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3Dアニメーターに必要な「1つで観る」方法(基礎編)

はじめに

3Dアニメーターは、
元々出来上がっている3Dモデルがありきで、そのモデルを人形を動かすようにアニメーションを作っていきます。

作っている最中に、
モデルが複雑だったり、
動きが複雑だった場合、
目指していた方向からズレていく
ことがしょっちゅうあります。

その簡単な対策をご紹介します。

単純化「1つの塊」


対策として、単純化するという基礎に立ち返る方法があり、

1つ塊として観る

という方法が効果的です。

おそらく学校などに通っていた方は、やった事がある1つのオブジェクトで生き物のように動かしてみよう!という基礎がここで役立ちます!!

例として下図ご覧ください。

例えば、
人モデルを使用して、
アニメーション制作をポーズtoポーズでブロッキングした後に、一度この方法で確認すると、

全体的に重要なズレがわかります。

特に、
人キャラの動きがある(重心を崩す)アニメーションの場合に効果的です↓

タイミングをみて、全身がどれだけ傾いているのか?

1つの塊で捉えようとすると、見えてきます。

最後に

アニメーション制作中には、
どうしても細かい点に目が行きがちです。

ことわざにある

「木を見て森を見ず」

とならないよう気をつけたいところです。

時間は有限です。

正確にアニメーションの完成度上げるためには、
寄っていた視点を
離してみる意識、
大枠で捉える意識、

も重要かと思います。

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