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【☆23話☆】4/27東京11R・青葉賞(バイトリーダーN)

すっかり暖かくなりましたというか、もはや暑いとも思える「初夏」。新緑の府中の杜に、ダービー行きの2枚の切符を求めて18頭の若駒が競う名物レース青葉賞。大混戦だからこそ面白い。だったら大胆に狙ってもいい!とオラは思うのです。さあ、ぜひご覧ください! #青葉賞


そのまえに今回は、2月のオープニング週に書いたコラム「☆2話☆」以来、久しぶりに野球の話題に触れたいと思う。

※無料ですので、未読の方はご参照ください。

このコラムでは、去就が未定だった元YB軍のバウアー投手についていろいろ推測をしたのだったが、結局YB軍には入団せずにシーズンは開幕。メジャーに移籍した今永マネーの20億円はまだ表立って使う事はせず、球団は円ではなくドルで貰っているだろうから、この円安で20億の今永マネーは22億ぐらいまで膨らんでいるのかもしれない。

と、景気の良いYB軍だからこそ、打つかどうかは解らない「錆びた」筒香に、3年7億払って呼び戻すことも容易く、志半ばで日本に帰ってきて、どれだけ古巣のファンに恩返しできるのか。まあ、話題性、興行面、浪花節としては文句はなく、変にG軍に行くよりよほど好印象。ただ黒田さんと違って、メジャーで何にも結果を残していない。

ただでさえ飛ばないボールでいま極端な「投高打低」の日本プロ野球。
よほど芯を喰わないとスタンドまで運ぶのはムリ。芯を外せば凡打の山で、3割打者は各リーグに5人程度という、打者にとっては強烈なアゲインスト「冬の時代」の中、筒香さんも出国前の数字をマークするのは至難の業だろうが、今後はどれだけ数字を残せるのか興味深く見つめていたいところ。

で、YB軍のハナシはこのくらいにして、今年は何といっても我がF軍が面白い。


就任から2年。連続ビリケッツで迎えた新庄政権・勝負の3年目だが、ここまで着実に貯金を積み重ね、現在なんとAクラス。ただチーム打率は昨日のE軍戦でたまたま12安打を放ったため、ようやく.232にまで浮上と、それでもリーグでギリ3位。チーム防御率は2.84とリーグ5位。総得点56に対して総失点65よりも9点少なく、この数字からすればどう考えてもいつもの定位置の6位なり5位にいるところだが、

なのに、いま11勝8敗の貯金3。現在パ・リーグ2位。

いかに一つ一つの戦いを、華麗に潜り抜けているかを象徴していて、昨年まではミスで取りこぼしていた1点差の接戦も次から次へと制し、1点差ゲームは4勝0敗と無敵。接戦はゼッタイにモノにする。ほんとうに強いチームへ、今の野球を生き抜くためのノウハウ満点のチームへと生まれ変わっている。

思えば、球団が東京から札幌へ移転して3年目だった2006年。
「札幌ドームを満員にしたい」と言い放ちながら入団した、メジャー帰りの移籍3年目の新庄剛志が、開幕当初の4月に突然お立ち台でいきなりの引退発表。

オラも「はっ!?」マジで驚き、素っ頓狂に。
4月に今シーズン限りの引退発表って聞いたことはなく、いかにも新庄剛志らしかった。

そこから、オラもファンもそして日本中がこの男に殊更に注目するようになり、引退までのカウントダウンとして盛り上がったが、これ新庄剛志としては「思う壺」。

早々と引退宣言して、ファンだけでなくチーム内にも選手たちのマインド覚醒にも成功。そんな捨て身の「自軍へのメガンテ」によって、ここからF軍はシンジラレナ~イ快進撃。

時にプレー以外でもファンを沸かせ、話題を独占。
入団時には「これからは、パ・リーグ!」と語っていたことがほんとうに起きていて、スポーツニュースもF軍にスポットが当たる毎日。本当に山が動いていることを実感でき、仮に自分がF軍ファンでなかったとしても、この動きはいちウォッチャーとして純粋に楽しめるんだろうなぁと思うくらいに、あの時間は本当に楽しかった。

