検討すべき(したい)点を、事前に確認する

少しぼやかして書きますが、「どの銀行を使ったら利益を多く残せるのか」みたいな話がありました。

その際に自分がたたき台を作ってMTGを実施。どの銀行だったら手数料が安い、どの銀行だったらセキュリティ対策がしっかりしているなどの情報を集めて、みんなで検討できるようにしたたたき台。

そのたたき台は1分しか使われませんでした。

「この情報を見たらここ一択だね。みんな大丈夫そう?何か意見ある」

「ないです」

〜会議終了〜

制作時間1時間。寿命1分の短い人生でした。

何かを決定する時に不要な時間をかける意味は無いので、検討時間が1分でもなんの不満もありません。

ただ、自分はこのたたき台を作るのに1時間くらいはかけていました。もし検討に必要な材料を絞り込んでいたら「もっと短い時間でたたき台が出せただろうな」という悔しさはあります。

ではどうすればよかったのか。自分が考えたのは、検討する(したい)内容を周りの人に聞いておいて、調べる情報を絞り込むことです。

こうしておけば余計な情報を調べる手間が減るので、たたき台を作る時間は短くなっていたでしょう。

今回のたたき台は自分の脳内で「この内容は検討した方がいいだろう」「この情報は見せておいた方がいいな」と考えて作ったものでした。実際にはほぼ検討されずに見送られた情報は多かったです。

結局のところ、決裁者が何を重要視しているかで見せるべき情報は変わります。当然ですが、決裁者だけに全ての責任を被らせることしないので自分でも責任もって検討をします。しかし、会社組織に属している以上、何をすれば事業を前に進められるのか、話を前に進めるのか考えることは重要です。

決裁者が何を検討して判断を下しているのか。会社としてはどこを重要視しているのかという2つの視点を知る必要がありました。

今回の例で言うと、私の軸で考えたたたき台を提出してしまったのです。そうなると、1分で検討が終了したのも納得です。

より効率的に仕事を進めるためには、最小の労力で最大の成果を得るにはどうするかを考えて実行するしかありません。そういう意味では、「関係者が気にしているポイントを事前に聞いておく」という知見を得られました。

相手から求められていない情報を言っちゃうことはよくある話かと思うので、気をつけようと思います。

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