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タイトルではございますが、スリーパー様の新天地でのご活躍を心からお祈り申し上げます

ばしこです。
Citizen Sleeperのプレイを初めて1ヶ月ほど経ち、セーブデータ2つでとりあえずのエンディングを迎えたので、当該ゲームタイトルについて2回目のnoteを書こうと思った次第です。

今回の内容はゲームをクリアしての感想が中心になるので、ネタバレを含みます。
これからやってみようという方やまだプレイ途中の方は閲覧にご注意願います。


1周目にやったこと

エンディングルート:追加エピソード(難民船団とスターワードベルトへ旅立つ or “瞳”に残る)

発生したドライヴについては、片っ端から完了(失敗含む)させていったので、最終的に進行中のドライヴは無くなった。それによって、ひと通りの登場人物と関わることができたし、他のエンディングルートのポイントも大体把握できた。
時間はかかったけど無難に1周目をクリアしました。


2周目にやったこと

エンディングルート:ブリスとアンキータと一緒にスターワードベルトへ旅立った

他に見たエンディング:レムとミナと一緒にサイドリアル・ホライゾンに乗船して旅立った

もう1個見たかったエンディングで、“庭師”の誘いに乗るかたちで、体を捨てて精神のみになって緑道のシステムの中で生き続けるって流れがあると思うんだけど、うっかり選択を間違えて2周目でも見逃してしまった。

2周目は1周目の知識と経験があるので効率的にサクサク進めてエンディング回収をした。イーサンとメイウィック関係でバッドエンドがあるのかどうかは試していないけど、色々堪能できたのでこれくらいで終わりにしようかなという感じです。


ゲームやシステムの感想

プレイしてみての感想

思ってた以上にボリュームがあった。辺境の宇宙ステーションという限られた空間の中で、多種多様な人物と関わって、たくさんお使いをして、問題を解決して、生き延びる。ゲーム内のサイクルで言うと、多少調整で足踏みしても80~120サイクル(1サイクル=1日)あれば追加エピソードを含めて何らかの形でエンディングを迎えられるかなという長さ。

最序盤のとりあえず生きて“瞳”に辿り着いて、色々ギリギリのところでやり繰りしながら生き延びてる追い詰められた感じが楽しかった。
中盤以降は色々あって状況が落ち着いてくるのでぶっちゃけ緊迫感が薄れて気持ち的にダレる部分はある。それでも次々に出会いやストーリーの進展があって、それに巻き込まれるかたちで動き回ることになるから飽きることは無かった。

危なそうな会話の選択肢については、なんだかんだでどれを選んでもスリーパーを生かしていく流れに勝手になって結果は基本的に同じっていうところは、もうちょっと捻りがあってもよかったのかなと思った。

画面上では動きの少ないテキスト多めの落ち着いたゲームなので、一気に進めて没入感を楽しむのもいいし、空き時間に少しずつ進めて先のストーリーを楽しみにするのも良し。なんにしても先の見えない初見プレイの時間がとにかく楽しい良いゲームでした。


ダイス目について

このゲームのAP(行動ポイント)的な位置付けとしてダイスがあり、使用できるダイスの個数とそれぞれのダイス目はサイクル(1日)の始まりに決定する。アクションを実行する際に任意のダイスを選んで実行する。(出目は1~6)

基本的にダイス目はアクションにおいて数字が大きいほど強い(6は確定で良い結果になる)から小さい数字(1~3)は使い道が無いように思われる。(アクションで使っても悪い結果になる確率が大きくリスクが高いため、ここ一番の勝負には使えない)
しかし、そんな下のダイス目にもちゃんと使いどころが用意されているというのがとても良い点だった。
具体的にはクラウド上でのアクションがそれだ。クラウド上のアクションではダイス目が鍵の役割を持っている。どういうことかと言うと、指定されたダイス目と一致したダイスを使わないとアクションが実行できない。そして、主に序盤のストーリー、中盤以降のお金稼ぎなどで出番がしっかり存在している。

中盤くらいになるとアクションで安全に活力を回復できる場所が出てきて、低いダイス目の使い道が増える。さらに運要素ではあるが、能力強化で直感の2つ目のパーク「即時カルマ」を取得すれば、1サイクル中に一度だけ手持ちの未使用ダイス全ての目を振り直せるようになるのでだいぶ楽になってくる。


スリーパーのビルドについて

ゲームスタート時に3つのタイプから1つを選択するんだけど、結果的にどれを選んでも大して変わらん。

私の場合は、1周目・採掘人、2周目・機械工で始めました。

タイプごとに得意分野のスキルが強化ポイント2つ分取得済み(パーク1つ取得済み、ダイス目+1)で、苦手分野のスキルがマイナス1(ダイス目が-1される)のところからスタートするだけ。
ダイス目-1のデメリットがかなり厄介なので、大体のプレイヤーが最初に貰った強化ポイントでこのマイナス分を埋めてるのではないだろうか。

そのあとは全ての分野でダイス目+1まで強化する。(ダイス目+1まで上げてないと選択できないアクションがあるため。特に重要な単発アクションに多い。)

そして片っ端からドライヴを完了させていれば最終的にいくつかの分野でダイス目+2まで取れてるはず。

個人的なダイス目+2まで育てるおすすめ分野は「電脳」と「直感」。
欲を言えば「忍耐」も欲しさはあるんだけど、忍耐はパークが2つとも使い道が無さ過ぎるので投資に躊躇してしまう。

技術のパーク「自己回復」を取得して、くずパーツの数量を確保できるようになったら、安定剤を一切使用しなくても状態を高い位置でキープして毎サイクルダイス5個を維持していける。自分で使用する安定剤は2個もあれば十分だった。


オートセーブについて

このゲームはオートセーブで、任意のセーブはできない仕様。
そのため、すべての行動や選択は取り返しがつかない。
しかし、エンディング回収だけは上手くやると1周で複数回収できたりする。

まず、エンディングの分岐についてだが、基本的にスリーパーが“瞳”から旅立つ・脱出する選択をするとエンディングとなる。エンディングではテキストのあとスタッフロールが流れてタイトル画面に戻る。この流れだとオートセーブが働かないのでセーブデータからやり直すと分岐の手前の最後のオートセーブ地点からやり直せる。

逆にこの分岐で“瞳”に残る選択をしてしまうと、スタッフロールが流れた後にまたゲーム内に戻ってストーリーが継続し、オートセーブもされてしまうのでやり直せなくなる。

つまり、最初は前者の旅立つ選択をすることで、エンディングを見たうえでタイトルからリスタートして逆の選択でゲームを継続し、他のエンディングを見に行くことができるようになるわけだ。
ただし、追加エピソードについてだけは別で、旅立ち・居残りどちらを選んでもストーリーが完全に終わる。これは、既存のエンディングルートを全て否定して、終わりどころがなくなった場合の救済という位置付けで追加されたエピソードなのかもしれない。しかしながら、この追加エピソードは物語の集大成のような内容になっていてよく出来てる。


そして最後に、このゲームをやるとキノコ炒めが食べたくなる。
ではまた。


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