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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん第二章~#7

こちらの続きです


『エルダーの知識』①


 久しぶりにウィンターホールド大学へ戻ってきました。アークメイジとしてろくに仕事をしないまま開けていましたが、大学は特に問題なく回っているようです。
 ちょうど従者を探していたところにジェイ・ザルゴさんが挨拶をしてくれたのでお願いしてみると、快く了承してくれました。

よろしくです~

 せっかくなので着たがっていたアークメイジのローブを貸してあげました。

似合うじゃん!

 おめかしを終え、アルケイナエウムにやってきました。司書のウラッグさんに星霜の書について尋ねてみます。
「手に入れてどうするつもりだ?今、自分が何を尋ねているのか分かっているのか?」
 過剰なほどの反応です。星霜の書について知っているようですね。

おせーておせーて

 ウラッグさんによれば、星霜の書は読むと精神がおかしくなる恐れがあるそうです。パーサーナックスも説明に困っていましたが、一体どんなことが書いてあるのでしょうか。
「たとえ訓練されていたとしても、その代償として神々は読む者の視力を奪うことが多い」
「なんでそんなことを…代償に視力を奪われてまで得られるものとは一体?」
「最も平たく言うなら”知識”だ。だがな、星霜の書はそう簡単に言い表せる代物ではない。書はこれから起こりうる未来のすべてと、過去に起こったすべてが記されているのだ」
 パーサーナックスは『預言の書として用いられる』と言っていましたが、本に過去と未来の出来事すべてが書いてあるだなんて、そんなことがあり得るのでしょうか。
「読む者はそれぞれが異なるレンズを通し、それぞれが異なるものを見ることになる。それゆえに様々な感想を持つ可能性もあるわけだ。しかし同時にそのすべては真実である。それが偽りでも、だ。偽りの上に立った真実とも言えるだろう」
 偽りの上に立った真実…?
「その害はここに我々とともに存在するが、はるか上にも下にも、前にも後にもある。それらは物質の姿をした神の破片だ。我々が彼らを知るためのな」

パーサーナックスの言葉を思い出しました。

「うーむ。お前たちの言葉で何と説明したものか?ドヴにはそれを表す言葉があるのだが、ジョーレにはない。それは…時を超えた秘宝なのだ。存在しないが、常に存在するもの。ラー、ワーラーン。つまり…うむ…創造のかけらなのだ」

 存在しないが、常に存在するもの…創造のかけら…物質の姿をした神の破片…?
 いよいよわからなくなってきました。ウラッグさんは星霜の書を読んだことがあるのでしょうか。概要を聞いただけでも理解しようとすると気が狂ってしまいそうです。

 混乱している私の様子を見て、ウラッグさんはその場で座り直しました。
「失礼。星霜の書の事を話せば、このようにじれったくて雲をつかむような隠喩を聞かされることになる。熱心にその書について学んだ結果、おかしくなってしまった者もいる」
「そうでしょうね…ウラッグさんは星霜の書を持っているのですか?」
「ここにあったとして、私が見せるとでも思っているのか?」
 ウラッグさんは呆れたように言いました。
「あったとしたら厳重な警備下で守られているはずだ。この地で最も腕利きの盗賊だって指一本触れられないだろう」
 弱りました。星霜の書がよほど危険な代物であることは理解できましたが、もし持っているのならすぐにでも手に入れなければ。

「しかし…星霜の書が必要なんです。ドラゴンボーンとして、やらなくてはならないことがあるのです」
「ちょっと待った。もしや、グレイビアード達が呼んでいたのはお前だったのか?」

せやで

「それならば我々が持っているすべてを授けよう。だが、あまり大した量ではない。だから期待はしないでくれ」

 よかった!ここではアークメイジという肩書よりも、ドラゴンボーンであることの方が役に立つとは。

 ウラッグさんは二冊の本を提供してくれました。それは星霜の書について研究されたものでした。
 それぞれ『星霜の書の考察』と、『星霜の書効果について』というタイトルです。

星霜の書の考察

 うーん。意味がわからない。

星霜の書の効果について

 こちらは星霜の書を読むと人体にどんな影響が起こったかの実験レポートのようです。

「ウラッグさん、この”考察”は難しすぎます」
「ああ、セプティマス・シグナスの著書だな」
 著者名の上にウィンターホールド大学、とも書いています。
「彼は星霜の書の性質について熟知していたが…その」

あれ?

「ずいぶん前にいなくなった。もうずっとずっと昔の事だ」
「もう亡くなって…?」
「とんでもない。そうじゃなければいいと願っているのだが、親しいこの私でさえ、もう何年も彼と会っていないからな。ドゥーマーに夢中になってしまってね。ある古の秘宝を見つけたと言って北へ旅立ってしまった。それからは音沙汰ひとつない」
 そうだったんですね。しかし、もし生きているのであれば、彼に会わなければ。星霜の書に詳しいという事は、その在処も知っているかもしれないし、もしかしたら所持しているのかもしれません。

「もし彼を探す気があるのなら、氷原のどこかをあたってみたらいい」

ありがとうございます!

 有力な情報を得ました。星霜の書の研究者、セプティマス・シグナス。
彼を探しに北の氷原へ向かいましょう!


