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フィカス・ベンガレンシス オードリー

前回の日記で、
これから夢の島熱帯植物館に行って、
植物を見て、怒りを鎮めてくる!
的なことを書きましたが、

行きまして、

左側に指入っちゃってる?こういう日差し?

心、癒されました。
行ってよかったです。
面白い。植物園。

まず天井がすごい高くて、
そこに届きそうな木々がたくさんあって、
見上げるだけで感動した。

この、ゾウタケという巨大な竹を見た家族連れのお母さんが、
「こんな竹に願い事吊るしたら、天の川まで届いちゃうね」
と言っていて、

それを聞いた私は、

「私からは生まれ得ない、なんて美しい発想なんだ!」
と、嫉妬に狂った。

ただ「すげぇデケェ竹だな〜」としか思ってなかったから。
そういえば私って、すげぇとか、デケェとか、
うめぇとか、めちゃくちゃとか、やばば〜とか、
あまり頭を使ってない感想が多すぎる。

反省。
まさか、でかい竹が反省に繋がるとは。
植物園って楽しい。


こういう、由来とかもちゃんと読むと面白いのですね。
「果実がネズミの糞に似ていることから付けられました。」
って、真面目な文章の中にいきなり「ネズミの糞」という言葉が出てきて笑ってしまったけど、「フン」って読むのかな?
私はネズミの「クソ」って読んだからなんか笑ったけど。

クソって〜〜! って。

植物園まで来て
クソで笑ってる
もう27歳なのに…


これは、矢印の先を見たが実がなっておらず、
あっ、よく見たら指は違う方向を指していると思い
そっちも見たが、なっておらず、
そもそもどこを見たらいいのか分からなくて
笑ったという写真です。

笑いに来てるわけじゃ無いけどなんかこういうのが好き


どうしたら、自然にこんなデザインになるの?
という植物の連続で、ものすごく楽しかった。

食虫植物のゾーンもあったけど、
もはや、わけがわからなかった。
「地中に小さな捕虫袋を多数持ち、捕虫袋についているドアの毛に触れると、急激にドアが内側に開き獲物を飲み込む」(ミミカキグサ)
などと植物の説明が書かれているのだけど、
どう進化したらそんなシステムができるのか?
恐ろしくてすごい。
私には捕虫袋もドアもないので、私よりすごい。

アリさんが食虫植物の周りをうろうろしていたので、
「逃げろーー!!!」と思いつつも、
せっかくだから捕食しているところを見てみたいな〜と
じっと待っていたが、アリが捕食されることはなかった。

アリ達も、仲間が食虫植物に捕らえられるところを
幾度となく見てきたのかもしれない。
「どうせ植物だろ?何も起こらないって笑」
と冷やかすように食虫植物の上を歩いてたら
バクーン!!とやられてしまった仲間
それを見て泣き叫ぶアリ達

そんなドラマが、
ここ、夢の島熱帯植物館では起こっている



途中、遠足か課外学習で、
いつまでも途切れない子供の列がワーっと押し寄せてきて、
追い抜かすのも申し訳ないし、
通り過ぎるのをあからさまに待つのもなぁと思って、
ちょうど横にあったバナナの木を、ものすごく熱心に見ている人のふりをした。
子供たちが通り過ぎるまで、5分ぐらい眺めていた。
バナナの木は、実は木ではなくて、茎なのだということを知った。

そしたら1人の子供が、「こんにちわ!」と元気に挨拶してくれて、
咄嗟に「こんにちわ」と返した自分の声が、
あまりにも小さく、低くて、驚いた。

植物園を見ながら、その日、
他にも色々なことを思ったはずだけど、
そんなことばかりが忘れられない。


売店に、観葉植物が売られていて、コーヒーの木を買った。
室内でも育てやすいらしい。

そういえば子供の頃、家族で植物園に行った時に、
コーヒーの木の葉の匂いを嗅いで、
全然コーヒーの匂いしないね、と言った記憶がある。
コーヒーの木を見るたびに、ふんわりと、
良い思い出がある気がするなぁと思ってたけどそれかな?