もはや「伝説」の ファイターズ外野会議 この3人が今や首脳陣

秋には強敵ソフトバンクの20勝エース・斉藤和巳を打ち破ってのリーグ優勝・クライマックス制覇・そして日本一と、最初から最後まで「新庄劇場」のシーズンだったのだが、この2006年を思い出して、当時と今をシンクロさせている。

あれから18年。今回も「新庄劇場」であることは変わりない。
しかし、新庄剛志本人は決して前に出ない。出ていない。新庄監督を慕い、ついて行く「優勝を知らない若者たち」が目いっぱいグランドで暴れ、新庄監督はベンチから飛び出て拍手。選手と一緒に喜ぶだけ。

この繰り返しだが、これもまた「新庄劇場」。
本人が前に出なくたって、BIGBOSSでなくなったって、こんなに楽しめる「新庄劇場」が本当に来るとは。。。懐かしくて嬉しくてたまらないし、毎試合見ていて大変面白く、オラもベースボールLIVEを月額600円で新規契約して毎試合スマホで見ている毎日。

目指している1点を守る「セコセコ野球」がきちんとできているのも、昨年最下位に沈んだ後の秋のエスコンフィールドでの守備練習が実になっていることが大きいし、選手の査定も、四球や進塁打、中継ぎ登板で1イニングピシャリ0点等、チームに大きく貢献するプレーに惜しみなく加点する傾向にシフトしているのも見逃せない。

今思えば、3年前の入団・監督としての復帰会見で放った

優勝なんて目指しません!

という、現役時代と変わらない「ぶっ飛んだ」発言。

これがかなり物議を醸し、評論家も「何を言ってるんだこの男は」「こういう監督の下で働く選手はかわいそう」と総叩きを浴びせ、それを真に受けたコンちゃん(近藤選手)は、「本気で優勝したいと思って戦っているのに、そんなボスの下では働けない」と、1年後にFA宣言してH軍に行ってしまった、そんな激震もあったのだが、今思うとこの発言の真意は「もちろん優勝はしたいけれど、いまは優勝を目指せるような戦力・環境には全くなくて、まずは一人一人の能力のチェック・底上げと、俺の考え方・新庄イズムの浸透。これらを整えることがまず先!」という意味合いであり、それをまとめて「優勝なんか目指している場合ではありません!」という急務の気持ちが、もっと縮まって「優勝なんか目指しません!」に変換され、こうして世に放たれたものと推察する。

そして、今聞くと少し懐かしい「BIGBOSS」という呼称も、まだ形になっていないチームが本格化するまでの話題性をかっさらう、最初からその賞味期限を十分に認識した「囮(おとり)」だったのかもしれない。だいいち、新庄監督がこの「BIGBOSS」を、実は「恥ずかしい」と気に入っていなかったという後日談からも、ではなぜわざわざそんなものを採用したのか、その真意の推察も容易い。

そうだとすると、優勝を目指せる刻がいずれ来る。その時までファンの心を掴んでおきたいという「魅せる男」として布石であり道標(みちしるべ)。と、そう考えると、すべて筋は通っているのだ。

そのくらい、今そこにある喫緊の課題にまず取り組む、優勝はその先の先という苦しい現状を、敢えてマスコミたちがみんな喰いついて話題にするような、旨みとスパイスタップリの表現「優勝なんか目指しません!」をして、BIGBOSSとともに話題性をかっさらう。
この「初手」こそ鮮烈。じつに策士・新庄剛志らしい。

2006年の登場3年目で、ほんとうに札幌ドームを満員にして有言実行した新庄剛志。ほんとうにやった男があれから18年。また「登場3年目」のシーズンがやってきている。

最高に面白い新庄劇場が、いまそこにある。
ほんとうにやった男が、また、やろうとしている。いま、そんな「デジャヴ」の真っただ中。一度満喫しまくったオラだが、また味わえるのならば、もうこれは最後まで存分に楽しむしかない!

