスタンダード」など豪語していようと、自分が違うとか嫌だと思ったらその気持ちを尊重した方がいい。

有名人や自称恋愛コラムニストや他人に心を乗っ取られては決していけない。

男も女もクズがちまたのクズチェックリストに綺麗に当てはまってるお手本クズばかりなら、セフレ沼にハマって辛い思いをしている人も少ないのではないかと思う。微妙なラインをフワフワしてる微妙な優しさをかすめてくる奴だっている。私が沼った奴のように。

遊ばれてるチェックリストにそんなにあてはまってないから大丈夫…
本命にランクアップするかもしれないリストに割とあてはまってるからもうちょっとだけ、頑張ってみよう…
そんな事を半年以上グルグルと考えて随分と時間を無駄にした。

クズのチェックリストが誰にでも当て嵌まる訳じゃない。そんな不確定要素を気にし過ぎるより、自分が失礼だとか無礼だとか虚しさとか辛さを相手に対して感じたら、それを信じて抗議の意を示すなり、切り捨てるなりした方がいいんだ。きっと。

「私はちょっと寂しいけど…でもいろんな人がネットでこう言ってるし…我慢しなきゃ…」とか私みたいにアホ抜かしてる場合じゃない。

恋愛コラムに思考の軸が乗っ取られていて、「自分がどう感じているか」にちゃんと目を向けられなかったわたしは、結局自己肯定感をゴリゴリ減らして、恋愛もその他の部分も非常にしんどかった。

そもそもその辺に転がってる恋愛コラムとかチェックリストとか所詮は個人の経験談と視点なのだ。

ダイエット広告や健康食品のチラシの隅っこに書いてある「※個人の感想です」みたいな話で効果の保証はされない。

世間の恋愛コラムに惑わされないようにしよう。

自分が軸で、自分がどう思うかをもっと大切にして生きていこうと思った。そんでもって美味しいもんをたらふく食べ、うっとりする香りのお風呂に浸かり、あったかい布団でたっぷり寝るのだ。ありきたりながら、しばらく自分をめいっぱい可愛がって満たしてやろうと思う。

あと、部屋に来たら見られたくないアニメ関連のグッズも全部広げて部屋に飾り直した。もう来ることもないので見られる事もないだろうし、しばらくのんびり鑑賞しちゃおう。

これが、初めて恋を手放した私の記録のひとつ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?