見出し画像

HSS型HSP的転職活動日記vol.6(次のワールドカップに対するDAY0)そして、しゃらくさお


1. 前回までのあらすじ

はじめての転職から一年半、愚痴ばかりこぼす自称HSS型HSPの田中ボタン独身36歳は友人の言葉をきっかけにはじめた2度目の転職活動開始から約2ヶ月で早くも行き詰まった。田中は、わけもわからず田中の頭の中身を取り出して整理する思考ループ脱出作業を開始した。しかし思考ループを脱出しようとすればするほど、蟻地獄のように、再度自分の思考に溺れてしまうのであった。この局面を打開することを考えた田中は直感を信じ、恐怖に向き合いはじめての海外ひとり旅の地、フランスへ向かった。そして、ラグビーワールドカップフランス大会の現地会場で、長年努力を続けて行動してきた人々が最高の死闘を繰り広げる瞬間をこの目にしかと焼き付けるやいなや、帰国した。

2. やったこと

ほぼ何もできなかった帰国後3週間

<はじめの1週間>
 旅行はたった3泊だったのに、毎日慌ただしく旅行準備をはじめた8月末頃から生活がめちゃくちゃだったため、荷物など旅行の片付けと日常生活を取り戻すことに追われる。たまにフランスに行った余韻にひたりニヤニヤした。

<次の1週間>
 日常生活を取り戻す過程で、朝起きてやること、寝る前にやること、食べるもの、着るもの、帰国報告をしたくなる家族や友人、生活時間などなど、何をどういう順序でどのくらいどんな風にできると平穏だったか。「心地よさを感じる日常」を構成していたのは何だったのか、いろんな要素を1つずつ確認しながら取り戻し見直していった。振り返るとただそんな時間だった気がする。

<その次の1週間>
 旅行前〜旅行中の精神状態をたまに降臨させると、目の前のことに荒ぶっている気持ちを平らにできる瞬間があった。

心細さのあまり何度か泣いたっていいので、ギリギリでキャンセルすることなくちゃんと行き、ちゃんと観て、ちゃんと帰ってくる。そのためにありとあらゆる手段を尽くして調査や手続きを進めまくる。他のことは全部なぎ倒しても、テキトーでもなんでもいい。

旅行前の田中の気持ちより

恐怖心をぶっちぎったあとのトランス状態とは、まさにこういうことなのか。できないと思ってたこと、できてる。

旅行中の田中の気持ちより

その日できそうなことをできる範囲で

3. やってみてわかったこと

4. 次にやること




といった調子で、この状態のまま保存された半年以上前の投稿下書きを発見した。

しゃらくさい。
しゃらくさおである。

この下書きを書いた頃の私は、その後転職どころか休職をすることも
休職中に考えたあれやこれやについて
まったく想像がついていなかった。

丁寧に備えていることは思ったほど起きなくて
備えていないこともそれなりに起こり
備えていないなりに過ごしていけたり、それなりだったりするとわかってきた。

今、やってみたいことがぼんやり浮かんでは消えゆくところなので
行き当たりばったりそのひぐらしで手をつけてみる。

サーフィン生活を快適にするための研究
ピアノの練習を再開するための研究
セルフイメージ向上のための研究

今のところはなんやかんやそのへんをごちょごちょやってみたくて
日夜うんうん言ってみる。

結果的に転職すればそれでいいし、
しなけりゃしないでどっちでもいいんだと思う。
これさえ守ればあとは大体のことは概ねOK、
をもうちょっとくっきりさせたくて。

しかし、フランスに行って帰ってきてからまもなく1年経ってしまう。
私は子どもの頃「怠けなかったはずの自分」がイマジナリーフレンド的に
はっきりくっきり見えていて、それを追いかける日々だった。

フランスに行って勇気を得たことをきっかけに、
圧倒的に行動した別の世界線の自分に先を越され焦りに踊らされることなく、
それでいて地に足をつけて猛進したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?