たべ塾:店が開業後10年超えたら捨てるものと大きくするものを仕訳しないとこれからは生きられないのです!
10年経てば生まれたての子供は小学生になり、小学生は成人の20歳の大人になります。
同じように、「お店も年を取る」と考えてください。
ノウハウが固まり成長して、5年を過ぎたころから惰性とマンネリ化が進み、店舗は薄汚れてきて、接遇も慣れが主体になってきて、感動・感激が薄れてきます。
お店は5年経ったら長い下降線になり何もしなければ
創業から15年位で消滅するのが当たり前なのです
じゃあ、なぜあの店はずいぶん長くあるけど、どうして?ってことになりますよね。それは15年の長い月日の中で、小さな改善を繰り返し行ってきているからです。
◎内装のやり替え
◎メニューの一新
◎スタッフの教育
◎新メニューの登場
◎テイクアウトメニューの開始
など、いろいろなことを行ってきているはずです。
それで、15年で消滅するはずのお店が、20年、30年、40年と長く存続します。
でも改善・改革をやめてしまうと急速に劣化して業績不振になります
少なくとも、飲食業界では、
「これでやれやれ、一息つける」は無しです。
だから、飲食業が好きでたまらない人が、飲食業界向きです。
または、
飲食業という1店舗から一攫千金業種を武器に自己ドリームを実現したい人が、ひたすら売上数字を追求することで喜びになる人にも向いています。
老舗のお店がなくなるのはなぜか?
コロナ禍の渦中以降に老舗のお店がなくなるのは何故でしょうか?
実は、昭和の時代に大きく成長して地域のブランド化して資金も多く稼いだお店が、平成の中・後期以降から、業績の停滞や後退を景気のせいにして、大きな改革や見直しを行わないで、ブランド力を頼った経営を行ってきて「変えないことを主体に物事を考えて進めてきた」からだと思います。
いくら老舗であっても、もっともっと良くなるため、
「捨てる勇気」と「残すべきものを決めて、育ててより大きくする」
自助努力が必要だと思います。
手持ち資金が枯渇して、負債ゼロの企業が年商の半分以上負債がある店に変わる例が数多くあります。
儲かる老舗は新規客の獲得が上手!
ブランドに胡坐をかいていれば、そのお客さんの層は、5年、10年ごとに高齢化していって、やがて消滅します。
商売は、いつでも「穴の空いたバケツで水を汲むようなもの」です
穴から漏れ出る水以上に、新たな水を勢いよく注ぎ込まないと、手に持っているバケツは、永久に満水にはなりません。
この「新たな注ぎ込む水=新規客」と考えてください。
毎日、改善を行い、新メニューを考えて、
これでもか、これでもか!いうくらいに頑張ってちょうど良い
売上になります!
がんばりが持続できるコツは、「飲食業を飯より好き」と
思い込むことです。
飲食業の世界で学んだことをもっともっと、これからもお知らせします。
(了)
飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします