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2次元生まれジャニーズ育ちのオタクが深澤辰哉さんを好きになった話

人が人を好きになる時に論理的な思考なんて存在しないのだ。ガチで。

これは2次元生まれジャニーズ育ちの語彙力皆無オタクである私が、Snow Manの深澤辰哉さんを好きになった話である。


1.Youはどうしてジャニオタに?

2014年8月、姉が大倉忠義にハマった。

まさに青天の霹靂。なんの前触れもなく姉はeighterになった。

姉の影響でそれまでは2次元にしか興味のなかった私も関ジャニ∞を見始めた。
関ジャニ∞なんて初めて聞くわ……誰……?
初めてのアイドルにおっかなびっくりの私だったが、心配は無用だった。2014年当時関ジャニ∞はデビュー10周年を迎えており、テレビ出演がとても多かったのだ。それはもう、7人の顔と名前をすぐに覚えられる程に。


あ〜〜〜〜〜村上くんって最高のアイドルだわ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!


私は村上担となり、ジャニオタデビューを果たした。
2015年初めのことである。


2.MajiでKoiする1か月前

順調にジャニオタとしてのキャリアを積んできた私。デビュー組のメンバーの顔と名前はほとんど一致しており、その頃はKing&Princeにメロメロだった(岸くん可愛い)。
しかし、Jr.についての知識は皆無。Snow Manも例外ではなかった。
ただ、顔と名前は一致せずとも、

①キテルネリポーターのバク転ができる気象予報士の人
②村上くんのお気に入りの貴族の人
③なんかすごいアニヲタの人

がいることは知っていた。
スノスト同時デビューも知っていたが、「同時デビューか〜。事務所も凄いことするもんだな〜」ぐらいの感覚だった。
2019年末頃のことである。


3.微笑みの爆弾

2020年1月、姉がSnow Manにハマった。

偶然見た9時間生放送で心を奪われてしまったらしい。大倉くんにハマった時にも思ったが、一度好きになると姉はフットワークがめちゃくちゃ軽い。翌日にはデビューシングルが全形態揃った。

「マルチアングル誰から見たい?」
そしてマルチアングルを見ることになり、何故か私に選択の権利が与えられた。
ジャケットを眺めてしばらく悩んだ。
目力の強さに惹かれて阿部くんを選んだ。
姉が再生ボタンを押した。


阿部ちゃん(ニコッ)

わたし「?!?!?!?!」

わたしはSnow Manを推すことに決めた。
2020年初めのことである。


4.DANDAN心魅かれてく

阿部ちゃんの微笑みの爆弾にやられた私は、YouTubeを見始めた。最初は渡辺くんと深澤くんの見分けがつかず(何故?)、姉貴に怒られた。徐々に9人の顔と名前が一致していき、Snow Manというグループが大好きになっていった。

ただ、一向に自担が決まらなかった。
だが自担なんて無理して決めるものでもないし、私は自担というシステムに固執している訳でもない。
まあいつか見つかるかな〜〜〜というぐらいの気持ちだった。

そんな時、姉がぽろっと呟いた。

「あんた、深澤さん好きそう」

何を根拠に?脈略無さすぎじゃない?
唐突でなんの根拠も無い一言だった。
しかし、姉妹とは不思議なものである。
その頃からわたしは深澤さんに心惹かれていったのだ。

そして3月12日。
『ふかじゅりぐるナイランウェイ事件』の発生である。
無観客(さみしい)のランウェイを歩く深澤さん。
そのあまりのかっこよさに私は思わずソファから立ち上がった。

えっなに?こんなかっこいいの?やばくない?
私もしかして深澤さんのこと……???


5.Only You

深澤さんに対し、さながら少女漫画のヒロインのような気持ちを抱えながら迎えた4月。深澤さんの1万字インタビューが掲載されたMyojoが発売されることを知った。
Snow Manのトップバッターか……最近深澤さんのこと気になる(気になるどころの騒ぎじゃない)し買っておこうかな……。

数日後。わたしの手には深澤さんの1万字インタビューがあった。Amazonありがとう。

自室のベッドでそれを読んだ。

幼稚園の頃のお話(深澤さんの帽子やバッグを指定の場所に置いてあげてた女の子が羨ましくてちょっと泣いた)、そして長いJr.時代の話。
滝沢くんに「お前は二枚目路線じゃない」と言われて路線変更をしたこと。

個人的に滝沢くんが深澤さんに言った「笑いを取れる人って、なろうと思ってなれるわけじゃない」という言葉が心に刺さった。

わたしは関ジャニ∞の村上信五くんを好きになって、ジャニーズを好きになった。村上くんといえばご存知の通り、ジャニーズのバラエティ担当である。
そんな村上くんを応援していてずっと思っていたことがある。

“面白い人”ってめちゃくちゃ大変じゃない?

笑いを取るって大変なのだ。
ただ無闇矢鱈にツッコミを入れればいいわけじゃない。ただ無闇矢鱈に周りの人をイジればいいわけじゃない。
わたしたちはバラエティ番組を見て気軽に笑うけど、その“笑い”にはわたしたちの想像を遥かに超える彼らの試行錯誤があるのではないか。

今でこそいじられキャラとしてのポジションを確立し、Snow Manの笑いの発生源(?)としてお馴染みの深澤さん。しかし、ここに至るまでにどれだけの試行錯誤があったのだろう。

「笑いを取れる人って、なろうと思ってなれるわけじゃない」
本当にその通りだな、と噛み締めた。

自担に深澤さんを重ねながら、ちょっとだけ泣きそうになりながら(ガチ)、わたしは深澤さんの1万字インタビューを読み進めていった。
そして、その瞬間は突然訪れる。


「俺、昔からグループを俯瞰してみるのが好きで。」


アッ…………推す……………………


これこそ私が深澤担になったきっかけである。

いやマジでさっきの“笑い”についての哲学的な語り要らないだろ、と思われても仕方ない。
でも私はここで落ちた。完全に落ちた。
私は深澤辰哉さんの沼に完全に落ちたのである。

いやなんで?どこが?どの辺が?
そう聞かれても説明ができない。この言葉を読んだ途端、ただ、

私この人にペンラ振りたい!!!!!!

そう強く思ってしまったのだ。

冒頭でも述べたが、人が人を好きになる時に論理的な思考なんて存在しないのである。


前置きがめちゃくちゃ長いのに、あっさりとしたオチでごめんなさい。
確かに何ともあっさりとした沼落ちだったけれど、それはそれは快適で楽しくて最高のオタクライフを過ごしている。
美容にお金と時間をかけてる深澤さんを見習って、最近はボディクリームとまつげ美容液を継続している(めちゃくちゃショボイ)。
新しい情報が出る度に喜んで、幸せな気持ちになっている。
クソみたいな現実に悲しくなる時もあるけど、彼らのおかげで頑張り続けられている。

9時間生放送を見てSnow Manを好きになった姉、ありがとう。
D.D.マルチアングル冒頭で微笑んでくれた阿部くん、ありがとう。
そして何よりアイドルになってくれて、アイドルを続けてくれた深澤さん、ありがとう。

人が人を好きになる時に論理的な思考なんて存在しない。
だからこそ好きになるって楽しいんだと思う。

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