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文型①(第1・第2文型)

1.はじめに

英語は全部で5つの文型に分類できます。文型とは英語の文章を作るときの型でこの知識がないと正しい文章を作ることが出来ません。

ネイティブは会話の際に必ずこの文型のどれかを使って話します。そのため、ネイティブと対等に話すことを目標にするならば私たちもこの文型通りに話さなければなりません。

文型の知識があれば、デタラメな英文を作ることは少なくなりネイティブが理解できないということは確実に減るでしょう。

英語の文型は日本語のものとは大きく異なるので、文法的に理解したのちに使いこなせるように練習する必要があります。

文型とその場所における品詞これをしっかり覚えましょう。

2.表記について

文型の前に品詞別の表記を確認しましょう。

S:Subject(主語) 
V:Verb(動詞) 
O:Object(目的語) 
C:Complement(補語)

・目的語

・補語

補語はS+VやS+V+Oでは文章が完結しない場合に用いられる品詞です。基本的に補語はSまたはOとイコール関係にあります。

例文)

私は教師です。 
I am a teacher.
この文章をS+Vだけで表すと 
I am.

これだと「私はです。」となり、文章が完成していません。そのため、文章を補完するための補語が必要になるのです。

3.第1文型(S+V)

これは一番単純な文型です。

第1文型にくる動詞は自動詞となります。自動詞は動詞の後ろに目的語をもってくることが出来ない動詞です。もし、後ろに目的語をもっていきたかったら前置詞+目的語の形にします。

例えば、「到着する」という自動詞ですが、「空港に着く」と言うときに「arrive the airport」と言うことはできません。arriveの後ろに前置詞を置き「arrive at the airport]という必要があります。

例文)

私は着きました。 I arrived.

「私」という主語と「着く」という自動詞なので文章が成立します。

この文章を長くして「東京に着いた」と言うときは「I arrived in Tokyo.」となり、"in Tokyo"は"arrive"を修飾しているので副詞として捉えられます。

4.第2文型(S+V+C)

第2文型では動詞は自動詞かBe動詞を持ってくることが出来ます。Cは補語なので、「名詞や形容詞、副詞」をとることが出来ます。また、【主語=補語】の関係にあります。

例文)

私は~です。 I am~.

このように、「~」の部分が補語になるわけですが「~」がないと文章が成立しません。

私は教師です。 I am a teacher.

a teacherがCでBe動詞:amを補っている形になります。

・第2文型をとる動詞

(1)状態を表す動詞:「~である。」

Be動詞のグループ:be,lie,sit,stand etc...
このペンをお借りしてもいいですか。-ご自由にどうぞ。 
May I use this pen?-Be my guest. 
 
・keepのグループ:continue,hold,keep,remain,stay etc...
賢二は至極冷静だった。 
Kenji kept quite calm. 

私は黙っていた。 
I remained silent.

(2)状態の変化を表す動詞:「~になる」

become,come,get,grow,make,turn,fall,go etc..

get:変化の起こりはじめを表すことが多い。進行形が多い。
補語はangry,dark,exited,sleepy,tired, etc..

だんだんと暗くなってきています。 
It is getting dark.

become:getより堅い言い方。過去形や現在完了形で表すことが多い。

歴史は私の好きな教科になった。 
History has become my favorite subject.

come:平常の好ましい状態へ移行する。
補語はalive,cheap,clean,easy,true etc...

最後には上手くいくでしょう。 
Everything will come right in the end.

go:望まない方向への変化。turnやgrowよりも砕けた言い方。
補語はbad,dizzy,mad,wrong etc...

牛乳が腐っていく。 
The milk is going bad.

grow:次第に起こる変化。やや堅い言い方で古風に聞こえることがある。
補語はcold,cool,dark,old,sick etc...

彼はかっこよくなっている。 
He is growing cool.

fall:急にある状態になる。
補語はflat,ill,quite,short,sick,silent etc...

彼は緊張のあまり急に黙ってしまった。
He was so nervous that he fell silent .

turn:それまでとはまったく違う状態への目立った変化。
補語はcold,green,rainy,sour etc...

夏休みの間に、ガリガリだった彼がマッチョになっていた。
During the summer vacation,he who was skin and bones turned a muscule man.

(3)外見を表わす動詞:「~に見える」

appear,look,seem etc...

全員がその爆弾発言に驚いたようだった。 
Everyone seemed surprised at the exploding a bombshell. 
 
彼は仕事ができて幸せそうだ。 
He appears happy to do a bussiness.

(4)知覚動詞:「~と感じる。」

feel,smell,sound, taste etc...

これはおいしい。 
This tastes good. 

バラはいい香りだ。 
The roses smell lovely.

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