コーヒーの木の葉の匂いを嗅いで、
全然コーヒーの匂いしないね、と言った記憶のなにがいい思い出なのかは分からんけど、その日が楽しかったんだろうな



植物園に行ってから数日後、朝起きたとき、
「今日でっかい植物買いに行こう」と突然思った。

前々から家にでっかい植物を置きたいなと思っていたけど
なかなか実行に移せなかった。
けど植物園を見たあとで、植物への気持ちが昂っていたのか、
その日は急いで支度して、徒歩圏内のホームセンターに向かった。

最近、2年住んだ家を更新したので、
部屋の景色に飽きたくないなという気持ちもあり、
植物で部屋に彩りを加えたかった。

ちなみにこのガジュマルは2年前から家にいる。
セクシーな太ももに心を奪われて買ったけど、
家に帰ってガジュマルの育て方とか色々調べてたら
沖縄にある巨大なガジュマルの木の写真が出てきて、
「終わった…軽い気持ちで買ったけど、ガジュマルに家を支配されるんだ」
と怯え、
ヒィ、ヒィ、と思いながら水をあげていたがずっとこのサイズのまま。

もちろんそれは鉢が小さいからで、
後で書くけど、植え替えをします。



大きい観葉植物を探しにホームセンターに行くと、
ずら〜っと色々な観葉植物が並んでいる。
選ぶの楽しすぎる! と思ったけど、
自分の家に置ける観葉植物の種類は限られていて、

外に置かなくてもいい、耐陰性があることと、
同じ空間に置いてもペットに無害なこと。
(スナネズミを飼ってるので)

うわぁ!! 可愛い! と思っても、
「たっぷりの日光に当ててください」と書かれていたら
もう、うちではお迎えできない。
日当たりはいい部屋だけど、ベランダがないので。

あ、でも、
知らないうちに、最近、太陽の昇る方角に
マンションが建ってて、日当たりさえも微妙になってきた。

マンションってなんか、静かに建ちません?
知らないうちに建ってるマンションが多すぎる。
近づいたら工事の音とかうるさいのかもしれないですけど、
ちょっと遠くのマンションってめっちゃ静かに建たないですか?

どう思います?


私が植物園で見て衝撃を受けた
タビビトノキという植物が売られていて、
これにしようかな!? と思いましたが

フィカス・ベンガレンシス オードリーという
すごく可愛らしい木が売っていたのでそれに決めました。

ちなみに植物園にあったタビビトノキはこれ

でっかくて、そのでっかい先に葉が扇状についてるのです
画像検索してみてほしい! 


フィカス・ベンガレンシス オードリー(言いたい)を
レジに持っていくと、
店員さんに
「根が出ちゃってるので、真夏になる前に植え替えをした方がいいですね」
と言われる。

植え替えというものをいつかはしなければいけないことは知ってましたが、
買った時点で、もうその状態なのか…

リングフィットアドベンチャーで鍛えつつある腕にて
フィカス・ベンガレンシス オードリー(言いたい)を持ち帰り、

家に置いたはいいけど、

「植え替えしてくれシス…根が…狭いんでシス…」という
声が、鉢からずっと聞こえていた。


そんで今日!!!!!

先ほど、植え替えをしました。

ついでにガジュマルも!!


情け嶋(麦焼酎)もなぜか植え替えグッズみたいに写り込んでるけど、
全く必要ないです。
いつか飲んだのが置きっぱなしになってるだけ

この鉢底石が、砂糖のかたまりみたいで美味しそうすぎて
一個だけ口に放り込んでみようかと思ったのですが
匂いを嗅いだら、ちゃんと石だったのでやめた。

まずはガジュマルからやってみる。

小さいから簡単かなと思ったけど
根が複雑に絡まり合っていて、
ちょっと土を落とそうとすると
「ブチチ」という感触があり、
痛そう…という不安に苛まれ続ける。

植物に痛覚がないとは
我々が人間である限り言い切れませんからね

けど色んなサイトを見てたら結構思い切って
根をすっきりさせていたので
できる限り土を落として…

植え替え!

あの〜、普通に、
新聞とか敷いた方がいい!!!


そして緊張のフィカスさん植え替え

全然抜けないので
手作りプリンみたいに
周りにちょっとずつスコップを差し込んで空間を作り…

ズボッ!

強そうな根!!!!
ウォータースライダーだとしたらすごく複雑!
ウォータースライダーじゃなくて根でよかった


あとプリンあんまり作ったことないので
さっきのスコップの例えは合ってないかもしれないです

そして植え替え!

心なしか、こう見えます!


絵にするほどでもなかった

大きく育ってくれ!

(ちなみにペットに全く害がないわけではなくて
 かじっちゃったりすると
 樹液でかぶれたりするらしいので気をつけてください
 私も気をつけます)



今日は植え替えして一日が終わった。

何かを得るとかなかったし
誰とも会話しなかった。

けど植物が元気で育つといいな


明日は健康診断です。
起きてから8時間絶食しなきゃいけないらしい…

だから今日はウニ丼を食べる


フィカスにウニ丼を見せる

フィカスは言っている気がする

8時間絶食したら
逆に不健康になるんじゃないのかと。



なる。

ものわかりの良い植物だ

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