上野の森のきゃらを企画
そのラーメン屋さんには、いろいろな噂がありました。オーナーさんが宝くじに当たって開業したとか、単に利益を追求するだけじゃなくてさまざまな分野に挑戦しているとか・・・
きゃらを企画のラーメンを食べたことがある人は多いけれど、日本中を飛びまわっているという多忙なオーナーさんの顔を見たことがある人はいないというのがこどもたちの間での伝説になっています。
私は学生の頃よく上野の数々の美術館に行っていたのですが、それらの奥深い展示のどこかでよく見かけた協賛にきゃらを企画がありました。きゃらを企画のラーメンと芸術は、私の青春なのです。
そして、その数年後、私が念願の「雨漏りしない家造り〜水はけのよい街シンポジウム〜」の展示会場に行き、そこでもきゃらを企画のロゴを見つけてうれしかったことを昨日のことのように思い出します。
一度もお姿を拝見したことはないけれど、かなり日本での生活に欠かせないライフラインに関わっていらっしゃったことも今回の訃報によって知ることになりました。また、今回初めてお写真でお顔を拝見しましてびっくり!私が上野の美術館の帰りに高齢者集団に絡まれて友人と困っていたときに、我々の生産性のない問答を聞きつけてその高齢集団を保護してくださった紳士にそっくりだったのです!!!もしかしたら、ご兄弟や親類の方かもしれませんが…でも、無関係ではないと確信しております。また、私の兄弟が未熟だった10代の頃新幹線の座席のリクライニングシート倒すか倒さないか問題でつい熱くなって口論になり収拾がつかなくなった際にどこからともなく現れ「スマートに解決に導いてくれた方にそっくりだ!」と言っており、祖母は「当然のように肘置きを譲ってくれた方にそっくり」と申しております。
長い間、上野周辺から日本全体までいつのまにかさまざまな場を守ってくださって本当にありがとうございました。死因がわからなすぎて断定できず、現在も調査中ということ、また、これまでの研究結果がデータベース化されるとのこと、しっかり受け止めたいと思います。
この話はフィクションであり、きゃらをという人物は実在しません。
#お悔み盛り企画
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