事業所と家族とケアマネの気持ち

以前、収入にならない利用者の方の話を書きましたが、今回もその方にまつわる話です。

本日、当施設の相談員と利用者様とそのご家族、それと担当ケアマネージャーさんと話し合いがありました。

難しいと感じたのは、家族と利用者様の意見の食い違いでした。

利用者様は「状態も悪くなってきてるし、少しでもリハビリに通って悪くなるのを予防したい」

家族は「リハビリを利用してから疲れるのか家で寝てばかりになった。あまりリハビリを使いたくない」

と言うものでした。

担当ケアマネージャーさんも話をしてくれましたが、

「リハビリした→悪くなった」ではなく、

「悪くなってきた→リハビリをして予防」なのですが、

家族の印象としてはあまり良くないようでした。

よくよく話を聞いてみると、ご家族の方は「私もあまり調子が良くないなか頑張っているのに、あなた(利用者様)は寝てばかりいる。家で寝てばかりいるのにお金を払ってリハビリに行く必要なんてない」

という事のようでした。

利用者様とそのご家族様の間で意思の統一がはかれていないとこんなにも難しいものなのかと思いました。

相談員も始めは「事業所持ち出しでもリハビリに通ってもらうべきだ」と考えていたようですが、

担当ケアマネージャーさんは「持ち出しは流石に迷惑をかけているので回数を調整する」つもりのようでした。

しかしご家族とご利用者様の様子を考え、当初よりさらに回数を減らしての利用となりました。

ご家族様の病気に対する理解がなかなか難しいものですが、今後はご本人だけでなく、ご家族の方ともより関係を作っていく必要があると感じました

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