 氷原はウィンターホールド大学の裏手から行けます。流氷の上を渡っていくと―

寒い~

 セプティマス・シグナスの隠れ家は思いのほかあっさりと見つかりました。

街から遠いと不便だしな

 中に入ると、老人がぶつぶつと独り言を繰り返しているのが聞こえました。

こわ

「こんにちは~…星霜の書にお詳しいと聞いて伺ったんですが…」
「星霜の書か。いかにも」

話は通じそうでよかった!

「帝国だよ。彼らはそれを持って姿をくらました。あるいはそう思っているだけかも知れん。彼らが見た者を持ってな。彼らが見たと思っていたものを持って」
「へ?」
 帝国軍が、星霜の書、あるいはその手がかりを盗んでいったということでしょうか?そうだとしたら、帝国は星霜の書を使って何をするつもりなのでしょう。私と同じ目的なのだとしたら、帝国にもシャウトを使える人間がいるということ?

「私にはひとつ心当たりがある。忘れられたもの。没収されたものだ。だが私は取りに行けない。かわいそうなセプティマスはな。なぜなら…手が届かないところへ行ってしまったからだ」
「だ、大丈夫ですか…?」
「ああ、大丈夫さ。もうじきよくなる。そうすれば壁に囲まれた意志からはみ出る事もない」
 よくわからない返答が続きますが、質問を続けるしかありません。

「で、星霜の書はどこにあるんでしょうか?」
「ここだ」
「え!?」
「この次元だ。ムンダス、タムリエル、相対的に言えば、すぐ近くにある。宇宙的な尺度で言えば、すべてが近隣なのだ」

 あ~~~~めんどくさいやつ~~~~~

「…星霜の書を手に入れなければならないんですが…手伝っていただけませんか?」
「積み木はお互いを支え合っている。セプティマスはお前が欲しいものを与える。お前はその代わりにあるものを持ってくるのだ」

お?

「このドゥーマーの傑作が見えるか?彼らの偉大なる知識の深遠だよ。」
 たしかに傍らには巨大なドゥーマーの建造物が存在しています。
「彼らが政争の書の読み方を残してくれたのは幸運なのだ。ブラックリーチの深遠においてな」
「はあ…ブラックリーチ?」
「”ドゥーマーの街が眠っていた場所の上にある鋳造物。隠された知識が保管された憧れの尖塔”――深遠だ。暗闇の底。隠された砦。ムザークの塔――アルフスタンド。穴の開いたところ。最初に侵入した時に、軽く突いて開いた穴。その境界まで進め。さすればブラックリーチはその先にある」
 ムザークの塔、アルフスタンド…ドゥーマーの遺跡の名前でしょうか。そこに行けばブラックリーチが…在る?
「だが誰もが入れるわけではない。錠を緩めて死の岩の下を飛ぶための隠された鍵は、このセプティマスだけが知っている」

 セプティマスさんはおもむろに二つのアーティファクトを渡してきました。

アチューンメント・スフィア
空白の辞典

 スフィアは門を開けるために必要で、辞典はドゥーマーの知識を刻み込むためのものだ、と説明を受けました。
「ムザークと空のドームを見つけろ。そこにある仕掛けが書を読み解き、キューブに知識を注ぎ込む」
 ドゥーマーの遺跡に行くのは初めてではありません。理解不能な技術を使った仕掛けが存在することもありました。おそらくこれを持っていけば何か道が開けるでしょう。

「このセプティマスを信じろ。お前なら知ることができるだろう」

わかりました!

 それにしても巨大な物体です。これは一体なんなのでしょうか。セプティマスはまさにこれに魅せられ、外部との連絡を絶ってここにこもっているようです。

でかい…

 セプティマスさんによれば、空白の辞典を使えば、視力を失わずに星霜の書の知識を読み込めるようになるそうです。セプティマスさんは星霜の書を読んで、視力を失ってしまったのだとか。
「…星霜の書って、一体何なんですか?」
「左を向くと道が見える。右を向くともうひとつの道が見える。どちらの道も厳しさに変わりはない。だが星霜の書は違う…左と右を時間の流れの中に見る。未来と過去がひとつになるのだ。時には上を見ることもある。すると見えるものは?飛び込むとどうなる?狂乱が始まるのだよ」
 うーん、やっぱりわけがわかりません。

「星霜の書をどう使うおつもりですか?」
「このドゥーマーの鍵付きの箱。これを見て考えるのだ。中には心臓がある。神の心臓だ!お前と私の心臓でもある」
 心臓?
「だがそれは隠されて久しい。ドワーフによってではない。彼らはすでにいないのだから。誰か別の者だ。見えない未知の誰かが心臓を見つけて、閉じ込めるのにドワーフの仕掛けを作ったのだ。皮肉の才能があったのだろう」
 ドワーフではない誰かが、この中に心臓を隠した…一体いつ、誰が?
「書は開けるのに必要な深き洞察を与えてくれる。ドゥーマーの最も緻密な仕掛けでさえ、星霜の書がもたらす全知を遠ざけておく事はできないのだ」

ほう…

 セプティマスさんはこのドゥーマーの仕掛けを解いて開けるために星霜の書を求めている、ということですね。中には心臓があるといいますが…

ほんまけ?

 とにかく、いよいよ星霜の書の在処がわかりました。なぜか帝国も動いていることが気になりますが、飛び込むしかありません。
 『ブラックリーチ』…そこを目指していきましょう!

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