107.お尻は噛むためにありません

https://note.com/3ayako/n/n438b5ed22d96

こんにちは
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106.お尻は噛むためにはありません

神様の森というのがある
何処にあるのかはわからない
この地球が出来てから今に至るまでの
全ての生命が其処に現存して生活している
人だけは住んでおらず
一柱だけ物好きと揶揄される神様が護人をしている

その森の存在を知ってから
少しの間だけど我が家で流行りが出来た
それは何の卵だかわからないけど
卵を連れてきて孵化させて飼うというもの
卵だけみても何の卵だかわからない
近くに親の居ない卵のみが対象
何が出ても責任を持って飼う
という暗黙の決まりのもと
神様と私達は卵を手元に手繰り寄せた

卵は勿論視えない存在なので
孵化するものも当然実体は持っておらず
一般的に空想上の生き物とされるそれらも混ざっている

犬だったり朱雀だったり雉だったりと色々出る中
かっ◯えびせん大好きな神様が引き寄せたのは
ワニの赤ちゃん
案外懐っこくて従順で可愛らしい

ただ一つだけ問題があった
彼(ワニは男の子)の中では
師匠と私のお尻が餌に見えていた
会う度に来る度になんなら噛む為に我が家に来る!!!

手加減はしているらしくて
怪我は一度もした事はないが
なんしか痛い!実体あったら確実に穴が空いてるレベル
ワニの歯は本当にバカにできない…
体長10センチ程しかない小柄なのに
私のでっかいお尻噛みちぎりそう…

しかも主人であるその神様は
とーーーっても悪戯好きのお茶目な女神
よし、ワニ噛んでやれ!って
ケタケタ笑ってる…この酔っ払いめーーー!!!

私がワニを飼う日が来たら
1番最初に教えるのは
お尻は噛むためにあるんじゃないことを
教え込もうと思います

107.お尻は噛むためにありません