３時

夜中、お酒が飲み足りなくて
最寄り駅にある自販機まで炭酸水を買い足しに行ったら、
間違えてソルティライチのボタンを押してしまった
 
パッケージが、よく買う炭酸水とちょっと似ていた
 
 
高校生ぐらいだったか、ソルティライチと初めて出会った時は、
こんなにうまくて、かつ塩分&水分補給ができる飲み物あるんだと感動して
夏には「これ好きなんだよね〜」と友人に言いながら飲みまくっていた
 
今となっては、友人など、いたか分からない
私は好きだったが、今は会っていない
私が一方的に友人だったと思っているだけかもしれない
 
 
酒以外で甘い液体を摂取するメリットを忘れてしまった今
間違えてソルティライチのボタンを押して、
「うわっ　甘いやつじゃん　いらね〜」と思った
 
でも、仕方ないから、取り出して一口飲んだら
得体の知れない夏の思い出が口の中に広がって
ウワッ！！　となってそれ以上飲めず
 
家に帰って冷蔵庫の一番見える場所に仕舞った
 
いつでも、夏の、特定できない日をやんわりと思い出せる
これは良い飲み物だ

 
 
今日は、朝起きた瞬間から「燃えるゴミの日だ！」と嬉しかった。
 
前回の燃えるゴミの日を逃し、
部屋にゴミが３袋溜まっていたので、早く捨てたかった。
 
燃えるゴミの日を朝から喜べること

「喜びの水準」が高いのか低いのか分からない。
 

燃えるゴミの日という、当たり前に訪れる日を喜べることは幸せか

燃えるゴミの日なんて、当たり前に訪れる日を喜んでしまうぐらい、日々に幸せが足りていないから不幸なのか
 
どちらの考え方が幸せか考えたら前者の方が幸せだと考えたのでそれが幸せだと考えることにした
 
 
 
今まで、酒を飲むことで発生するビン・カン・ペットボトルなどの資源ごみが溢れることが多かったけれど
今週は燃えるゴミの方が溜まった。

先週あたりに受けた健康診断で看護師さんに
「え、血圧、いつもこんなに高いですか。」
「もう一回測ってみてください」
「……さっきよりは下がりましたが、家でも測ってみて、ずっとこのような数値でしたら内科に行ってください。」と言われて
 
急いでアマゾンで血圧測定器を購入して
家で測ってみたがよく分からず

ネットで
「血圧　平均値　グラフ」
と調べたら、自分の血圧はやたらと赤いゾーンにあった。
 

内科に行くか…いや、その前に
毎日お酒を飲みすぎているのが原因では。
と名推理を繰り出し、
 
それ以来、気絶するまでウイスキーを飲むのをやめた。
 
そして、どうせなら健康を突き詰めてやろうと
毎日、スーパーで買った野菜や魚や肉を炒め続け、
 
そしたら　ビン・カン・ペットボトルで溢れていたゴミ箱は
卵の殻、アボカドの種、野菜の皮、魚の骨などでパンパンになった。

臭う。
 
だから燃えるゴミの日が嬉しい。

 
 
断酒、実は、毎年２回ほど行っている。
 
パターンは同じで、
体がマジでやばいかもと思った時に色々調べて、
不安になって、お酒をやめて
 
で、お酒をやめると
夜も意識が保たれたまま過ごすことができ、
生物として自然に眠り、
朝もスッキリとして目覚め、鏡を見ると浮腫んでいないため
 
“良く“生きられている気がする
 
 
そして、頑張れば可愛くなれるのではという気持ちになり、
あらゆる美容グッズを試したり、
映画を見たり、本を読んだり、
料理を作ったり、ジムに行ったり、

意識が保たれた夜だからこそ、いろんなことをするようになる。
 

これは
 
めっっっっっっちゃいいことで
 
デメリットはひとつもなく、
断酒に成功した人が
「二度とお酒なんて飲まない」と言っている気持ちがよく分かる。
 
酒を飲んでいた時間を全てこういった活動にあてていたら
 
今頃、私は…
 
 
 
 

ああ
 
今、お酒を飲んでいなかった世界線の自分がなれそうな職業や肩書きを色々想像していたけど
 
なかった
 
 
 
これは、そうだ、昨日寝る前にも考えたんだ
 
今の職業じゃない、別の道を歩んでいたら
もっと楽しかったのかなとか
 
 
考えたけど、今が一番いいじゃんとなる

なんて呑気なんだろう

 
この人に会えない人生じゃなくてよかった
会えてよかったと思う人が周りにいるから
 
でもそれは自分の力ではない
今のところ、この職業や世界に自分が向いているからとかではない
 
周りの人がすごいというだけで
 
私はなんでもないということを日々、思い知るばかりです
 
 
 
 
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断酒について語りましたが今は酒を飲んでいます