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重量級鯉のぼりの話

知人に、きょうだいでセレクトショップを経営している方がいる。私の知人がそのきょうだいのファミリーと同じ職場という感じなので、面識はない。私は知人のそのまた知人というポジションなので、私のところに回ってきた話は多分既にけっこう盛られていると思う。でも、今日は鯉のぼりにまつわる話を満喫したいので、本気で鯉のぼりの購入を考えている方以外に聞いてもらいたい。

きょうだいでセレクトショップを経営している方々(以下、セレクトショップきょうだい:SS)は結婚し、それぞれ家庭を持っている。そのどちらかの家庭に、男の子が誕生した。
男の子の祖父母も大変喜び、以前から交流のあったデザイナーさんから、オリジナルの鯉のぼりの提案を受けた。
丈夫な素材と、とにかくデザインに拘りがあるらしいが、私にこの話をしてくれた知人も現物を見ていないので、形などは説明できない。
SSやそのファミリーと交流のある人によると、とにかく重いらしいのだ。丈夫な素材というのは、木綿らしく、それがさらに丹念に織られているか編まれているのがウリらしい。
木綿で丈夫って、それは柔道着のような素材か???私はそればかり浮かんだ。色とかデザインはわからない。デザイナーさんのオリジナルなのだから。
「とにかく重い」と評判なのは、外に出しにくいということ。そして、濡れるのは厳禁なので天気を気にしながら出し入れするのも大変で、数回しか外に出さなかったということ。
今は、記念として室内に飾ってあるという噂…
私はそれを聞いて、室町時代ぐらいの高貴な屋敷のイメージ図を思い浮かべた。
着物が飾ってあったり、屏風が置いてあったりする室内のイメージ…
推測だけど、柔道着のような丈夫な素材であっても、形として細かくデザインされているからきっと乾燥機にかけるなんて厳禁。あくまで繊細なものとして扱わなければならない。
密集した重たい素材で水分に触れるのは厳禁…梅雨時期など、保管はどうするのだろう…付近に除湿機か乾燥剤必須。乾燥が気になる時期に使う加湿器や温度差による結露にも注意が必要。きっちりと保存する空間を分けつつ、年間を通して繊細な作品の保存方法が問われる気がする。もはや美術館の一部のよう。
そもそも、しっかりした木綿の素材で、どうやって風にはためかせるのだろう…「重い」という感想があるぐらいだから、布巾よりずっとずっと大きく重いはず…
この質問をSSのファミリーと同じ職場の知人にしてみたら
「そんなこと知らないよ。ぶら下げるんじゃない?」
と、あっさり言われた。この知人は、 SS関係者が珍しい鯉のぼりにお金を払ったことは興味深いが、その実態は深追いしなくても特に気にならないようだった。
重くて素材は丈夫だけど決して濡らしたり洗濯などしてはいけない繊細な鯉のぼり……あなたは気になりませんか?
もしくは、思い当たる鯉のぼりがあるとか、見たことありますか…?
(ここまでしか情報はありませんが、読んで下さってありがとうございます。)

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