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2019年3月21日にイチローが語った最後の言葉を我々(特に20代〜30代前半)は忘れてはいけない

こんばんは。


例に漏れず酔っ払っているので書きます。最近書くなぁ。


今日はイチローです。書くぞ、イチローについて。


イチローについてまず「何」を書くのか。

そこがすごく重要なことで、イチローというあまりに大きすぎる既に概念化してる「コト」について書き始めたらまぁもういくつエモい夜があっても足りないかもしれない。


だから今日はイチローが2019年3月21日、東京ドームでの現役プロ野球選手として最後の試合を終えた後の引退会見の1つのインタビューに対する回答だけに焦点を当てて書いていこうと思う。


インタビューアーがした質問はこんな感じ

「マリナーズ時代、何度か孤独感を感じたと仰っていましたが現時点ではどうですか?」


そしてそれに対してイチローが答えたアンサーがこちら(全文書き起こし)

「現在それは全くないです。今日の段階でそれは全くないです。まぁそれとは少し違うかもしれないんですけど、アメリカに来て、、、まぁメジャーリーグに来て外国人になったこと。アメリカでは僕は外国人ですから。このことは外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験ていうのは、、、まぁ本を読んだり情報を取ることは出来たとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので、、、孤独を感じて、、、まぁ苦しんだことまぁ多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと、今は思います。だから辛いこと、シンドイことから逃げたいと思うのはまぁ当然のことなんですけど、、、でもエネルギーのある元気な時にそれに立ち向かっていく。そのことは凄く人として重要なことなのではないのかという風に感じています。。。締まったねえ!最後!」


是非、音声表情眼光つきで観て欲しい。


これを俺が当時聞いていたのは今はもう無き大阪西成にあったイキダネゲストハウスのドミトリールームのベッドの中です。


この日は何を隠そう私の旅第一陣となる終幕となった日です。


この日の昼過ぎに、上海を発って3日経った船が大阪港に到着しました。


半年以上ぶりの日本。ゲストハウスのチェックイン時に旅の癖でパスポートをみせたら受付のお姉さんに「身分証は免許証とかでいいんですよ」と微笑まれたのはガチ恥ずかしい事として脳裏に刻まれている。


昼から久しぶりの日本を満喫すべく大阪の街に繰り出し、青信号でも横をキョロキョロしながら渡る自分に(東南アジア諸国だと信号関係なく突っ込んでくる国が多いので)なんとなくウキウキしながら、夜頃に携帯待ち受けに届いた一方「イチロー引退」


そして当日の夜中から1時間半にも渡って開催された引退会見を、YoutubeLiveを通してドミトリーベッドの上で見届けていた、俺。


そして最後に語られたこの言葉。


「あぁありがとう。イチローさんありがとう。今までも今すらもこれからも希望をありがとう」


これだけだった。俺が、俺たちが、イチローに魅せられてきたキッズが思ったのはこれだけだった。


前年3割8分7厘という訳分からん打率を日本で残して、当時27歳(28歳シーズン)のイチローが2001年にメジャーリーグに渡米、語るまでもない結果、希望を民衆に叩きつけ、18年後の3月21日。45歳(46歳シーズン)のイチローが語ったこの言葉の有り難みを俺たち(特に20代〜30代前半)は絶対に忘れてはならない。


当時25歳(26歳シーズン)、長旅から帰ってきてこの言葉を聞いた俺は、今まで2年9ヶ月この言葉に支えられてやってこれた部分があるといっても本当に過言ではない、過言ではないというかもはや適正。


調子に乗るなよ同世代(20代後半〜30代前半)


老け込むのも諦めて分かったフリをして知ったこと言うのももう寒い。やり飽きた。そこまで楽をして俺たちは何になる?

何かしても何もせずとも時間が無慈悲に経っていく感覚ももう染み付いてきた頃だ。

あの、あの、あの小学生時代、毎朝起きれば当たり前のようにヒットのニュースを日本に届けてくれていたイチローさんが残した言葉の意味を再考しよう。

最後にあの、イチローさんが残してくれた「人は老いる、だからやろう」(俺はそう受け取っている)

このメッセージをもう一度再考しよう。


俺たちは今この瞬間も、これからやっていく。いつだってこれからやっていく。

自分が自分として考えて、本当に心の底から納得できたことを、自分のためにやっていく。


俺たちは2019年3月21日にイチローが語った最後の言葉を忘れてはいけない。


明日からも自分だけの自分ごとを、コツコツやっていきましょう。

今、泣けるほど幸せだ。

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