自分でコントロール出来る仕事をやり切ったあとは自然の流れに任せる

自分ではコントロールできない仕事に意識を持っていかれて時間を無駄にすることがある。

例えば先方からメールをもらいたいけど、相手がなかなかメールを返してくれないとき。相手がどんな事情を抱えているかは把握しようがないなら、こっちでコントロール出来る仕事をやりきることに思考を変える。

リマインドのメールを送る。電話する。タスクを切る。他の人伝いに連絡を取る。内容を簡潔にして改めて伝え直す。このような自分でもできる行動を取ったあとは、もうその仕事のことは頭から追い出す。現時点でやれることはやったという感覚があるなら、もうその仕事のことでヤキモキするのはやめる。ほかの仕事に移る。こういう動きが取れないと全体の仕事が進まなくなってしまう。

よくあるのが、自分ではコントロールできない仕事をずっと考え続けてしまうこと。1日中なんとなーくその仕事が頭に引っかかっていて、ほかの業務をしていても上の空になっている。先ほどの例で言うと、何度もメールボックスを見に行く、チャットを開いたり閉じたりといった具合だ。

気持ちは分かる。でも、いま自分が出来ることをやり切ったのなら、もうその仕事はアタマから追い出さないといけない。自分がそもそもコントロール出来ないことを「出来ない」と考え込んでしまうと、気分が滅入るしなにより他の仕事が進まない。

では頭の切り替えをするために、結局何をしたらよいのか。それは、「自分が出来ることを全力でやりきる」。これに尽きる。

なりふり構わずに動く。相手からどう思われようが動く。仕事を進めるために動く。

「仕事が終わってない」と悶々とする時は、大抵の場合全力を尽くせていない。この感覚はほかならぬ自分が一番理解できるはずだ。「全力でやってない」と自分が感じていたら、それはその通り。実際にやれてないのだろう。どんな仕事であれ、全力でやりきったという感覚が得られたのであれば、もうその仕事を気にしなくていい。少し休憩して他の仕事に手をつけてよいだろう。

大事なポイントは2つ。

  • 自分がコントロール出来る仕事なのか、出来ない仕事なのかを見極める

  • 自分がコントロールできる範囲を見つけて全力で取り組む

この繰り返しを何度もしていると、自分でコントロール出来る仕事の範囲が広がっていく。

仕事が出来るようになるということは、自分がコントロール出来る範囲を広げていくことなのだと思う。

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