拝啓 2年前の私へ。


2年前の私へ。

私は一生懸命宿題をやっていることでしょう。
休校伸びないかなって思いながら、
ゲームをして昼夜逆転しちゃってるんでしょう。
もうすぐ、貴女は学校に行けなくなります。
急に壊れてしまう友達関係に疑問を抱えて、
終わらない宿題に追いかけられて、
大嫌いな担任の先生を避けて、
学校生活が不安だったよね。

高校には無事上がれるけど、
薬は増えたり強くなったりする一方で、
自分の病気に押し潰されてしまいそうにもなるよ。
学校を休む選択肢をとった自分を褒めてあげてね。
自分で決めて偉いよ。

約2年後、貴女はやっと学校生活を難なく送れるようになるよ。
一個下の同級生と、今の所楽しく過ごしてますよ。
だから何も不安にならなくて大丈夫。
素敵な先生にも出会えて学校に無理なく通えてるよ。
やっぱり遅刻はしちゃうけどね笑
だから、夜は早く寝ようね。



そんなことを思いながら、勉強をしてたんですけど、
ふと「普通に通えてる」って思ったんです。
あんなに「普通」という言葉を嫌っていたのに。
普通がわからなくて、迷走していたのに。
私は普通になりたくなかったのに、
なんて思いつつ。

きっと、いやいやながら通っている沢山いる高校生の1人に
私はなってしまったんだと思います。
なってしまった、というよりなれた、なのでしょうか。

でも、目標がなくなったわけじゃないんです。
どんなに学校にギリギリで通っても、
宿題をしなくても、テストの点数が悪くても、
ちゃんと大人になれるんだよ。
それを示したいです。

しんどい時は思いっきりサボって、
頑張れる時は頑張る。
それが自分の病気への治療法なのです。

鬱病の一種である、僕の双極性障害。
気分の上がり下がりが激しくて、
そんな自分に振り回されてさらにしんどくなる。

16歳の誕生日で献血をするって決心してたのに、
飲んでる薬のせいでできなかった。

テスト勉強も沢山して偉いねって褒めてもらうつもりだったのに、
メンブレ起こして初日からボロボロ。

そんな私でも生きていけるんだよって
誰かに伝わればいいなって、
淡い期待を抱えながら、、、


明日がきっとうまく行くおまじない、
toi toi toi.


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