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AI界は変圧器(トランスフォーマー)が熱い!?

AIブームで膨大なGPU需要が発生し、NVIDIA社の業績が大きくアップしたことはAI関係者の間では有名な話である。今でもGPUは供給が需要に追いついていない模様で、まだまだNVIDIAの勢いは衰えそうにない。株価もアップしたので、数年前にNVIDIAの株を買っていたひとは大儲けしたとか。

新たな問題として、そのかき集めたGPUを動かすための電源が足りなくなっているようだ。普通は電気は発電所からやってくる。発電所からGPUのあるデータセンターに効率よく送電するには、数十万ボルトとも言われる高い電圧で送電する必要があるが、一方、GPUやCPUなどの電子機器の動作電圧は5ボルトとか3.3ボルトなどである。この数万倍の電圧ギャップを埋めるために必要な装置が変圧器(トランスフォーマー:略してトランス)である。

つまり、電気を作る発電所だけあってもだめで、データセンターのような大規模な施設では電気を受け取る側にも変電設備や電源装置やらが必要となり、そこに不可欠な要素の一つが変圧器というわけだ。

さらには、AIだけでなくDXブームもあるので、ますますITインフラの需要は高まる傾向にある。それに引っ張られて変圧器の需要も高まるはずである。さらには、送電線や碍子(ガイシ)の需要も増えるかもしれない。

では変圧器や送電線や碍子を作っているのはどこのメーカーだろう? 興味がある人は自分で調べてみてほしい。そこに投資してみるのも面白いかもしれない(当然のことながら、この記事は無責任・無保証である。投資は自己責任でお願いします)。


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