エスコンフィールドにも、行ってみたいなぁ。見たいなぁこれ。

駆り出された若い選手の生の声を聴けるのもいいのだが、この「勝利一丁締め」が終わった直後の、引き揚げる新庄監督の背中・背番号1。
なんかこれがとてもグッと来る。全てを物語っているような気がする。

と、楽しいシーズンはこれから、秋まで。
ギータ・山川・コンちゃん要するH軍は反則級の強さだけに、ここはなんとか喰らいついていってくれ!

というワケで、F軍にゲンキをもらいつつ、さあ、本業もガンバロウ! 青葉賞!

RSFC「♠J」対象レース


◎⑭コスモブッドレア
○⑰トロヴァトーレ

根っからの「穴馬体質」のゴールドシップ産駒の◎コスモブッドレアが、またもや人気薄モードの気配。2走前の京成杯でも、単勝47倍の10番人気で3着と、人気以上にお金になっているのだが、こういう「穴馬体質」の馬というのは、一回ドボンすると大きく人気を下げる傾向にあるので、次走のスプリングSでのハナ差4着で、これまた一気の人気下落ムードとなっているのが◎コスモブッドレアの現状。

ゴールドシップ産駒の東京での成績は、それほど特筆できるレベルではないのだが、平地重賞勝ち馬は6頭のうち、ウインキートス、ウインマイティー、ゴールデンハインド、ユーバーレーベンの4頭が、この春~初夏の東京開催での重賞でお金になっていることからも、この時期の東京開催に至っては能力次第でお金になることは証明されているので、それほど東京だからという懸念材料はない。

そして、母父は2世代しかいないというエルコンドルパサー産駒の菊花賞馬ソングオブウインド。これに菊花賞馬ゴールドシップをかけているのが◎コスモブッドレアということで、2000→2400mの距離延長がマイナスに作用するワケがなく、1週前追い切りでは南Wを破格の49秒台をマークと目下絶好調。最高の臨戦態勢でこの一戦を迎える。

デビュー以来、乗り替わりなくずっと石川ユキトが騎乗しているが、前走のスプリングSハナ差4着で学んだことは、「この馬には、33秒台の脚はゼッタイに使えないゆえ、とにかく瞬発力勝負は不向き。」ということ。
これ当然、管理する小野次郎センセイも解ったことだろうから、陣営の作戦は切れ味ではなく、スタミナ勝負に持ち込むことがこのレースでのミッション。ここまでやることが明確なのはむしろ買いやすい。

内の逃げ馬⑦⑧⑩3頭を前にして好位4番手追走を、ラスト800mからの外から早めスパートのマクリを仕掛けて先頭に立ち、そのままバテずに押し切り、35秒台の脚でも間に合ってゴールという競馬を、鞍上石川ユキトには取り組んでもらいたい。

というか、この戦法でしか◎コスモブッドレアがダービーの切符を得られる方法はないと思料しているが、これができるかどうかがすべてのカギ。やるか、やらないか。「やることやって負けたのであれば仕方ない!」と思えるくらいの、解りやすい早仕掛けを心底してほしく、馬群で密集していてはダメ!

思えば京成杯も2番手から4コーナーを回り、直線に入ると強気の先頭。しかしさすがゴールドシップ産駒。苦手の中山の急坂が堪えてその粘りは鈍って、ダノンテザイルや、後に皐月賞4着となるアーバンシックに交わされて3着と、負けはしたものの、強気の競馬自体は作戦として間違っていなかったのだ。急坂ではない、なだらかな府中の坂。どうにか減速せずにその2400m適性でクリアしてもらいたい。

○は、その◎コスモブッドレアに葉牡丹賞で先着し、弥生賞でも◎を打ったトロヴァトーレをもう一回。ある程度人気になるのは覚悟だが、前走の弥生賞は隣の人気馬シンエンペラーとスタート後に接触してエキサイトして自爆となったが、これを良い経験として、今度は接触せずに能力は発揮するものとして抜粋。ワンテンポ早めに抜け出す◎コスモブッドレアに、ラスト100で限りなく肉薄して、2頭でゴール。この結末をイメージしている。

単勝・複勝  ⑭
馬連・ワイド ⑭-⑰(本線)
馬連     ⑭-all(おさえ)


新体制、早く軌道に乗せたいと思っているので、よろしければサポートお願いします!(*^_^*) がんばって書いていきたいと思います。