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後期高齢者の世界がわかる~ほどほどがいいよという暮らしのコツをご紹介

私が後期高齢者の75歳になるまであと3か月余り。今はまだ後期高齢者予備軍です。その私はもうすでに高齢者(老人・年長者)の兆候をいっぱい持っていますからここで公開します。

今40代、50代、60代の人も後期高齢者(75歳以上)領域になると、ほぼこうなるのだという高齢者像の「参考値」になることを願っています。

眼:視力が近視から遠視に移行してきて見えずらい

<症状>白内障(中度)・飛蚊症(大きく少ないから小さく多いに移行中)
眼科の先生は目の寿命は70歳ころまでという。だから74歳の私もご多分に漏れず、軽度から中度の白内障になってきた。夏ごろには手術をする予定。悪い人の場合は、老齢化による加齢黄斑変性や失明の危険もある緑内障にもなる年齢がこの高齢者ゾーンです。

私は糖尿病があるために、年に2回の眼底検査をしているので細かい変化と症状の進行状況がわかり、まだ安心領域にいます。

昨年は数万円でメガネを新調しましたが、1年でもう近視が減り遠視が強くなりメガネの度が合わなくなった。高額のレンズを買ってもあまり貢献しなくなったのです。

耳:キーンと金属音がいつもしている

<症状>耳鳴りはお友達(気にしなければいい)
気にすればかなり気になるが、気を紛らすと全く気にならないのがこのキーンという音。高齢者になると聞こえ出すそうです。

足:足がかなり衰えている

<症状>ふくらはぎがつる、足の指がつる
今の私は、多少早歩きはできてもまったく走れない。正座ができない。胡坐あぐらもかけない。とにかく足の筋肉やひざが固くなり、無理すると痛い。今まで一度も転んでいないだけましと思います。

内科の先生曰く。糖尿病よりも転ばない方が大事ですよ。転んで歩けなくなり、寝たきりになって衰弱して死ぬ人が多いから。と、言われました。

好きな書道も、これからはデスクで椅子に座って書くことにしました。

人によっては60代後半から転ぶようになる。大抵は腕や手でなく顔面で受け止めてけがをする。額や唇が切れた人がいる。まあ、これが年を取るということだと思います。

NHKの番組で知ったことですが、足の指を踏ん張ってしっかり地面を捉えた歩き方をする人は転びにくいという話だった。確かにそう思う。足指のストレッチは大切ですね。

声:かすれて声が出なくなる

<症状>声が出ない、声が低く聞き取れなくなる
上手にカラオケが歌えることが自慢だった私も、今はひとりでいる時間が多く、とにかくしゃべらないので声が出ない。かすれ声がひどくなる。ああ、本当にジジイだ、これってと思う。

したがって対策を考えた。八代亜紀がなくなったのでSpotifyで舟歌を聞きカラオケバージョンで声出しした。少し声磨きができた。最初に何度もアイウエオを練習してから歌った。

そうだ、今度からカラオケで声出し練習をしようと決めました。声が出ればこれから先も元気に会話ができます。

胃:消化力が衰え食べる量が減る

<症状>胃が重くなり消化しにくくなる
朝ごはんや昼ごはんはそうでもありませんが、夕食で肉類を食べたり、大量に食べると、途端に胃が悪くなります。消化力が落ちたなという実感がありますから、胃腸薬が手放せません。

たまにはおなかのマッサージをして腹の筋肉(へその周り)をほぐしたりします。ここが弱いのです私は。

持病:大抵ひとつ以上ある

私の場合はⅡ型糖尿病です。日本人の3人に一人はこれにかかっています。この患者になり逆に長生きできそうです。理由は、食事の食べ方を研究してHeA1cが7.3から6.3まで短期間で落ちたことです。もうひとつは、3カ月に一度定期的に総合的な血液検査をしていることです。からだの異常を早期に知ることができます。

生活習慣病をいくつも抱える人は大変と思います。飲食の経営者の方にも多くの患者さんがいます。

40代・50代の方へ

まさか40代の体力や体の機能のまま年を取るって考えてませんよね。想であれば人生100年でも気楽ですけど。

あなたも70代にいつかなります。その時はここで読んだことが大筋同じになると思ってください。

健康寿命は「自分の面倒を90%以上自分でできる状態」を意味します。要介護2以下だそうです。幸せな人生設計のために、どこかで覚えていてください。

★体に取り入れる食べ物を選ぶ
(添加物の多いコンビニ食品・加工食品を減らす)
★運動をする
★十分に睡眠をとる
たったこれだけのことで、健康寿命は伸ばせます。


<暮らしの工夫をする>

出かける用事は1日に一つだけにする

今日も危うく詰め込みたがる自分自身に騙されるところだった。午前中は眼科に行って、午後は歯医者に行こう。一日忙しいと思い込んでいたが、「1日にすることはひとつだけ」と決めたことを思い出し、歯医者だけゆくことにしたら、途端に気軽な一日にコロッと変わった。


忙しい日の翌日はサボりの日にする

昨日はよく頑張ったねー!という日の翌日は、日向の猫のようにゴロゴロのんびりしてみましょう。この気分とコツを覚えていないと、高齢者になっても、現実のもろもろに押しくらまんじゅうされてしまう。それじゃ老後のゆったり感ゼロですから。

お金があるからでなく、年金暮らしであっても、くよくよ気にしすぎないでのんびり構えるということです。明日死んでも今日を極楽にするべきと思います。


限界集落の住人になった気分でのびーた感覚で暮らす

これって大事な思い方と思います。

人生の終わる日を自分で仮に決めて、したいことをすべて盛り込み実現させる

昨日自分で決めました。父親が亡くなったのが82歳。私は父親より1年間長生きして「83歳」まで健康寿命を保ってなくなる人生にしようと。

人生の期間が定まると、いつ死ぬかわからないという不確実性がなくなる。
死ぬまでの期間が決まれば、その間にし尽くしたいことのスケジューリングができて悔いのない人生が送れます。これって合理的ですよね。

父親のことばでひとつだけ気に入っているのが、「80歳から先は人生のおまけ」でした。私もまったく同感です。


この投稿が参考になりましたでしょうか。ポジティブになりましたか、ネガティブになりましたか。ポジティブに考えて一歩前に進みましょう。

健康寿命70歳超え+入院生活数年以内を経て死亡するのがおおかたのデフォルトのようです。すべての人に平等な条件がこれのようですね。

実際はどうなるか、人生旅行をやって確かめてみます。
(了)

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