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色々と話題のフランチャイズですが・・・

セブンイレブンの営業時間の24時間問題は本部が折れればよいと思っている藤澤です。契約は正論だけど、本部も加盟店も立場は平等なのだから、たまにはグレーで着地というのが日本の良いところでもあるのかなと思ってます。確かに、セブンイレブンは正しい、でも。。。という。パワーバランスがおかしいのでは?と思ってしまうところです。

私はサービス系のフランチャイズ本部にいましたが、人が集まらなくて営業できないなんて多くありました。でも契約書には営業しろ!って書いてあっても集まらないわけだから無理ですよね。商業施設なんかでは施設の営業時間とあわせないといけないものですから、本部から営業している振りをした留守番なんてのもありました。

時事はそんなところで、

最近、副業OKな会社も増えて、副業でフランチャイズに加盟する人は意外と多くいます。

サラリーマン・OLのフランチャイズ加盟、副業での加盟について少し書いてこうかなとも思います。

副業で本業の収入を超えたら完全独立なんてことを考えている人もいますが、お金の入ってくるポイントは多いほど良いので別にサラリーマンをやりながらでも別に良いのではないかなと私は思います。

人それぞれです。

※日本政策金融公庫などで融資を受ける際には「今の会社はお辞めになるんですよね?」と辞める前提で融資と言われることもしばしばありますので。

しかし現に10店舗以上年商3億弱のサラリーマンをやりながら副業経営者を知ってますが、現実にそういう方がいるのも事実です。

初めて副業でフランチャイズ起業初めて起業する人(特にサラリーマンや主婦)や異業種の企業がフランチャイズを加盟する一番の良い所は短期間で成功している事業ノウハウが手に入るというところです。

起業となるといま自分が持っているノウハウの延長線上で独立するのが基本ラインだと思うのですが、全く経験したことがない業種で一から起業するとなると、習得にはそれなりの年月がかかりますし、正直しんどいです。

また習得している最中に、あなたより先に競合他社が先に市場を占有してしまうかもしれません。地方なら特に二番手、三番手は何かと大変です。時間とノウハウをお金で買えるのがフランチャイズの良いところです。

当然、看板、ロゴやブランドなどの使用が全く知らない看板、ロゴ、ブランドよりも消費者へ心理的にメリットがもちろんあるのですが、一番のメリットは事業の成功までの時間短縮とノウハウの獲得です。

サラリーマンやOLさんでフランチャイズを始めて失敗する人フランチャイズに加盟すると、本部が何もかも全てフォローしてくれて、成功できるかのように錯覚しますが、残念ながら、それはないです。

本部は指導やアドバイスはしますが、それを得て実践するのは本部ではなく加盟者である自分ということを理解せずに加盟した方は残念ながら失敗します。加盟金だけ取って何もしない本部も実在する?運営の最初はそんなことは無かったのでしょうが、本部の人材がスピンアウトや加盟店のスカウトで減ってしまって本部機能がまわらないなど加盟店へ影響が出てくることがあります。

ネットで情報収集や実際の営業稼動している店舗を見に行ったり、既存の加盟店と相談ができるならアポを取って話を聞いたり、私のような本部で加盟開発をしていたものへ加盟の前相談するなど情報収集してリスクを減らすのも必要です。フランチャイズは起業(副業)の選択肢の中のひとつそもそも、フランチャイズというのはノウハウや看板使用の権利などロイヤリティーを払うことで、それらを得られますが、

運営者は加盟した自分自身。

その事業の運営責任は自分というのを理解した上で加盟です。

意外と頭では解かっていても、温度感がわからない方も多いです。

特にサラリーマンでそこそこ成功している方に多いのですが雇用されているときは会社というバックボーンがあるので、その信用を使うことができるのですが、起業すると自分自身が信用になります。

リスクヘッジと出口戦略を考えときましょう商売ですのでフランチャイズといえども加盟して成功するというのはあり得ないです。

サービス系のフランチャイズなら赤字期間も半年、1年とあるかもしれません。それに備えたリスクヘッジと出口戦略を考慮して検討をすると良いです。例として、将来を見据えてフランチャイジーを経てそこから、ノウハウを習得して脱退後に自分でお店を独立したりフランチャイズ店舗をさらに増やしたり、売却して違う方面に投資するなどでしょうか。

成功している加盟店の共通する考え方は?たまに本部の意向を無視して自己流で運営してしまう加盟店がいます。

元々同業でやられていて、本部と相談の上の実施というのもありますが、全くの異業種から加盟して、これをやってしまっては本末転倒です。フランチャイズのノウハウは茶道でいうところの守破離(しゅはり)という考え方で考えると解かりやすいです。

本部に言われたこと、ノウハウを「守る」ところから習得が始まる。その後、そのノウハウを自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われるノウハウをつくることにより既存のノウハウを「破る」。最終的には本部のノウハウ、そして自分自身が造り出したノウハウの上に立脚した個人は、自分自身とノウハウについてよく理解しているため、本部のノウハウから自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。企業や個人等において、新たな事業が生まれるのはこのため。

大昔から言われて今も残っている考えというのは不変ではないかと思います。

結局、サラリーマン・OLでフランチャイズして儲かるの?って話ですが、

「正直、儲かる人はもうかっている」しかし「全員儲かっているわけではない」というのが現実です。

しかし、一度、軌道に乗って加速してしまえばアルゼンチンの銀行の預金利息並みに収益が高いのというのはありますが。(もちろん本部の提案している事業の採算性を確認したうえでの加盟が前提)

成功している方を見ていると、その事業に対しての考え方や本部との価値観の共有、リスクヘッジ、出口戦略を考えた上で立地・人材・本部のノウハウが揃ってます。

なんども言ってしまいますが、お店や事業ですから、後は頼むわ~ってお金だけ出して開店して放っておいて儲かるなんて事はないんです。

それなら投資信託をした方がよっぽどよいですよ。

フランチャイズを加盟する、フランチャイズ本部を構築する。両方の視点から情報を書いていきます。