三つ巴珍道中交換日記38(片山)

今日は安藤亘の話をします。

バンドをはじめて20年以上になります。キャプテンズもウラニーノも同じくらいバンドを続けてるので、傷彦とヤマギとは同期のサクラ的な会話になることが多い。俺たち頑張ってるよなって笑

三組ともメンバーの脱退を経験しているし、その辺りはツアー中でもよく相談に乗ってもらったり、逆に話を聞いたりもした。その中でも、片山ブレイカーズの元ギタリスト安藤亘の脱退は異質なものだったと思う。脱退の経緯を掘り返す事はもうないけど、彼が辞めて以降、6年間は一切の連絡を絶っていたし、2度と会うことはないと思ってた。

勿論、僕は会いたいと思ってましたよ。一生のうちに心残りだなぁと思う事っていくつもあるでしょう?安藤との人間関係は間違いなく1番目か2番目に頭に浮かぶ懸念材料でした。死ぬまでにはなんとか解決したいなぁって。

コロナ騒動の真っ只中「安藤が僕と連絡を取りたいと言ってる連絡先教えていいか?」と連絡がきた。繋いでくれたのは元メンバーの斉藤慶司だ。「勿論だよ」と即答して、安藤と会う約束をした。めちゃめちゃ緊張したよ笑

色んな事省いて喋るけど、開口一番に彼は謝罪をしてくれた。辞める経緯が身勝手だったと、こちらにしたら謝れるなんてとんでもない。色々気づかなくて、色々至らなくてごめんなって話した。バンドをやってる最中は、二人で飲みに行くこともほとんど無かったけど、22年前、一緒にバンドを作った友達と呑むのはいいもんだったよ。当然の流れだけど、一緒に音出そうって話にもなった。

安藤は今、山科で「カフヱのちオンガク室」というお店をやってます。スタジオの併設されたBARで安藤らしい雰囲気のいいお店。三つ巴でも先日ライブをさせてもらいました。中々の名ギタリスト安藤を捕まえて、この3人は一度もギターを弾かせなかったけど(傷彦とおもしろダンスは一緒に踊った)。

そのお店で、何となくセッションしたりしては「ああ、22年前、バンド組む時こんな感じだったなぁ」って思い出す。お店に行っては少しずつ昔を懐かしんだりもしている。ここまで書いてなんやけど、なんか上手く書けないわ笑

10月8日に京都の磔磔で安藤亘とセッションします。最初はゲストギタリスト的な扱いでやろうと思ってたけど、ほぼ演奏してもらうことにしました笑。ツインギター時代の曲も引っ張り出して張り切ってやっていくつもり、思いはその日のライブに残していこうかと思います。配信もあるから、是非みんなに観てもらいたい。

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