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Photo by
take_kuroki
冷感
以前の職場は
冷房が強かった
外気温との差が酷く
羽織るものと靴下も
欠かさず用意して
勤務していたが
一段と寒く感じたある日
ひとりの若手女性が
今日寒い気がする
とぽそっと言ったので
私もすかさず
同意した
いつも冷房強いけど
今日はまた特別寒いですと
するとベテランの
年配の方が最年少の私に
何言ってるのよ
と嫌な感じで笑った
冷房対策などの日頃の
様子も確認せず
自分だけが正しい
と言わんばかりの
嘲笑だった
その年配者は
自称霊障などに
特別敏感らしいが
温度感覚はそうでも
ないようだった
私は自分を敏感だとは
思っていない
完全な感覚はない
自分だけが特別ではない
他人にわからない
霊感があるのならば
室温への感覚が
人それぞれなのも
理解できそうな
ものなのに
かなり舐めた
言いがかりだったので
霊感についての
社会勉強になった
エアコンの管理者が
チェックしたところ
いつもより5℃以上
設定温度を
下げられていた
その年配者は
普段椅子に座って
ほぼ動かないが
エアコンの温度を
無断で下げるときだけ
自発的に小走りを
していたのである
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