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「失敗」を解剖してみた~コンサルの自己分析

世の中に「失敗」はつきものです。気にしているのは本人だけというものから、大きな人災につながるものまであります。では、失敗という出来事を分解して考えてみましょう。(意見はあくまで私個人の考えです)

失敗は進化の原動力

私の3/4世紀の人生を振り返っても、恋愛や仕事や人づき合いの失敗を繋げたら、何百メートルというチェーン(鎖の輪)ができます。それくらい何もわかっていないで世に出た人間が、転び、けつまづいて痛い想いをしながら人生を生きてきたと思います。わからないからこそ失敗するしかないと思う。

失敗に価値がないかというと、私はでっかい価値があると思うのです。

この失敗ごとがあればこそ、どうして失敗した、こう思ったことが失敗につながったと反省して記憶にとどめることができます。そして、次に同じ場面に遭遇した時はこの経験を活かそうと思います

そういうプロセスで失敗が心の宝となるのです。

失敗は繰り返される

むかしは一度失敗したら忘れずに次に生かし、二度と同じ失敗をしないようにすると、四角四面に言われていましたが、一度体験した失敗は、二度三度あっても不思議ではありません。

失敗を気にせずに忘れてしまうこともあり、どこかで同じような失敗をしてしまいます。やはり心に刻みつけないと、どうしても同じ失敗につながるのです。

失敗はどこで失敗と決めつけるのか

失敗と判断される時は、一つの結果が出た時、一つの区切りに達した時に起こります。失敗という結論は、早すぎても弊害になりますし、遅すぎても対策遅れになります。

失敗は成功の元。完全な失敗は、もっと大きな失敗のボリュームを超える(成功のための)手段を打つと解消できます。個人でも企業でも同じですね。

あきらめた時、打つ手が見えない時こそ、失敗がはっきり見えると思います。ですから、諦めない、打つ手を必ず見つけることが、失敗しない最大の心構えです。


失敗に修復手段を被せると失敗でなくなる

コンサルの世界では、いい意味で自分自身で、この傾向は予期しない悪い結果(失敗)につながりそうだなと思えば、「感じ取った時点から修復手段」を講じます

経営者の方が月末の結果で成功か失敗かを判断するとすれば、コンサルは、実行しているプロジェクトを、日々の動き、週の動きを克明に観察しながら、最低3つのプランを考えて準備します。(プランの大きさにより予算や時間が必要です)

●軽度のアクションの第1修復プラン エネルギー小 1か月単位
●中度のアクションの第2修復プラン エネルギー中 3か月単位
●重度のアクションの第3修復プラン エネルギー大 6か月単位

3つの具体策を心の中に準備して、翌日から入念に手を打ちます。効果が出て改善されれば、その段階で修復プランは終了します。(日数は目安)

コンサル業では、契約上、経営結果責任はありませんが、提案責任はあると思います。したがって、気持ちの中では、経営者に連座した気持ちで、修復プランや経営プランを論じるべきと思います。

失敗しないと耐性が身につかない

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